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2025年8月 9日 (土)

「ババンババンバンバンパイア」吉沢亮の落差

「国宝」が大ヒットとなって話題です。
職場では私の映画好きは知られるところとなっているのですが、普段映画を見なさそうな方から「『国宝』どうでした?」と聞かれることが多く、その反響の大きさに驚いたりしました。
その「国宝」の主演である吉沢亮さんの歌舞伎女形の演技も凄まじかったです。
普段の映像での演技とは所作も声の出し方も違うと思いますが、素人から見れば完成度が高く、女形を演じていたと思います。
また、感情を伴う演技も見事なものでした。
個人的には、吉沢さん演じる喜久雄が地方をどさ回りしている時に、ビルの屋上でただ一人踊っている時の姿が印象に残っています。
狂っていると言いましょうか、鬼気迫るような印象がありました。
そのようにシリアスな演技において、現在の日本の若手俳優の中でも存在感のある吉沢さんが別の側面を見せているのが、本作「ババンババンバンバンパイア」です。
何を見せているかというとコメディのセンスです。
本作で吉沢さんが演じるのは、森蘭丸(かつて織田信長の小姓であった)。
彼は実はバンパイアで戦国時代からずっと生き続けているらしい。
そして蘭丸は弱っていた時に拾ってもらった銭湯で住み込みで働いていて、その目的は銭湯の息子、李仁が18歳になった時その血を吸うこと。
その時までに息子が童貞でいられるよう、側で見張っているのです。
なんとも馬鹿馬鹿しい設定。
「国宝」と大違いです(笑)。
しかし、蘭丸は至って真面目に李仁を大切に思っており、それは恋をしているかのよう。
吉沢さんのコメディが面白いのは、端正なルックスであるにも関わらず、本人は真面目におかしなことをやっているという落差があるからなんですよね。
この落差が半端ない。
役柄的にも笑わせにいっているわけではないので、なおさら落差が際立ちます。
この落差はなかなか他の方では出せないかな。
「国宝」は今年のNo.1作品となる可能性もあり、吉沢さんもシリアスな演技ができる実力者として評価されると思いますが、本作のようなコメディのセンスもときどきは見せてもらいたいものです。
期待しています。

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