2024年を振り返って<映画>
年が明けてしまいましたが、昨年2024年の振り返りをしたいと思います。
昨年鑑賞した映画の本数は76本で昨年に比べて10本以上の増加でした。
かなり頑張って見にいった!という感じでした。
でも最盛期は100本以上だったわけで、今思うと、なんであんなに見れたのか自分でも不思議です(ヒマだったのかー)。
さて、今回の10本はこちらです。
順位はつけてますがランキングは参考程度に。
1.「デットブール&ウルヴァリン」
2.「はたらく細胞」
3.「シビル・ウォー アメリカ最後の日」
4.「デューン 砂の惑星 PART2」
5.「インサイド・ヘッド2」
6.
「オッペンハイマー」
7.「ルックバック」
8.「小学校 それは小さな社会」
9.「ゴールデンカムイ」
10.「夏目アラタの結婚」
1.「デットブール&ウルヴァリン」
順位は参考程度にと書いておきながら、こちらは圧倒的に抜けていたようにも思えます。
マーベルが停滞していると言われている時に、現れたまさに「マーベルの神」。
20世紀フォックス時代の2作が持っていた破天荒さに加え、マーベルスタジオ制作となって思い切りマーベルのIPを使えることになって大幅にスケールアップしました。
映像的にスケールアップするだけでなく、ストーリーもウルヴァリンのエピソードが入ったことにより、「デットプール」なのに胸に来るものになっていました。
今後「デットプール」としてのシリーズは内容ですが、他の作品への参加はあるようなので、そちらを期待したいです。
「アベンジャーズ」新作でソーとのあのシーンは観れるのでしょうか?
2.「はたらく細胞」
年末に公開されたこちら、最後の最後にいいものを見せてもらえました。
レビューでも書いた通り、キャラクターも世界観もストーリーも非常に魅力的。
特にあのコミックをベースに親子二人のストーリーに再構成したアイデアは素晴らしいと思います。
何度でも観たくなりますね。
3.「シビル・ウォー アメリカ最後の日」
ホラーでもなんでもないのに、なんだか空恐ろしい気分になりました。
本当に怖いのは人間そのものかもしれません。
本作を見た後で、アメリカ大統領はトランプ氏に決定。
なんだか現実の方もあんなふうになってしまうのではないか、と怖くなります。
4.「デューン 砂の惑星 PART2」
「デューン」は映画にするにはあの世界を形作るための情報量が多いため、なかなか難しい。
1作目は登場人物や世界観の説明と物語の導入で終わってしまった感はありますが、本作は動き出す物語が圧倒的なスケールで描かれます。
追われた尊き身分の者が、幾多の困難を越えて、復讐を果たし、再び地位に帰りつくという、古今で語られてきている王道なストーリー。
大河ドラマ的な物語力があります。
続編も制作は決まったということで、そちらも期待したいですね。
5.「インサイド・ヘッド2」
誰もが経験する思春期のモヤモヤをキャラクター化した感情で表現するというアイデアが素晴らしいです。
ただアイデアだけでなく、それぞれの感情が葛藤することが魅力的なストーリーにもなっています。
私自身が共感したのは新登場したキャラクター、シンパイ。
彼女が頑張っちゃうのもわかるんですよね。
6. 「オッペンハイマー」
原爆を発明した男の葛藤を描くクリストファー・ノーランの力作。
彼の作品は価値観の揺らぎを描いていることが多く、本作もオッペンハイマーという男の中にある両面を巧みな演出で表現しています。
重いテーマでありながらも、なぜかエンターテイメントとしてもしっかりと成立させることができるのが、ノーランのすごいところ。
7.「ルックバック」
これはたまたま試写会で鑑賞。
ですので、事前情報は全くなくて、これほど評判になるとは思いもしませんでした。
話があのような展開になることに衝撃を受け、でも最後は救われた気持ちになり、心を揺さぶられました。
それがたった1時間ちょっとの作品であったことも驚きです。
8.「小学校 それは小さな社会」
これは今も公開中のドキュメンタリーです。
この作品を知ったのは、映画の情報サイトなどではなく、ニュースサイトの教育関係の記事の中だったと思います。
普段見ることができない子供たちの学校での成長の様子が描かれており、一年間で子供たちが大きく成長する様に感動しました。
自分の子供もあんな感じで頑張っているのだろうな。
9.「ゴールデンカムイ」
邦画でもこのようなアクションエンターテイメントが作れるということを証明してくれた作品。
最初から最後まで息をつかせぬ展開で圧倒されました。
それゆえ、続編がWowwowでしか見れないという展開に少々不満もあります。
10.「夏目アラタの結婚」
こちらも試写会で見ました。
先を予想させない展開で、最後まで目が話せない作品です。
圧巻なのは黒島結菜さんの演技。
彼女の演技が本作を一段高いレベルに上げていると思います。
最後にワースト三作品です。
前回は該当作品なしでしたが、今回はあります。
「変な家」
「ブルー きみは大丈夫」
「スオミの話をしよう」
です。
「変な家」
映画は人が入ったようですが、個人的に何がいいんだか全くわからなかったです。
プロットは面白そうに思ったのですが、ただのB級ホラーな展開で興醒めしました。
原作とはかなり違うということなので、どうしたんでしょね。
「ブルー きみは大丈夫」
作品自体はそんなに酷いものではなかったかもしれません。
しかし、レビューでも書いたようにタイトルがミスリードをさせていて、それが作品の印象に大きく影響を与えています。
タイトルもちゃんと丁寧に考えて欲しいものです。
「スオミの話をしよう」
三谷幸喜さんなので期待度が上がりすぎていたかもしれません。
三谷さんが長澤まさみさんを撮りたかったんだろうなあ。
| 固定リンク
コメント