「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」見事な大団円
ジェームズ・ガン監督による「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ、本作にて3部作の完結となります。
まさに大団円と言っていいでしょう。
1作目公開当時はマーベルのヒーローの中でも無名と言っていいこのチームですが、それから9年経ち誰もが知るヒーローとなりました。
これまではこのチームの中でも主人公であるスター・ロードことピーター・クイルの物語が中心でしたが、本作で中心となるのはロケットです。
本作では彼の悲しい過去のエピソードが紐解かれ、彼の運命に大きく関わっていたマッド・サイエンティスト、ハイ・エボリューショナリーがヴィランとなります。
今までのMCUのヴィランの中には、気持ちに共感できる者もいましたが、ハイ・エボリューショナリーについては全く共感できる点がありません。
彼が目指すのは”完璧な種族”。
それを生み出すために、彼は実験を繰り返し、多くの生物を犠牲にします。
その一人がロケットだったわけです。
彼は今の生物は不完全であり、それに手を加えることにより”完全な種族”を生み出せると信じて疑いません。
ハイ・エボリューショナリーは自分に歯向かうロケットに対しその理由を問います。
それに対し、ロケットは「ありのままを否定した」からだと答えます。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々は、いわばはぐれ者です。
彼らは皆、何かを失い、世の中から爪弾きにされた者なのです。
彼らはガーディアンズを家族のように感じています。
彼らだけが、自分のありのままを受け入れてくれているからなのでしょう。
ドラックスは”破壊者(デストロイヤー)”と呼ばれた鼻つまみ者でした。
ネヴュラは世界を一度滅ぼしたサノスの手先となり殺戮を繰り返してきました。
マンティスもエゴの命令のまま従い、生きてきました。
他のメンバーも皆、多かれ少なかれはぐれ者です。
ガーディアンズだけが、自分をありのままに受け入れてくれた場所であり、家族であったのです。
完結編となる本作で、ガーティアンズたちは家族の一員であるロケットのため、命懸けで戦います。
本作が大団円であったというのは、メンバーの皆が一度は失ったものを手に入れることができ、幸せになることができそうであったからです。
ドラックスは多くの孤児たちの父親として生きていくこととなり、かつて愛娘を失ったことによる心の傷が癒やされていくのでしょう。
クラグリンは、尊敬するヨンドゥから引き継いだ矢を操るようになり、正真正銘の後継者となることができました。
ロケットもかつて友たちを救えなかった無念を乗り越え、はみ出し者たちの拠点ノーウェアのリーダーとなりました。
そしてピーターは地球に戻り、唯一の家族である祖父と暮らすことに決めたのです。
監督のジェームズ・ガンはこのシリーズでも、そしてDCの「ザ・スーサイド・スクワッド」でもはみ出し者たちを好んで描きます。
ありのままを受け入れてくれる場所、家族を描きます。
ガンはDCに移籍しましたが、次回作は「スーパーマン」の若かりし頃を描くということ。
ガンらしい「スーパーマン」を期待したいところです。
またガーディアンズのメンバーの多くは離脱してしまいましたが、ロケット率いる新生ガーディアンズにはアダム・ウォーロックや、フィラが加わっているので、こちらも何かしら物語が続くのを期待したいところですね。
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投稿: スーパーコピーヴィトン | 2024年10月18日 (金) 00時21分