2023年1月22日 (日)
2023年1月15日 (日)
「モリコーネ 映画が恋した音楽家」二人のモリコーネ
2023年1月 4日 (水)
「かがみの孤城」戦士の休息所
2023年1月 3日 (火)
「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」二つの価値観の相剋
2023年1月 2日 (月)
2022年を振り返って<映画>
2023年に入ってしまいましたが、昨年の振り返りです。
21年の年間鑑賞本数は63本でしたが、22年は1本だけ増えての64本でした。
かなり観たぞ、という感覚でしたが、前年と同じくらいという結果でした。
なかなかこれ以上は厳しいですかねえ。
それでは22年の年間ベスト10のご紹介をしたいと思います。
順位はつけていますが、あまりシビアではなく、気に入った10本くらいな感じでご覧ください。
1.「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」
2.「トップガン マーヴェリック」
3.「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」
4.「すずめの戸締り」
5.「THE BATMAN -ザ・バットマン-」
6.「ハケンアニメ!」
7.「ブレット・トレイン」
8.「シン・ウルトラマン」
9.「ナイトメア・アリー」
10.「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
1.「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」
22年の最初に見た作品がこちらでした。
色々噂はありましたが、過去のトミー・マクガイア、アンドリュー・ガーフィールドがトム・ホランドと並び立つ、ということの衝撃度はあまりに強い印象を残しました。
それだけではなく、トム・ホランドのスパイダーマンが真のスーパーヒーローとして覚悟を決めるシーンなどはあの名セリフをここでこの人に言わせるか!というアイデアもあり、強い感動を受けました。
アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンが心に負った傷を自ら癒すことができたことなども、過去作品への愛情を感じ、ただのマルチバースのアイデアの展開では終わらないマーベル愛が詰まった作品だと思いました。
2.「トップガン マーヴェリック」
いまだに劇場で公開され続けているという22年最大のヒット作品。
リアルタイムで「トップガン」を観たものとしては、オープニングよりあの頃の気分を思い出し、気分が上がりました。
ダビングしたビデオを何度見たことか!
そういうシーンだけでなく、登場人物たちも過去作から年月を経て、このようになっているということも丁寧に描写されているところも好感が持てました。
また、劇場の大画面で観ることの良さを再認識させてくれる作品であったと思います。
3.「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」
タイトルのブラックパンサーを演じていたチャドウィック・ボーズマンの死去という出来事で大幅に脚本を変更せざるを得なかった本作。
しかし、そのようなリアルでの逆境を物語の中でも国王の死去という出来事として描き、見事に物語として昇華させました。
大切な者の死をそれぞれの登場人物が受け止めきれないながらも、彼が大切にした国の最大の危機に面して、人々が立ち上がり、彼の死を受け止めていくというストーリーを生み出せたのは奇跡的と言えるでしょう。
4.「すずめの戸締り」
あまり同じ映画を2回観ないのですが、本作は2回観ました。
2回とも6歳の娘と一緒です。
自分も人の親なので、自分の子を残して逝くというのは無念があると思います。
幼いすずめが母親を探しながら、雪の中を歩いているシーンは何度見ても涙がこぼれます。
こちらの作品も「ブラックパンサー」と同じく、大切な人の死をどう受け止めるかということがテーマになるかと思いました。
また今までの新海誠監督の作品とはちょっと違い、主人公は自分のためよりも人のために動くというのが、新鮮でもありました。
5.「THE BATMAN -ザ・バットマン-」
若き日のバットマンを描いた作品。
「バットマン」というIPは今までも名作が作られてきましたが(そうでないのもありますが)、それとはまた違う表現で、この作品の懐の深さを感じます。
バットマンの心の中にある闇に最も踏み込んだ作品であるようにも思います。
本作のバットマンは正義のために戦うヒーローというよりは、己の中にある復讐心の発露として悪と戦っています。
その危うさが本作の魅力ですね。
6.「ハケンアニメ!」
これだけ映画を観ていると、年に何作かは全く期待していないのに、とても良かったという作品に出会うことがあります。
この作品がそれですね。
お仕事ムービーといえば、それまでなのですが、2人の主人公がそれぞれ自分の作品に込める思いが、ヒリヒリとするほどに緊張感がありました。
物を作り出すことの達成感、それに至る苦しさがとても共感性高く描かれていました。
7.「ブレット・トレイン」
もう、こういうぶっ飛んだ作品は大好き!
最近はあまりこういうの少なくて残念なんですけれどね。
ブラット・ピットの巻き込まれキャラが徹底していて楽しかったです。
真田広之さんもかっこよかったですね。
8.「シン・ウルトラマン」
こちらもオリジナル作品へのリスペクト溢れる作品でした。
ウルトラマンにキャラクター性を持たせるというアプローチは新鮮でした。
最近ではこれは珍しくないですが、初代ウルトラマン自身がどのように感じていたかは描かれていなかったので、この目の付け所は庵野さんならではかもしれません。
順位が上位でないのは、ウルトラマンとメフィラス星人のキャラは魅力的でしたが、それ以外のキャラが薄かったためと、あまりにアングルが実相寺昭雄監督風すぎてちょっとウザかったからです。
9.「ナイトメア・アリー」
これはもう最後のセリフですね。
脚本も演技も素晴らしい。
ギレルモ・デル・トロらしい耽美な雰囲気もいいですね。
10.「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」
映像は文句なしに素晴らしい。
劇場でなくてはこの迫力は味わえず、劇場へ観客を呼び戻すパワーを持った作品。
しかし、相変わらずストーリーテリングはイマイチなジェームズ・キャメロンでありました。
10位までに入りませんでしが、「カモンカモン」「キングダム2 遙かなる大地へ」「ザリガニの鳴ところ」「ラーゲリより愛を込めて」が次点になります。
さて最後に恒例のワースト3作品。
「モービウス」
「峠 最後のサムライ」
「バイオレンスアクション」
「モービウス」
MCUの作品はそれぞれ吟味されて作られている印象がありますが、どうもSSUの作品は作りが荒っぽい印象です。
「ヴェノム」もそうなんですが、もっとキャラクターを深堀したほうが良いのじゃないかな。
安っぽい作りのMCUに感じられてしょうがないです。
「峠 最後のサムライ」
高い評価をする方もいるようですが、私は描かれている価値観が合わず、評価できません。
原作が昔の作品なので、致し方ないのかもしれませんが。
「バイオレンスアクション」
何がやりたいんだか???
「ブレット・トレイン」くらいまでぶっ飛んでくれれば面白いのに。
そのくらいを期待していました。
今年は次点で入ったいたような、もう少し派手目じゃない作品を多く観ていきたいのですけれどね。
時間が許さないので、どうしても大きな作品に偏りがちです。
去年はレビューが遅れ気味で、感想を書く時記憶が薄れていたりしたので、今年は早めのレビューを心がけたいです。
今年もよろしくお願いします。
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