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2022年8月11日 (木)

「劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア」尺が短く印象薄い

通常、夏の「仮面ライダー」の劇場版は単独作品で1時間半弱くらいの尺で公開されることが多いですが、本作はほぼ1時間と例年よりもかなり短くなっています。
そのせいか、内容的にはやや薄く、掘り下げが甘い印象です。
テレビシリーズがかなり凝ったストーリー展開なのに対して、物足りない印象が残りました。
「仮面ライダー」シリーズの単独作品は、テレビシリーズと同じ時系列に設定されるタイプと、パラレルワールド的な世界のタイプと分けられますが、本作は前者。
ちょうど放映されているテレビシリーズとほぼ同じころの出来事のようです。
テレビシリーズ第47話ではジョージ狩崎が五十嵐家を襲ったところですが、彼の悪魔が劇場版でのヒールとなっており、狩崎を中心にテレビと劇場版が密接にリンクしています。
この手法は両方を盛り上げるには有効かもしれませんが、劇場版単体として見ると、ちょっと分かりにくく、それが内容の薄さにつながっているような気がします。
「仮面ライダー電王」の劇場版も同じような印象でした。
私にとって歴代平成ライダーの劇場版の最高傑作は「仮面ライダーW」で、これもテレビシリーズと同じ時系列の作品ではありましたが、単独作品としても見応えのある作品として仕上がっていたように思います。
最近では「仮面ライダーゼロワン」の劇場版も良かったですが、それらと比べるとストーリーの密度がやはり低い。
監督は「仮面ライダーW」や「仮面ライダーフォーゼ」の坂本浩一さんなので、多人数ライダーのアクションは見せ所がたくさんあります。
それぞれのライダーのかっこいいところを見せる手腕はさすがだと思いますね。
とはいえ、ストーリーが物足りない。
同時上映の「ドンブラザーズ」が短尺ながらキレキレだったのに比べて、残念な印象は残ります。

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