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2022年7月10日 (日)

「ザ・ロストシティ」 80年代の懐かしさを感じる

懐かしい香りのする作品でした。
80年代「レイダース」以降、「ロマンシング・ストーン」など秘宝探検アドベンチャーのジャンルが多く作られましたが、その当時の感覚が蘇ります。
そのジャンルの中でひとつ大きな特徴であったのが、主人公男女の間のロマンティックコメディ的な要素でした。
「インディ」シリーズの中でも特に「魔宮の伝説」でのインディとウィリーのやりとりもそうでしたし、「ロマンシング・ストーン」などは全編コメディの要素が強かったと思います。
本作では女性が主人公で男性(見栄えがいいだけのモデル)が添え物的な扱いなのが現代的ではありますが、基本的には80年代のアドベンチャーコメディの要素が色濃く出ていると思います。
その主人公ロレッタを演じるのがサンドラ・ブロック。
サンドラ・ブロックが一般的に名前が売れたのはキアヌ・リーブスと一緒に出演した「スピード」ですが、その中で彼女が演じたアニーもコケティッシュな魅力があったキャラクターでした。
そのためかサンドラはシリアスよりもコケティッシュでチャーミングな女性がマッチするイメージが強いです。
ですので、本作のようなキャラクターは彼女にベストマッチだと思います。
それもそのはずで本作のプロデューサーに彼女も名を連ねていますので、自身でも自分の強みを理解してこの作品を作ったのだと思われます。
作品としては冒頭に書いた通り、80年代のアドベンチャーコメディの懐かしさは味わえたものの、そのせいか特段に目を引くようなところもないというのが正直なところです。
ブラッド・ピットが非常に勿体無い使われ方をしているのが、面白かったですけれどね!
今度日本で公開されるブラッド・ピット主演の「ブレット・トレイン」にサンドラ・ブロックが出演しているので、その縁で出たということらしいです。

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