「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」主人公の存在感薄くないですか・・・?
この「魔法ワールド」シリーズの主人公はニュート・スキャマンダーのはずですが、回を追うごとに存在感が薄くなってきているような・・・。
タイトルにあるようにダンブルドアとグリンデルワルドの存在感が圧倒的です。
グリンデルワルドを前作まで演じていたのはジョニー・デップでしたが、諸事情により本作からはマッツ・ミケルセンに変更となりました。
見た目の印象が全く違うので戸惑うところはありますが、本作で描かれた過去のダンブルドアとの関係性を踏まえるとミケルセンの方がマッチしているようにも感じました。
ジョニー・デップはちょっと軽そうな印象もあるので、ダンブルドアが惚れるかしら?という感じも受けますので。
本作はどうしてもグリンデルワルドの野望に対するダンブルドアという構図になっているので、ニュートを始め前作までの主要メンバーの描き方が薄くなっているように思います。
前作の最後でクイニーがグリンデルワルド側についたことによる、ニュートやジェイコブたちとの葛藤がもう少し描かれると良かったような気がしますが、割とあっさりとだったので物足りない感じがしました。
クリーデンスのバックグラウンドの話も突然明らかになりましたが、ちょっと唐突な感じはありました。
彼はこのまま退場してしまうのか、この後の物語に何かしら絡んでいくのかまだわかりませんね。
このシリーズは5部作予定ということですが、なんとなく完結してしまうような終わり方にも感じられました。
グリンデルワルドは死んではないようなので、また何かしらの企みをするのかもしれませんが。
クリーデンス役のエズラ・ミラーが逮捕されたり、ジョニー・デップの件があったり、また脚本のローリング自身も色々物議を醸しているようなこともあり、なかなか前途多難なシリーズです。
無事に終わることができるのでしょうか。
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