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2022年3月19日 (土)

「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021」今、自分にできること

昨年春、公開寸前でコロナの感染がひどくなり延期となってしまった「ドラえもん」の新作映画。
ですので、タイトルは「2022」ではなく「2021」となっています。
今年もまた公開直前にロシアによるウクライナ侵攻という世界的事件が起こり、物語と現実が妙にシンクロナイズしている感じもいたします。
子供時代に「ドラえもん」にハマり、映画も欠かさず見ていましたが、中学生になるくらいには当たり前のように卒業。
前回の作品から再び娘と一緒に観にいくようになりました。
前作である「のび太の新恐竜」も過去作のリメイクでしたが、本作も同様にリメイクです。
しかし、前作が公開されていた時は私はすでに卒業をしていたので、初めて見る物語となります。
「ドラえもん」という作品は子供向けではありますが、人にとってとても大事なことを伝えようとしているところがあります。
私も子供の頃に色々と学びました。
本作では戦争や独裁ということをどう考えるかということがテーマであるかと思います。
冒頭で書いたように今の世界情勢に妙にシンクロしてしまうところですが、独裁というものの危うさ、正しいことを正しいと言えなくなることの不自然さを子供たちにも感じ取ってもらいたいと思います。
それに対抗するために戦え、ということまでは言えません。
ただ本作で登場人物たちが何度か言っていたように「今、自分にできることをやる」という考えは大切だと思います。
現在世界で起こっていることに対し、もちろん義勇兵に参加せよ、などと言うつもりはないのですが、それでも自分ができることは何だろうと考えれるようになってほしい。
人道支援のための寄付をするでもいい。
正しくないことにちゃんとモノを申し、自分ができることをちゃんとやる、そういう小さいけど大切なことはしていってほしいと思いました。

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