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2022年3月22日 (火)

「ガンパウダー・ミルクシェイク」いい拾い物!

痛快!爽快!こんな映画が見たかった!
映画を色々見ていると時々、あんまり期待していなかったのに、いい拾い物をしたと思える時があります。
まさにこの作品はそれ!
女性が活躍するアクションは好きで、最近では「355」も面白かったのですが、あちらは「007」「ミッション・インポッシブル」的な正統派スパイ映画。
こちらはタランティーノの「キル・ビル」的なマニアックで過激なカルト的なテイストがプンプンです。
監督はイスラエルのナヴォット・パプシャド。
全然知らない監督ですが、以前に撮った「オオカミは嘘をつく」(私は未見)をタランティーノが絶賛したらしいですね。
パプシャド自身はタランティーノだけでなく、ヒッチコックや黒澤明、セルジオ・レオーネから影響を受けていると言っていますが、そもそもタランティーノもその辺りから影響を受けていますからね。
日本も好きらしく、主人公サムが着ているTシャツには怪しげな日本語が書いてあるし、最初のシーンの衣装はまるで「女囚さそり」ですし、十分に伝わってきます。
アクションシーンは過激かつキレがある。
後半の図書館でのガンアクションもなかなかに良いですが、私が好きなのは中盤の三バカとの対決シーン。
サムは両腕に麻酔を打たれて自由が利かない中、メスと拳銃をテープで括り付けて応戦します。
その辺にあるものを臨機応変に使ってアクションをしていく様はジャッキーの映画にも通じるところも感じます(もちろんジャッキーにも影響を受けているらしい)。
ここのシーンだけでも一見価値ありです。
ところどころ入ってくるスローモーションを効果的に使った演出はジョン・ウーっぽいですし。
好きな映画の要素が詰まっていて、たまりません。
主人公サムは背が高く、手足も長くて、アクションが非常に見栄えがよろしい。
「キル・ビル」のユマ・サーマンに通じるカッコよさですが、これは誰だ?と思って調べたらカレン・ギラン。
どっかで名前を聞いたことがあるような・・・。
さらに調べたら「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」のネヴュラでした。
あちらでは特殊メイクバリバリだったので、素顔を知りませんでした・・・。
現在35歳のようですが、童顔な感じがあるので、今回の役柄に非常に合っていました。
これからもアクション続けていってくれないかな。
本作十分続けられる要素はあるので、第二弾を期待したいところです。

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