2021年を振り返って<映画>
2021年最後に鑑賞した作品のレビューが遅くなってしまったので、振り返りもちょっと遅くなってしまいました。
昨年劇場で鑑賞した作品の数は63本でした。
久しぶりの60本越えとなりましたが、過去の記録を見てみると2014年の93本以来となります。
結構見たなという感じですね。
今年は洋画の公開数も増えたので、洋画もたくさんみることが出来ました。
では早速ベスト10の紹介です。
1.「ザ・スーサイドスクワッド"極”悪党、集結」
2.「ノマドランド」
3.「すばらしき世界」
4.「シャン・チー/テン・リングスの伝説」
5.「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」
6.「オールド」
7.「劇場版 きのう何食べた?」
8.「護らなかった者たちへ」
9.「るろうに剣心 最終章 The Beginning」
10.「パンケーキを毒味する」
1.「ザ・スーサイドスクワッド"極”悪党、集結」
ジェームズ・ガンのセンスが爆発した作品で非常に良かったです。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」も良いのですが、マーベルだと抑えるべきポイントがいくつかあるので制約があるように思いますが、こちらについては全くリミッターがない感じが良かったです。
オープニングから無駄に死にますし。
登場するキャラも全てがエキセントリックでパワフルでした。
ハーレイ・クインも今までで一番良かったですね。
2.「ノマドランド」
「エターナルズ」は入れなかったのですが、クロエ・ジャオのアカデミー受賞作品は入れました。
ランキングで入れたいくつかの他の作品にも共通するのですが、今の時代に生きる人々を描いている作品に心揺さぶられました。
社会の仕組みの中でスポッと穴に落ちてしまい、顧みられない人々の生き様にクロエ・ジャオのカメラは寄り添っています。
この監督の良さはリアルな空気感の表現なのだと思います。
「エターナルズ」でもマーベル作品でありながら、空気感を非常に気にしているなと感じました。
3.「すばらしき世界」
こちらも社会の中で顧みられない人を描く作品。
西川美和監督の作品は見るのにエネルギーがいるのですが、それだけに非常に心に刺さる作品です。
あるレッテルを一旦貼られてしまうと、今の社会はなかなか生きていくのが難しい。
本来はそのような人々を救っていく仕組みでなければいけないはずなのに、それが出来ていない。
もし自分がそのような人々の近くにいたときに、公正に付き合えるのかと言われるとなかなか難しいという心情もあります。
ランクインにはしませんでしが、「ヤクザと家族 The Family」も共通するテーマだと思います。
4.「シャン・チー/テン・リングスの伝説」
マーベルの新ヒーローのデビュー作。
一見地味な印象を与えるヒーローでしたが、アクションシーンも見応えがありとても良かったです。
ジャッキー・チェンの世代ですのでカンフーアクションは大好物ですので。
トニー・レオンの存在感がありました。
5.「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」
Qでどこに行ってしまうのかと不安になってしまいましたが、最終作で力技で大団円に持っていきました。
いろいろ意見はあるかと思いますが、個人的には納得できた終わり方だったと思います。
子供はどこかで大人になるというなのだと思います。
最初にこのシリーズに触れた時は独身でしたが、すでに結婚し、子供もできた立場で見るとこの終わり方はしっくりいきます。
「エヴァンゲリオン」というシリーズはこの作品にいつ触れ、見たかというタイミングで大きく受け止められかたが変わる作品なのだろうと改めて思いました。
6.「オールド」
久しぶりのナイトシャマランの作品。
大どんでん返しのイメージが強い彼ですが、真骨頂は日常の中に非日常がじわじわと進捗してくるところからくる恐怖が彼の真骨頂だと思います。
本作はその様な彼らしさがうまく出ていた作品であったと思います。
どんでん返し感は薄かったですが、そのらしさを評価したいです。
7.「劇場版 きのう何食べた?」
人気ドラマの映画化作品です。
テレビシリーズの頃から主人公を演じる西島さんと内野さんの雰囲気が素晴らしい。
何気ない日常を描いている作品ですが、こういう時代だからこそ何気ない時が大切であると思います。
それはゲイだろうとなんだろうと関係なくて、どのような人々にとっても大切な人と過ごす日常って大事なのだなと改めて思いました。
8.「護らなかった者たちへ」
中山七里さん原作の作品なので、最後のどんでん返しはさすがだと思います。
しかし、それよりも「すばらしき世界」「ヤクザと家族 The Family」にも通じる社会に顧みられなかった人々を描き、社会の課題を浮き彫りにします。
全ての人を救うのは難しいことですが、それでもなんとかしなければならないと感じさせてくれる作品でした。
9.「るろうに剣心 最終章 The Beginning」
「るろうに剣心」シリーズの最終作。
剣心という人間を掘り下げた作品であったので「The Final」よりもこちらの方が好きでした。
こちらを見てからシリーズを最初から見てみたいですね。
10.「パンケーキを毒味する」
コロナ禍において政治に対してずっとモヤモヤしておりましたが、本作を見て溜飲を提げた感じがしました。
東京ではほぼ単館での公開でしたが、やはり同じ思いをしている人が多かったせいか異例のロングランとなっていましたよね。
菅総理は続投できなかったですが、本作の影響も少なからずあった様な気がします。
ここまでがベスト10でした。
番外編としては「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」があります。
こちらの作品は公開は2020年でしたが、見たのは昨年のお正月でした。
とても良い作品でしたが、さすがに2021年のランキングに入れるのはどうかと思い外しました。
さてワーストに関してです。
「新解釈・三國志」
「妖怪大戦争 ガーディアンズ」
「信虎」
です。
「新解釈・三國志」
やはり福田監督は私は合わない様です。
面白さがわかりません。
「妖怪大戦争 ガーディアンズ」
三池監督も最近なんか合いません。
昨年の「初恋」は良かったんですけれどね。
「信虎」
映画としての体を成していない気がします。
今年は劇場は通常営業で一年間通していけるでしょうか。
オミクロン株が広がっているのも気になります。
みなさんが健康で、劇場で映画を鑑賞できるように・・・。
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