「映画おしりたんてい スフーレ島のひみつ」 ミステリーの入門に最適
これまた娘と一緒に見に行ってきました。
「おしりたんてい」も娘が最近どハマりしているアニメの一つです。
「クレヨンしんちゃん」といい「おしりたんてい」といい、どんだけ「おしり」が好きなんだ・・・。
それはさておき、娘がこのシリーズが気に入っているのは犯人を当てたり、迷路を解いたりするような、ちょっと考えてみるところらしい。
そういえば自分も小さい頃から推理もの、ミステリーは好きでした。
江戸川乱歩の少年探偵団シリーズは学校の図書館で借りてほとんど読んでいましたね。
なのでこのシリーズは娘と一緒にテレビを見ていても、自分でも結構楽しめたりします。
子供のミステリーの入門編として最適ですね。
登場するキャラクターも皆なかなかに魅力的。
まずおしりたんていが、まさに名が体を表すの言葉通りに顔がおしり・・・。
そんなお茶目な容貌なのに、そのキャラクターはまさにジェントルマン。
レディには優しく、どんなピンチでも焦る様子は見せません。
そして必殺技が嗅いだ者を悶絶させる「屁」。
毎回ここぞと言う時に「失礼こかせていただきます」との言葉とともに屁を放りますが、水戸黄門の印籠というか、ある種パターンの快楽のような感じがあります。
この時のBGMが「必殺仕事人」の仕事の時の音楽っぽいところもセンスが良いです。
相棒を務めるのはブラウンという少年。
明智探偵の助手である小林少年のような役回りでしょうか。
ちょっと頼りないところはご愛嬌です。
おしりたんていに事件を依頼するわんころけいさつのトップがマルチーズ署長。
見た目は本当に小さい子犬なのですが、屈強な大型犬の刑事たちを引き連れ、事件に挑みます。
丸い物に目がないのがカワイイ。
そして探偵といえば、必要なのはライバルとなる犯罪者です。
明智小五郎に対しての怪人二十面相、シャーロック・ホームズに対してのモリアーティ教授、銭形警部に対してのルパン三世(最後はちょっと違うか)。
おしりたんていのライバルと言えば、変装の名手である怪盗U。
彼はエレガントかつ華麗に美しいものを盗みます。
今回の映画では怪盗Uも大きな役割を担います。
彼は盗賊ではありますが、汚い手は使いません。
彼は何者にもとらわれず自由であり、自分の価値観である美しさにだけ拘ります。
本作のゲストキャラであるスフーレ島のルルは彼の自由さに惹かれます。
おしりたんていと怪盗Uの対決もなかなか見どころありますし、大人でも結構楽しめます。
無論、娘もものすごく集中して見ておりました。
将来ミステリー好きになるかしら。
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