「モータルコンバット」(2021) ゲームの観客のように楽しむ
人気格闘ゲーム「モータルコンバット」の実写映画作品。
以前ジョン・W・S・アンダーソンによって映画化され、彼の出世作となりました。
とはいえ、私はゲームもやったこともないですし、前作も見ていません・・・。
ではなんで見に行ったかなんですが、久しぶりに真田広之さんのアクションシーンが見れるから!
彼は本作では伝説の忍者ハサシ・ハンゾウを演じておりますが、オープニングからキレのいいアクションを見せてくれます。
さすが、元JAC。
お年はもう60歳くらいだと思いますが、動きもシャープでカッコいいです。
ちなみに冒頭でハンゾウの妻は惨殺されてしまいますが、演じている女優さん、見たことあるなと思っていたら、「ミセス・ノイズィ」「罪の声」に出演していた篠原ゆき子さんでした。
パンフレットには出ていませんでしたが、ハリウッド進出ですね。
「モータルコンバット」は格闘ゲームですが、トドメの一撃であるフェイタリティがかなり残酷な描写となっており、それがアメリカではゲームのレイティングシステムのきっかけとなったということ。
本作でもその要素は引き継がれています。
格闘ゲームの映画化作品としては、他の映画よりも残酷描写は多いですかね。
アクション自体はテンポもいいですし、ダラダラと続くわけでもなく小気味いいです。
ストーリーはポンポンと進んでいきます。
まるで格闘ゲームをクリアしていくかのような感じですね。
ある意味ゲームの映画化作品らしいといえば、らしい。
本作はストーリーを楽しむというよりは、次々に繰り広げられるファイター同士の戦いをゲームの観客のように楽しむ作品と言えるかもしれないですね。
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