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2021年1月 4日 (月)

「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」 80年代カンフー映画へのオマージュたっぷり

2021年最初の映画鑑賞はこちら「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」です。
「燃えよデブゴン」とありますが、サモハン・キン・ポーではなくドニー・イェンが主演です。
とはいえドニー自身はおデブではないので、特殊メイクでおデブとなって悪党と戦います。
最近はカンフー映画というジャンル自体が衰退している感がありますが、その中でもドニーはブルース・リーを思わせる卓越した技で様々な映画でアクションを披露してきました。
最後のカンフーマスターという感じがしますね。
80年代はジャッキー・チェンを始め、サモハン・キン・ポーやユン・ピョウなどカンフースターが登場し、一大ブームを巻き起こしました。
その頃10代であった私もかなりハマって見ていましたね。
本作「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」はその頃のカンフー映画へのオマージュに溢れた作品となっています。
監督は日本人の谷垣健治監督で「るろうに剣心」のアクション監督としてよく知られています。
元々谷垣監督は倉田プロで香港でアクションをしていたこともあり、カンフー映画に対する造詣は非常に深い。
80年ごろのカンフー映画はスターたちの卓越した技量もさることながら、様々なシュチュエーションでのアイデアあふれるアクションが見せ所でした。
「プロジェクトA」や「ポリス・ストーリー」などジャッキーの最盛期の映画などはまさしくこれでした。
本作もその流れを汲み、ドニーは新宿の歌舞伎町や最後には東京タワーでの見事なアクションを見せてくれます。
惚れ惚れしますね。
アクションシーンを撮っている場所は実際の場所ではなく、セットの様です。
新宿繁華街のセットは大規模でかなり作り込みがされていました。
そこを縦横無尽におデブのドニーが飛び回り、悪党を倒していく。
昔のカンフー映画にはそういう爽快感がありました。
今は世の中が鬱屈している感じがありますので、こういう時こそ何も難しいこと考えずに楽しめるカンフー映画というのもいいものだと思います。
あぁ、ジャッキーの映画が見たくなってきました。

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