「劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本」仕方ないところもあるが食い足りない
今年はコロナ禍の影響で夏の「仮面ライダー」劇場版はありませんでした。
通常冬のライダー映画はオンエア中の現役ライダーと前作ライダーのコラボレーションの形を取ることが多いのですが、今年の冬は「ゼロワン」と「セイバー」は別の作品としての同時上映となりました。
コロナ禍なので仕方がないかという部分と、この2作品は作風が全く異なるので、同一世界の中で描くというのもかなり難しいかと思うので、この判断はありだと思います。
「ゼロワン」の劇場版は夏がなかったということもあり、かなり力の入った作品となっていました。
が、「セイバー」については上映時間がかなり短い(通常の夏の劇場版でのスーパー戦隊と同じ位置付けか)ということもあり、ストーリーが云々という評価はできないかと思いました。
「セイバー」は久しぶりの多人数ライダーの作品ということもあり、現時点でセイバー側のライダーは合わせて6人。
彼らのバトルシーンを楽しむというというのが、メインの見どころとなるでしょう。
ですので変身前の出演者が登場する場面はとても短く、スーツアクターの方がかなり活躍しているという「仮面ライダー」としては珍しい作品になっています。
ですのでちびっ子ファンは大満足かもしれませんが、大きなお友達からするとちょっと物足りない。
テレビシリーズはストーリーが大きなうねりを出し始めているところなので、その分劇場版は食い足りない感はありましたね。
これは尺が足りないということに全て起因することなので、致し方なしというところでしょう。
夏の単独映画に期待したいところです。
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