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2020年10月31日 (土)

「映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」 キャラの扱いが丁寧で好感

「プリキュア」の映画を生まれて初めて見に行ってきました。
4歳になる娘が「行きたい!」と言ったので。
こちらの映画は現在放映中の「ヒーリングっど♥プリキュア」とその前作「スター⭐︎トゥインクルプリキュア」、前々作「HUGっと!プリキュア」のクロスオーバー作品となっています。
これは「仮面ライダー」の「ライダー大戦」などでもお馴染みの東映が得意な企画なので、個人的には全く違和感はありません。
ちなみに「スター⭐︎トゥインクルプリキュア」は子供に付き合ってほとんど見ていて、思いの外、面白かった印象がありました。
ヒーリングっど♥プリキュア」は所々齧って見ている感じで、「HUGっと!プリキュア」に関しては全く見ていません。
すなわち今回は子供の付き合いで見に行ったわけですが、想像していたよりもストーリーもしっかりしていて大人でも楽しめるしっかりとした作りになっておりました。
同じ1日を何度も繰り返す、という設定は私としては「うる星やつら ビューティフルドリーマー」を思い出してしまうわけですが、年齢を感じさせますね・・・。
「プリキュア」初心者の私ですが、フォーマットとしては女児向け「スーパー戦隊」のようなものでしょうか。
「スーパー戦隊」ではチームの中心に立つのは概ね「レッド」ですが、「プリキュア」はピンクなのですね。
戦隊の方はリーダーとなるレッドについては、毎年いろいろなタイプのキャラクターが登場します。
熱血タイプ、冷静なリーダータイプ、底抜けポジティブタイプなど様々です。
私がちゃんと見ていた「スター⭐︎トゥインクルプリキュア」のピンクはキュアスターこと星奈ひかるですが、彼女は底抜けポジティブタイプでしたね。
彼女は基本的にポジティブで揺るぎがない。
自分が夢見ることが必ず叶うと信じられている。
それが彼女の強さであると見ていて感じていました。
現在放映中のヒーリングっど♥プリキュア」、そして本作の主人公であるのはキュアグレースこと花寺のどか。
彼女は幼い頃病気になってずっと入院していたこともあり、ちょっと自分に対して自信がないようなところがあるように感じていました。
ただずっと周りの人の優しさに支えられてきたこともあり、彼女自身も周りの人々を気遣う心を持っています。
それが彼女の力の源泉になっているのでしょう。
本作には過去のプリキュアたちが登場するものの、同じ日を繰り返させるリフレインという謎の存在により、彼女たちは昼の12時を迎えるとそれまでの記憶を失ってしまいます。
そのため、時の妖精ミラクルンのライトをもらった「ヒープリ」の3人のプリキュアは彼女たちの力だけで、リフレインと戦わなければなりません。
皆を救いたいという強い気持ちはあるものの、何度も負けてしまうキュアグレースは心が折れそうになるものの、それを支えたのがキュアスターの底抜けのポジティブさでした。
単純に過去のキャラクターが登場するお祭り的な映画かと思いきや、キャラクターの性格をしっかりと物語に絡めて、コラボレーションとして丁寧に作ってあることに好感が持てました。
敵となるリフレインにも寂しさがある背景が設定されており、そのあたりの回収も上手にできていると思いました。
ヒーリングっど♥プリキュア」はタイトルの通りテーマは病魔に蝕まれる地球をお手当てすること(キメ台詞は「お大事に」!変身シーンにも白衣を着るようなイメージがありますね)。
放送開始は2月でしたが、その後すぐに世界中がコロナ禍に。
まさに現実世界の地球が病魔に蝕まれている状況で、コロナを「予言」したとも言われていましたね。
ちょっと最近はテレビの方は見ていないので、現実の状況を受け、どのようにストーリーが展開しているのか、映画を見て改めて気になった次第です。
娘が録画しているのを見直そうかな・・・。

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「浅田家!」写真のチカラ

いろいろあって鑑賞してから記事を書くのに1ヶ月かかってしまいました。
今回は鑑賞した時のことを思い出しつつ、になってしまいます。
まずは本作を見た時、かなりの部分で泣いてしまったのを思い出します。
数年前ではそんなことにはならなかったかもしれないですが、自分で家族を持ち、子供ができたことが大きいかと思います。
脳腫瘍の子供を持った家族のエピソード。
死が間近に迫っている子供を持つ親御さんの気持ちは如何ばかりか。
自分だったら耐えられない。
主人公であるカメラマンの浅田が撮った写真がこれがまたとてもよく。
幸せそうに眠る子供を両親が挟んで川の字で寝転んでいる姿。
平和な一枚だけど、それはずっと続くものではないというのはわかっている。
それでも子供たちを見て優しく微笑んでいるご両親の顔。
泣けてきました。
あとは、後半の東日本の震災の時の写真を持ち主に返すボランティアのエピソード。
このボランティアは報道か何かで聞いたことがありました。
それに浅田さんも関わっていたのですね。
こちらのメインのエピソードとなる女の子のお話にも涙を流してしまいました。
少女は毎日のように写真を再生しているボランティア現場を訪れて、写真を探します。
自分たちの写真は見つかりましたが、亡くなったお父さんの写真だけが見つからない。
少女はお父さんは自分たちのことが好きでなかったから、写真が出てこないのではないかと言います。
けれどそうではありませんでした。
お父さんは家族の幸せな時を切り取った写真を撮ることに夢中になり、自分の写真は残していなかったのです。
確かにそうだ、と思いました。
私も時折iPhoneで家族の写真を撮りますが、確かに自分の写真はほとんどありません。
子供の笑顔とかそういう瞬間を残したい、とばかり思ってしまうのですよね。
浅田が家族写真を撮りたいと少女の願いをかなえるところも素敵でした。
お父さんはもういない。
だから一緒に写真に写ることはできません。
けれどいつも、お父さんがつけていた腕時計を浅田は腕に巻き、シャッターを切ります。
いつも少女のお父さんがそうしていたように。
少女にとっては、いつものように写真を撮ってくれていたお父さんを感じながら写真に写ることができたのではないでしょうか。
浅田さんが家族のインタビューをしてから、写真の構想を考えるというやり方はとっても素敵だなと感じました。
家族の歴史、思い出、夢、関係性、そして未来が一枚の写真の中に凝縮されています。
まさに一枚の写真のチカラはとてつもないものがあると感じました。
映画を見てから、今まで撮ってきた家族の写真を見返しました。
写真を見るだけでその時の情景が蘇るのですよね。
子供がこんなこと言っていたとか、そういうようなことが。
まさに写真のチカラです。

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