« 「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」 新しい時代のスタート | トップページ | 「カツベン!」 彼らの役割 »

2019年12月30日 (月)

2019年を振り返って<映画>

さて年の瀬も迫りましたので、恒例の今年2019年の映画の振り返りをいたします。
今年の鑑賞本数は57本で、昨年から微増です。
結構劇場に足を運んでいる方だと思ったのですが、昔のようには数はいけないですね。
 
さて今年のベスト10の発表です。
 
今回は洋画に偏っていますね。
邦画は2本しかランクインしていません(1本はアニメーションですし)。
今年は邦画を見ている本数がそもそも少ないということもあるのですが。
1.「アベンジャーズ/エンドゲーム」
まずはこちらです。
20作以上作られているMCUのインフィニティ・サーガを締めくくる大作です。
一部巨匠からは「こんなの映画じゃない」と言われていますが、そもそも彼らが若い頃、彼ら自身もそう言われていたではないか、と言いたくもなります。
いわゆるアートではなく、美術館に飾られるタイプの作品ではないですが、サブカルチャー・ポップカルチャーが評価されている現代においてアートではないという点で非難するというのは頭が硬いと言わざるを得ません。
とは言え、この作品はそのような非難などはモノともせず、圧倒的なストーリーとスケール感のある映像で大シリーズのラストを飾りました。
またインフィニティ・サーガの主人公ともいえるトニー・スタークの最期は、彼がこのシリーズで成長してきた人生そのものを表しているようで、ずっとこのシリーズを見続けている私とっては涙せずにはおれませんでした。
来年の「ブラック・ウィドゥ」からフェーズ4がスタートします。
またMCUはスケール感のある世界を見せてくれることでしょう。
2.「天気の子」
「君の名は。」で一気にメジャーネームとなった新海監督の最新作です。
光を巧みに使った映像は相変わらず美しく、そしてその光がストーリー上でも重要な意味を持ちます。
前作でもそうでしたが、男の子と女の子が互いに大事に思い合う気持ちの強さをテーマとしています。
ピュアであるその気持ちは世界そのものと引き換えにしてもいいと思えるほど強い。
彼らのピュアさがあまりにキラキラとしていてとても眩しく見えました。
3.「スパイダーマン:スパイダー・バース」
これはあまり期待せずに見に行ったのですが、今までのアニメーションにはないポップな映像に目を奪われました。
コミックの「スパイダーマン」では異なるユニバースに異なるスパイダーマンがいることになっていますが、本作では彼らが一同に会します。
本作は批評家的にも興行的にも好評だったようで、続編の企画がスタートしています。
その中で東映版の「スパイダーマン」が登場するという噂もありますが、果たして・・・?(レオパルドンも?)
4.「蜜蜂と遠雷」
邦画の実写で唯一ランクインしました。
非常に美しい映画だと思いました。
世界というものは人によって実は異なる姿で見えているかもしれない。
音楽家や演奏家は音を通じて世界を繊細に捉える。
彼らが感じている世界を少しでも感じることができるのが音楽なのだと思いました。
5.「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
色々と言われていますが、私はJ.J.エイブラムスの手腕を評価したいです。
それまでの作品の展開を受け、納得できるフィナーレを迎えることができたのは、J.J.がいたからこそだと思います。
5.「イエスタデイ」
最近よく作られているミュージシャンの伝記物ではありません。
音楽をテーマにしていますが、そこで描かれているのは過ちをする自分を含めて、全てを肯定的に捉えるというスタンスです。
スーパーヒーローでも天才でもない普通の人々の人生も捨てたものではないということです。
6.「アド・アストラ」
これは一般受けはしないでしょうけど、個人的な趣味です。
このようなハードSFの作品はなかなか作られないですが、私は大好きなのです。
ハードSFは科学を扱いながらも、そこで描くのは人間の本質を描くことが多いです。
本作においても地球を遠く離れた地で剥き出しにされるその人の本性というものを描きます。
人間を深く考えるにあたり、SFは最適な舞台装置だと思います。
7.「アラジン」
ディズニーのアニメの実写化作品ですが、ガイ・リッチーの演出がさえ、カラフルでテンポの良いエンターテイメントに仕上がっていると思います。
また現代らしくジャスミンの気持ちにも踏み込んだストーリーとなっていて、その点でも共感性が高い作品となっています。
8.「グリーンブック」
これは主演二人の演技がとてもよかったですね。
価値観が異なる二人のロードムービーという設定ですが、彼らが次第に相手をリスペクトしていき、通じ合っていく様子がとても心に響きます。
 
9.「ジョーカー」
多くの人がもっと上にランクインさせるとは思いますが、私はこのくらい。
非常に考えさせる映画であることは間違いありませんが、見ていてカタルシスはあまりありません。
続編という話もあるようですが、やめておいた方がいいのでは?
さて最後に今年のワーストを3作品です。
全く原作の良さを活かせず、中途半端な設定改編により何をしたい映画なのかがわからなかったです。
「スカイウォーカーの夜明け」を批判する方にはまずこの映画をしっかり評価してほしい。
全くもって新しさを感じられない。
B級だろうと思って見に行ったら、それ以下でびっくりしました。
それでは来年もよろしくお願いします。

|

« 「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」 新しい時代のスタート | トップページ | 「カツベン!」 彼らの役割 »

コメント

Nakajiさん

コメントありがとうございます。
こちらこそご無沙汰しております。
なかなか若い頃のように劇場に行けなくなってしまっています。
けれどやはり劇場で観る映画は格別であると思うので、頑張って今年も出来る限りは足を運びたいと思います。
今年もよろしくお願いします。

投稿: はらやん | 2020年1月12日 (日) 23時28分

雄さん

コメントありがとうございます。
「ジョーカー」は人々を動かそうとする何かの力を持っている感じはしますね。
今の時代(特にアメリカ)で、賛否両論で話題になったのはわかる気がします。
先日、主演のホアキン・フェニックスがデモに参加して逮捕されてしまったのは、笑えないジョークのようですが。
本年もよろしくお願いいたします。

投稿: はらやん | 2020年1月12日 (日) 23時26分

明けましておめでとうございます。
私はマーベルの映画をほとんど見ていないのですが、レビューを拝見してなるほど、なるほどと感心してます。
重なっているのは「ジョーカー」だけですが、確かにカタルシスはなく、小生はかつてのプロパガンダ映画の匂いを感じました。
今年もよろしくお願いします。

投稿: | 2020年1月 5日 (日) 20時11分

明けましておめでとうございます。
私はマーベルの映画をほとんど見ていないのですが、レビューを拝見してなるほど、なるほどと感心してます。
重なっているのは「ジョーカー」だけですが、確かにカタルシスはなく、小生はかつてのプロパガンダ映画の匂いを感じました。
今年もよろしくお願いします。

投稿: | 2020年1月 5日 (日) 20時11分

すっかりご無沙汰しております。
かぶっている作品があってうれしいです。
イエスタデイもグリーンブックも見れなかったので、やっぱりみようって思いました。

本当になかなか映画館にいく本数も年々減ってきました。
その中でもいい映画に巡り合いたいですね。
よいお年をお迎えください。

投稿: Nakaji | 2019年12月30日 (月) 23時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」 新しい時代のスタート | トップページ | 「カツベン!」 彼らの役割 »