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2018年12月 1日 (土)

「スマホをおとしただけなのに」 命の次に大事なもの

現代社会の命の次に一番大事なものといったら確かにスマホかもしれません。
多くの人がそう思っているのではないでしょうか。
今や、手帳にスケジュールを書き込むこともしない、知り合いの連絡先はすべてスマホ、写真などのプライベートな記録もスマホに。
自分に関わる多くのことがスマホの中に入っています。
これを落としたりなどしたら・・・。
ちょっと恐ろしくなってしまいます。
そしてそれを拾った人が悪意を持っていたとしたら・・・ゾゾッ。
その恐ろしさを描いたのが、本作「スマホをおとしただけなのに」です。

<一部、ネタバレ的なところがあります>

ちょっと前に知り合いがFacebookのアカウントを乗っ取られて、なりすましで
「ともだち」にいくつもメッセージを送っていたということがありました。
なりすましは話には聞いてはいましたが、身近で起こるとちょっと薄気味悪くなりました。
乗っ取りの手口はけっこう巧妙で、本作の劇中でもあったようにログインのパスワードまで相手に変えられてしまったということです。
恐ろしい・・・。
あまり使っていないアカウントはそういうことになりやすいようなので(本人に気づかれにくいので)、アカウントを持っているならしばしば使うようにした方がいいかもしれません。

映画としてはシンプルに楽しめるサスペンスとなっていました。
スマホという現代人にとって欠かせないアイテムを中心に事件が進んでいくので、観ている人は自分の身にも同じようなことが起こるかもしれないという恐ろしさを感じながら観ることができると思います。
そういう意味で共感性の高い題材であったと思います。
また後半はサイコスリラー的な要素やミスリードや入れ替わりトリックなどミステリー要素もあり、サスペンスとしても素直に楽しめます。
ただそれほど複雑なことをしていないので、ミステリーに馴染みがない方でも楽しみやすいかと思います。
北川景子さんは当然前から知っていていくつも作品は観ていてはいるのですが、綺麗だなと思うことはあっても、すごく演技がうまいという印象ではありませんでした。
しかし、本作の中での恐怖表情はなかなかのものであったと思います。
もともと美人であるからこそ、すさまじい恐怖に襲われているときの表情が落差があっていい。
とてもホラームービーに向いている女優さんなのではないかと思いました(褒め言葉です)。
成田凌さんは今までほとんど作品を観たことがなかったのですが、サイコな犯人役はぶっ飛んでいてよかったです。
ほんとにアブナイ奴っぽい臭いがプンプンしていました。
北川さんにしても成田さんにしても、ふつうの邦画としてはくどい演技ではあると思うのですが、非日常であるホラー、サスペンス映画としては合っていると思います。
特に本作は日常的なパートがほとんどで後半で急にサスペンス色が強まるので、非日常的な落差を強調するためにも二人の演技はマッチしていると感じました。

ちなみに個人的にはスマホの中だけにしか様々なデータを置いておくと、無くしたり壊したりしたときにほんと死ぬほどがっくりくるので、多くのデータはクラウド上に置くようにしています。

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