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2018年12月30日 (日)

2018年を振り返って<映画>

恒例ですので、今年2018年の映画の振り返りをしたいと思います。
このところずっと毎年の映画鑑賞本数がずっと減少傾向にありましたが、今年は昨年よりも少しだけ増えました。
昨年は45本だったのですが、今年は54本です。
全盛期よりはまだまだ半分くらいなのですが、すこしは時間を作る余裕が出てきたと言うところでしょうか。
今年のトピックとしては子供と初めて映画館に行ったことですかね。
「アンパンマン」でしたけれど(笑)。

さて今年のベスト10です。

「カメラを止めるな!」
「ボヘミアン・ラプソディ」
「シェイプ・オブ・ウォーター」
「ワンダー 君は太陽」
「焼肉ドラゴン」
「スリー・ビルボード」
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
「GODZILLA 決戦機動増殖都市」
「リメンバー・ミー」
「プーと大人になった僕」

観ている映画はビックバジェットのハリウッドのシリーズ物が多いのですが(劇場に行く回数が限られているとそういうのを優先してしまう)、ベスト10に入ったのはそういうのではなく、インディーズ系のも多くなっていますね。
ビックバジェットものは楽しめるのですが、あとあと考えさせられるものではないので、印象に残りにくいのかもしれません。
あとは子供ができてからというもの、家族ものにはちょっと弱くなっている気がします。

1.「カメラを止めるな!」
1位にしようかどうか迷ったのですが・・・。
多くの人が上げてくるとは思ったのですが、本作は今年の中で一番「やられた!」と感じた作品だったので上げました。
最初の30分は「なんだこの映画」と思ったのですよね。
世間に話題になっているほどのものじゃないじゃん、自主映画的なのが物珍しいだけなのじゃないかと。
しかし、みなさんご存知の通りの展開でちょっと驚きました。
私が観たのは世間でかなり評判になったあとだったので、おのずとハードルは高かったと思います。
しかし、それを遥か上に越えるような印象でしたね。
なんというかシャマランの「シックスセンス」を最初に観たときのような「そうきたか!」という感じです。
注目を集めた上田監督、次回作以降が勝負です。

2.「ボヘミアン・ラプソディ」
こちらも現在も大ヒット中の作品。
最近の映画は公開後1、2週で勝負が決まったりするものですが、本作は公開してしばらく経ってからどんどん客足が伸びたようですね。
「カメラを止めるな!」もそうですが、リピーターや口コミの獲得がヒットにはより重要になってきます。
本作については初日に鑑賞しました。
予告を観た時から、本作は観たいと思ったのですよね。
特別クィーンのファンというわけではないですが、やはり時代としてはいっしょなので、自分の中に彼らの曲が刷り込まれているというのはあります。
なので同世代には受けるとは思いましたが、ここまでヒットするとは思いませんでした。

3.「シェイプ・オブ・ウォーター」
デル・トロの世界観と趣味が好きなもので。
「ヘルボーイ」とか「パシフィック・リム」とかも好きなんですけれど、彼の場合はこういう小規模の作品で趣味丸出しなのがやはりいい。
「パンズ・ラビリンス」のような寓話的で、ダークな物語が彼らしい。
おとぎ話というのはもともとの話を読むとかなりダークだと言われますが、まさにデル・トロが紡ぐ物語は現代のおとぎ話。
その中に様々な意味や解釈を孕んでいるところもおとぎ話的です。

4.「ワンダー 君は太陽」
この手の家族ものには弱い。
本作に登場する両親のように子供の力を信じてあげられる親でありたいと思います。
なかなか難しいですけれど、子供の持ついいところを引っ張り上げて、背中を押してあげられるようにいたいですね。
この作品のいいところは、単なる難病と向かう親子だけを描いているのではなく、主人公のオギーだけでなく、彼の姉やその友達などの他の子供たちの抱える悩みについても語っていること。
オギーを中心にして複数の視線が入ることで物語に深みが出ていると思います。

5.「焼肉ドラゴン」
これは誰も入れてこないのではないかと思ったりもします。
こちらも家族ものです。
戦後間もなくの在日の家族を描いた作品です。
誰も頼ることができない日本で、彼らが本気でぶつかり合って、それでも離れられない家族というものをユーモアと涙で描きます。
なかなか日本人にはない家族間の会話のストレートさが小気味いい。
ラストの家族に対するお父さんの気持ちが心に沁みます。
泣けました。

6.「スリー・ビルボード」
この作品もインディーズ系ですね。
こちらは予告を観て予想していたよりも、さらにハードで深かったという点で印象に残りました。
特にキャラクターの描き方が深かったです。
主人公のミルドレッドもそうですが、予告では敵役のような署長のウィロビーや、警察官のジャクソンなどがああいう展開になってしまうとは思いもよらなかったです。
それが人間がもつ怒りという感情のコントロールできなさみたいなものを描いており、観た後も考えさせられました。

7.「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
本年の作品で最もお金をかけ、最も当たったのではないかという作品。
どうしても人気シリーズゆえ、ハードルが高くなってしまいますので、この順位。
キャラクターが多い分、盛り込むエピソード量が多くなってしまうため、話が分かりづらくなってしまっている気がしました。
情報量が多いので、これは何度か観るのがいい作品かもしれませんね。
長尺ですが終盤になっても話が終わらなそうで観ていてドキドキしましたが、ほんとに最後になっても話が終わらないとは・・・!
次回作は3時間越えの長尺になるようです。
どうなることやら。
しかし、こういう展開を力押しでやってしまう作品はなかなかないのも事実。
今までの実績があるからこそできるのでしょう。

8.「GODZILLA 決戦機動増殖都市」
昨年のアニゴジの1作目をランクインさせましたが、本年も2作目がランクイン。
今までの「ゴジラ」とは異なりハードSF感を出してきたこのシリーズで、2作目はメカゴジラが登場と予告されていましたが、想像していたのとは全く違う方向で度肝を抜かれました。
「コレジャナイ!」という人も多いかもしれないですが、ゴジラとしてではなくハードSFとしてまさに硬派な展開で私は好きです。
だからといってゴジラらしくないかというとそうでもなく、人間の意思とは全く関係がないまさに荒ぶる神のような存在であることは共通していて、そこをゴジラらしさとして担保しているのもうまいなと思いました。

9.「リメンバー・ミー」
こちらも家族ものですね。
やはり弱い・・・。
この作品は自分の父が亡くなった後に見たので、親としてというよりは子として家族を考えながら観た作品です。
亡くなってからこそわかるというのは、よく言われますが、まさにそう。
逆に自分の子供に対しては自分ができる限りいろいろと思いは伝えたいなと思いました。

10.「プーと大人になった僕」
こちらも親子ものといえばそうかもしれません。
忙しいからといっていろいろなことを後回しにすると、ほんとに大切なものを失ってしまう。
例えば子供が成長する様というのは、後になっても取り戻せないですよね。
当たり前すぎて気づかないことにほんとに大切なものがある。
子供の頃は自然とわかっていたのが、大人になるとわからなくなってしまう。
そういうことに気づかされる映画でした。

さて、最後に今年のワーストを3作品。
「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」
何が面白いのか全然わからなかった・・・。
「ラプラスの魔女」
去年も三池監督作品入っていたな。
この作品は三池さんらしさも感じられない。
最近どうした?
「ザ・プレデター」
どうにも劣化版のオリジナルという気がしてならない。

来年はもう少しインディーズ系も行きたいですね。
最近シネコン化が進み、お客が入らない作品はすぐに公開が終わったり、時間が行きにくい時間になったりするのでなんとかならないですかね。
昔みたいな単館も減ってきたし。
とはいえ、もう少し映画を観れるよう時間を作ることをがんばります。

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今年もベスト10を選べるほどたくさんの映画を見ていない。特に秋以降はさまざまな [続きを読む]

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