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2018年9月 8日 (土)

「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」 このシリーズの見方

最新作の「ミッション:インポッシブル」の監督は前作「ローグ・ネイション」に引き続きクリストファー・マッカリーが担当です。
「ミッション:インポッシブル」は毎回新しい監督の血を入れて、鮮度を保ってきたので、この判断は意外でした。
「アウトロー」でもトム・クルーズと一緒でしたらから、二人はよほど相性がいいのかもしれません。
調べてみるとクリストファー・マッカリーは「ワルキューレ」「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」「ザ・マミー」などトム・クルーズ主演・製作作品の脚本も担当していて、彼の信頼が厚いことがわかります。
「ミッション:インポッシブル」シリーズの最大の見せ所であるところのアクションは前作から引き続き、肉体を駆使したリアリティ感のあるものになっています。
最近のアクション映画はグリーンバックなどでCGを駆使したものも多いですが、本作ではパリでのカーチェイスシーン、ヘリのアクションシーンなどは実景のものが多いです。
やはりこのように撮っているものはCGとは異なりやはり空気が違う感じがして、それが見ている側にも伝わってくると思います。
私はガジェットを駆使するスパイ映画らしいアクションも好きなのですが、本作のようなタイプのものも緊張感があるので、食い入って見てしまいます。
ラストの山でのアクションシークエンスは、ほんとにこれでもかこれでもかと畳み掛けるシーンの連続でした。
鑑賞時には横に外国人の方が座っていたのですが、「オーマイガー!」「ジーザス!」とかずっと言っていましたもん(笑)。
本作はIMF、CIA、ソロモン・レーン、ジョン・ラークなど敵味方が入り乱れて進んでいく意外と複雑な脚本なのですが、途中で誰と誰が組んでいるかといった展開をついていこうとも諦めました。
どちらかというと映画の流れに身を任せて、次から次へとやってくる危機をイーサン・ハントと仲間達がいかにくぐり抜けていくかということを楽しんでいけばいんのですよね。
それが「ミッション:インポッシブル」シリーズの見方なのかもしれません。
本作が今までとちょっと異なるのは、過去の作品に登場したキャラクターたちが何人か出てくることですね。
それもイーサン・ハントに関わりが深い人々が。
そのためシリーズを総括している感がなくもないのですけれども、まだまだ続きますよね。
トム・クルーズが頑張れる限りは続けてもらいたいシリーズです。

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