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2018年9月29日 (土)

「MEG ザ・モンスター」 意外にも王道アクションスリラー

「ジョーズ」の大ヒット以降、人食いザメと人々の戦いを描くスリラーは数多くありますよね。
なぜ多くのサメ映画が作られているのでしょう?
それはスリラーとして魅力的な設定だからなのだと思います。
魅力的である理由の一つは、戦いのフィールドが人間が住まう陸上ではなく、海ということでしょう。
海では人間は努力をしなくては生き続けることはできません。
当たり前ですが水中では呼吸もできませんし、魚のように自由に動くこともできません。
つまり海は人間にとって完全にアウェイな環境であるということです。
また海上では海中に何がいるか全く人にはわからないということですね。
人間にとって目は、敵を捉えるのに最も有効な感覚器官ですがそれが海では封じられるのです。
海上から海中を見通すことはできないですし、海中に入ったら入ったで暗くて何も見えない。
海中に暮らす生物は、音波であったり、水の動きなどを捉えて、敵を捕捉しますが、人間にはそれはできない。
ソナーで敵を捉えることはできるかもしれませんが、見えない分、かえって恐怖は増してきます。
そして最後にサメというのは、生物史上でも最も凶暴と言われる生き物です。
情け容赦などなく目の前にいる生き物を飲み込んでいく殺戮マシーン。
人間などひとたまりもありません。
生存する上で厳しい場所で、状況もわかりにくい中、そして人間が太刀打ちできない凶暴なモンスターと相対する。
スリラーとしては申し分のない状況設定ですよね。
それがスリラー映画の題材としてサメが取り上げらる理由だと思います。
カンのいい方はわかるかもしれませんが、これまでの話の海を宇宙に変えると、「エイリアン」になるのですよね。
まさにスリラーの王道というわけです。

このように数多くあるサメ映画ですが、そうは言ってもその多くはB級映画。
B級にすら届かないトンデモ作品も多くあります。
本作もそのような類かなと思っていたら、意外や意外結構楽しめました。
さすがにA級とは言いませんが、普通にアクションスリラーとして楽しく観ることができました。
それも基本的には「エイリアン」のような王道のスリラーの構成をとっているからでしょうね。
原作は随分前に読んだことがあり、こちらも面白かったと記憶しています(内容はすっかり忘れていますが)。
エンドロールで初めて知りましたが、監督はベテランのジョン・タートルトープ。
しっかり作ってあるのも納得です。

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