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2018年6月10日 (日)

「デッドプール2」 無駄遣いな笑い(いい意味で)

やはり他の映画よりも外国人の観客が多かったような・・・。
字幕を観ながらの鑑賞だと、英語を話す彼らと微妙に笑うタイミングが違うのですよね(苦笑)。
マーベルの中でも「アベンジャーズ」や「X-MEN」とは異なる方向を目指している異端児作品、「デッドプール」の続編です。
映画のマニアックな小ネタや、悪ノリお下品トークなどがふんだんに入り笑わされてくれた前作でしたが、本作もそのノリは継続しています。
個人的には前作よりも楽しめたかもしれません。
「デッドプール」の世界観に慣れてきたからかな。
前作ではまだ慣れておらず、どのように受け止めていいかがわからなかったところもありました。
本作はいくつも笑えるところや、面白かったところがあります。
なんというかむやみに無駄遣いな笑いがいいですよね。
いくつか自分のツボにはまったところを書いていきましょう。

まず笑わせてもらったのは「007」風のオープニング。
そもそも「007」っぽいオープニングってなんなんでしょうね。
ムードがある音楽と超スローモションな映像。
女性の肉体と武器のモチーフ。
幾何学的で抽象的なレイアウト・・・。
いろいろあると思うのですが、スタイルがあるからこそ出ているのがデッドプールでも「007」っぽいって見えるのですよね。
ところどころ「フラッシュダンス」も織り込んでくるし・・・(笑)。

せっかく集めたXフォースの面々が次から次へと脱落していくのも面白い。
ピーター以外は何かしらの超能力を持っているはずなのに、それを発揮するまもなく、あっさりと・・・。
まさに無駄遣い。
ピーターも実は何かあるのかなと思ったら、本当に何もなかったでしたねえ。
やっぱり無駄遣い。

あとはデッドプールが下半身を吹き飛ばされつつも、それが再生していく過程ですね。
下品と言えば下品なんですけれどね。
「クララが立った!」的なところはバカバカしくてサイコーでした。

もちろん「グリーンランタン」ネタも相変わらずで良かったです。
ライアン・レイノルズ的には無くしてしまいたい黒歴史なのですね。
いつまでもネタに使えるいい作品ではありますが(苦笑)。

新登場のキャラクターについてもケーブルはただの悪役かと思っていたら、存外いい奴でしたね。
ジョシュ・ブローリンは「インフィニティ・ウォー」のサノスといい、ただの悪役ではない味わい深い役が多いですね。
続編が作られるとしたら、Xフォースのメンバーとしてレギュラー定着ですかね。

あとドミノも良かったですね。
運がいいのが、超能力っていう。
デッドプールとは別の意味で絶対やられないというのが、新しいアイデアだと思いました。
だからこそアクションなど今までとは一風変わったアクションになっていたと感じました。

おちゃらけたところだけでなく、ストーリー的にもちょいといい感じのところがあるのもいいアクセントでした。
最初にデッドプールが「ファミリー映画だ!」と言ったところは、?と思いましたが、終わってみると確かにファミリーをテーマにした作品になっていました。
デッドプールが誰かのために戦うようになるとは思わなかったですが、作品に深みが出たと思います。

デッドプールがトニー・スタークにアベンジャーズに入りたいといって断られたというネタがネットに出ていましたが、それも20世紀フォックスがディズニー(マーベルが傘下)に買収されたら、実現しちゃうかもしれないですね。
されなくても、スパイダーマンみたくコラボしてもおもしろいかも!?

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