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2017年12月16日 (土)

「仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイド with レジェンドライダー」 シリーズファンとして満足度高し

今年の冬の仮面ライダー劇場版は久しぶりに公開第1週目のランキングが1位だったとか。
最近のライダー映画はやや苦戦が続いていたと聞いていたので、ファンとしては嬉しい限り。
それも納得な作りでした。
昨年の冬の劇場版も良いできであったのですが、それには理由があります。
冬の劇場版は「ディケイド」以来、その時の現役ライダーと一昨前のライダーの競演というフォーマットとなり、それにその前のライダーも絡んでくるというのが最近の定番となりました。
このこと自体は「仮面ライダー」ファン向けのお祭り映画であるので構わないのですが、過去ライダーが出てくれば出てくるほど、その扱いはちょっとした客演くらいな扱いになってしまうのが残念なところでした。
やはりそれぞれのライダーにはそれぞれのライダーの物語があるわけで、そこを大事にしてほしいというところがファンとしてはあるわけです。
しかし、昨年の冬の劇場版では登場する過去ライダーのウィザードやドライブにも、彼ららしい役割が与えられていて、そこが満足度が高かった理由であったと思います。
そして今年の冬の劇場版では、タイトルに入っているビルド、そしてエグゼイドに加え、オーズ、フォーゼ、鎧武、ゴーストが登場します。
今回についても過去のライダーたちにもそれぞれの物語を経て数年たったという描き方になっており、彼らのシリーズが好きであったファンも満足できるものになっていると思います。
またそれぞれのライダー役を演じていた俳優陣もしっかり素面で登場しているところもよかったですね。
過去ライダーが登場するときはスーツだけっていうのも過去には多かったですから。
「仮面ライダー」出身の主演俳優はその後ブレイクする方も多く、なかなか登場が叶わないので、かなりスタッフの方達も頑張ったのではないかと思います。
「フォーゼ」の如月弦太朗役の福士蒼汰さんなどは結構難しいかなと思ったのですが、いやいやどうしてあの時の弦太朗の雰囲気そのままで驚きました。
それぞれのライダーのアクションシーンで流れるBGMもその時のシリーズで使われていた音楽が使われていて、否が応でもファン的には盛り上がります。
今回の監督は平成「仮面ライダー」シリーズの助監督をしていた堀内佳寿也さんなので、それぞれのライダーに対する愛情が感じられました。
現在オンエア中の「仮面ライダービルド」も個人的には久しぶりに毎週楽しみな作品になっています(昨年の「エグゼイド」は複雑すぎてやや冷めてしまっていました)。
劇場版も含めて復活の兆しのある平成「仮面ライダー」シリーズ、元号が変わったとしてもこの調子で今後もいい作品を作っていってほしいです。

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コメント

はらやんさんこんばんわ♪

確かに本作、公開一週目にめでたく1位になっていましたね^^福士蒼太くんをはじめとしたレジェンドな俳優陣の牽引力は、仮面ライダーにあまり馴染みのないお客さんをも取り込んでいるのは確かなようで、この辺りは残念ながら従来のMOVIE大戦には出来なかったことですね(汗)。来年もこういった流れかも・・^^;

弦太朗も全然変わってませんでしたが、個人的にはオーズの映児とアンクの関係も変わって無くて、二人の久しぶりの再会にも大分時間が割かれていたので結構ドラマチックに見えてしまいました♪

投稿: メビウス | 2017年12月20日 (水) 20時26分

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【監督】上堀内佳寿也 【出演】犬飼貴丈/飯島寛騎/渡部秀/三浦涼介/福士蒼汰/佐野岳/西銘駿/赤楚衛二/高田夏帆/瀬戸利樹/松本享恭/岩永徹也/松田るか/小野塚勇人/黒崎レイナ/甲斐翔真/土屋シオン/柳喬之/田中卓志/水上剣星/前川泰之/大槻ケンヂ 【公開日】2017年12月9日 【製作】日本 【ストーリー】 巨大な壁スカウォールで三つに分断された仮面ライダービルドの世...... [続きを読む]

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