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2017年11月24日 (金)

「ジャスティス・リーグ」 何か既視感が

秋に公開された「ワンダーウーマン」は期待以上の出来で久しぶりにDCの面目躍如となりました。
その流れで本作「ジャスティス・リーグ」も期待していたのですが、蓋を開けて見ると正直あまりパッとしない。
パッとしないのは何でなのだろうと考えて見たのですが、既視感があるのかもしれません。
一つは監督のスタイルの問題。
本作の監督のザック・スナイダーはDCエクステンデッド・ユニバースの中心人物ですが、彼は非常に確固としたスタイルがあるため、どんな作品を見ても彼らしさが出てきます。
特徴的なのはクレイジーホース(フィルムのスピードを可変で激しく変えること)ですが、「300」を見たときは非常に斬新でしたが、今はこの手のヒーロー映画やアクション映画ではかなり使い込まれているので、かなり見慣れてしまった感じはします。
またダークなトーンも彼らしいのですが、スーパーマンでもバットマンでも同じような雰囲気になってしまい、冒頭に書いたような既視感を持ってしまいます。
マーベルが意識的にヒーロームービーの経験がない新しい監督を投入してくるのと対照的ですよね。
またキャラクターの雰囲気に合わせて作品のトーンもあえて変えているところも違います。
「ワンダーウーマン」が一味違った雰囲気であったのも、今までとは違う監督が撮ったからではないかと思います。
ワンダーウーマンも先の作品の方が魅力的だった感じがしますね。
もう一つの既視感はヒーロー集合というアイデアがすでに「アベンジャーズ」などで行われていること。
やはり「アベンジャーズ」は画期的で、あれだけのヒーローが揃うというのはとても刺激的でした。
まさかそういう絵面が見れるとは、という驚きがありました。
そういう点においては、本作「ジャスティス・リーグ」は当初より予定されていたものであり、見る側としても予定調和的であるように感じてしまいます。
また登場するヒーローたちが孤高すぎて何か少し距離感を感じてしまうところもあります。
スーパーマンは完璧過ぎるし、バットマンはある種病んでいる中年。
ワンダーウーマンは単独作品では天然なところもある可愛らしさがあったから良かったですが、本作では成熟し落ち着いてしまって、高嶺の花感が強い。
その他のキャラクターはまだまだよくわからない。
フラッシュだけはちょっと今っぽいチャラさがあって良かったですが。
もう少し、それぞれのキャラクターに感情移入できる隙を用意した方がいいのではと感じました。
どうもDCはユニバースを展開していくのに、作品をリリースしていく順を間違っているような気もします。
今後は「アクアマン」とか単独作品が展開されていくようですが、さてさてどうなりますか。
ルーサーも気にはなりますが・・・。

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受信: 2017年12月 5日 (火) 16時14分

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