「22年目の告白 −私が殺人犯です-」 フィンチャー的なエッジ
知人のオススメがあったので、見にいってきました。
最初から最後まで緊迫感があり、またストーリーも二転三転あったので、飽きることなく見ることができました。
見終わった後、パンフレットを見て知ったのですが、本作の原案は韓国の映画なのですね。
確かにずっと緊張感が続く感じは韓国の犯罪・事件ものの作品に通じるものがあります。
なんというのですかね、いけないものを見せられてしまいそうな緊張感とでもいうのでしょうか。
入江悠監督の作品は今までは「ジョーカー・ゲーム」しか見たことがありません。
「ジョーカー・ゲーム」はこれといって評価する点があまりなかった記憶があります。
ハリウッドのアクションムービーのようなものを作ろうとして失敗してしまったようなイメージです。
しかし、本作は見ごたえがあり、またモダンなエッジが効いていて良かったですね。
韓国映画とか、デイビッド・フィンチャーのような緊張感があります。
こういう緊張感が出せる監督はあまり日本には他にはいないような気がしますので、今後の作品に期待です。
前にも書いたのですが、藤原竜也さんはこういった日常ではない役柄が似合いますね。
藤原さんの演技はナチュラルというよりは、芝居的な演技だと思います。
日常的ではない役柄は下手に演じると、設定自体が嘘くさく感じられてしまうものですが、藤原さんが演じると(あえて言いますが)オーバーな演技により、しっかりと定着できる感じがするのですよね。
割と力技で定着させるイメージなのですが、なかなかこういったことができるタイプの役者さんはいないような気がします。
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