2016年を振り返って<映画>
そろそろ2016年も終わりますので、恒例の1年間の振り返りを行いたいと思います。
今年の鑑賞本数は44作品で、過去最低だった去年を更に下回る本数になってしまいました。
年明けすぐに長期で海外出張に行ったり、子供が生まれたりと公私ともどもいろいろあったため、劇場に足を運ぶ時間を都合つけるのがなかなか難しかったですね。
それでもがんばったほうではないかと。
どちらかというとレビューを書く時間がないのが、悩みの種でしたね。
今までは鑑賞後すぐに書いていたのですが、数日後、下手をすると二、三週間後などに書いていることもあり、観終わってすぐのフレッシュな感想ではなくなってレビューの内容が薄くなる傾向にあったのは否めません。
来年は本数は稼げなくても、内容はもう少し充実させたいですね。
1.「オデッセイ」
2.「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
3.「64 (前編)」「64(後編)」
4.「レヴェナント:蘇りし者」
5.「君の名は。」
6.「シン・ゴジラ」
7.「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
8.「スター・トレック BEYOND」
9.「スポットライト 世紀のスクープ」
10.「ズートピア」
1.「オデッセイ」
こちら2016前半の作品なのですが、1位にあげさせてもらいました。
この作品の好きな点は、人類の知恵や思いやりということにとてもポジティブなところですね。
最近の映画は未来というと暗いイメージが多い作品が多いのですが、人間という生き物は色々あっても、知恵や良心で困難を克服できるのだという気にこの作品はしてくれます。
またSF的にも考証がちゃんとされていて、ファンタジーでないSFを久しぶりに映画で楽しませてくれました。
2.「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
こちらはファンタジーの方のSFですね。
古くからの「スター・ウォーズ」ファンとしてはEpisode4に繋がる話ということで気分が盛り上がりました。
しかし、記事の方でも触れたのですが、フォースを持たない人々に焦点を当てるという点では「スター・ウォーズ」シリーズとしては新しい試みでもありました。
こうやって上手に「スター・ウォーズ」の世界を広げてくれると毎年ファンとして楽しみに待つことができますね。
3.「64 (前編)(後編)」
軽いタッチの邦画が多い中で、骨太の警察ドラマを味あわせてくれました。
事件自体の謎を解いていくという面白さもありましたが、佐藤浩市さん演じる主人公の気持ちが深く描かれていて見ごたえがありました。
後編の最後の方の佐藤さんと緒形直人さんの河原のシーンは圧巻でした。
あと永瀬正敏さんの抑制した演技も素晴らしかったです。
4.「レヴェナント:蘇りし者」
こちらも主人公を演じるディカプリオの演技が圧巻でした。
追い込まれて追い込まれて撮ったという、演技者の魂のようなものを感じます。
ディカプリオは上手い役者だと思うのですが、なかなか評価されてこなかったので、この作品で認められて良かったです。
もちろんアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの映像美も素晴らしい。
5.「君の名は。」
今年の邦画を席巻した作品の一つ。
年末だというのにまだロングラン上映を続けています。
この作品、とても計算されて作られているという感じがしました。
そういう点でとてもプロらしい。
新海監督はアマチュア感というかインディーズな印象を持っていましたが、とても見る側のことを考えて作っている感じがします。
6.「シン・ゴジラ」
多くの人がこの作品を1位するのではないかと思うのですが、私はちょっと低め。
元々「ゴジラ」への思いがあるため、どうしても辛口になってしまうというのが一つ。
あとはやはり「エヴァンゲリオン」を彷彿とさせるので、それなら早くエヴァ作ってよと庵野監督に言いたいって行こうとがもう一つの理由。
7.「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
マーベルが長年にわたって構築してきた「マーベル・シネマティック・ユニバース」の一つの頂点とも言える作品ですね。
ここに至るまでの全ての作品が「シビル・ウォー」のドラマティックな盛り上がりに貢献していると思います。
それに比べDCの映画化作品は、急ぎすぎ。
8.「スター・トレック BEYOND」
「スター・トレック」らしさをしっかりと理解している人が作っているとわかる作品です。
「フォースの覚醒」とこの作品を見ると、「スター・ウォーズ」は基本的にファンタジーで、「スター・トレック」はSFであることがわかると思います。
9.「スポットライト 世紀のスクープ」
渋めの作品も一つ入れておきました。
なかなかこういう作品は見る機会が減ってきてしまっているのですが・・・。
お話も面白かったですし、出ている役者さんがいいところをおさえているのですよね。
マイケル・キートン、レイチェル・マクダアムズ、マーク・ラファロ、みんな好き。
10.「ズートピア」
ディスニーではありますが、ダイバーシティとか色々と深いところをテーマにしています。
ピクサーのジョン・ラセターが絡むようになってディズニーのアニメは格段にレベルが上がりました。
クリエイターはそうそう変わらないと思うのですが、彼らの力を引き出せる体制になったということですよね。
さてワーストの方ですがこちらになります。
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」
「テラフォーマーズ」
「10 クローバーフィールド・レーン」
「スーサイド・スクワッド」
「デスノート Light up the NEW world」
つまりは二匹目のドジョウ的なことを考えるとダメということです。
三池さんは最近ちょっと外しているぞ。
今年はレスがかなり遅くなってしまいました。
そういう状況が続くと思いますが、来年も何卒よろしくお願いします。
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