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2016年12月11日 (日)

「仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー」 久しぶりのカタルシス

この時期の「仮面ライダー」の劇場版は、現役ライダーと先代ライダーの共演という「ライダー大戦」というフォーマットが定番でしたが、今回からは現役ライダー、先代ライダーに加え、5世代のライダーが共演という仕立てになりました。
これからはこういうスタイルで通していくのかな?
以前のライダーが出演となると、ただちらっと出て客演的な取扱いになるかと思いきや、結構ストーリーに絡んでくる感じであったことに好感が持てました。
世界観も違う作品なのでまとめるのはなかなか難しいかと思いますが、上手に構成できていたと思います。
特にうまく扱えていたのは先代ライダーの「ゴースト」でしょうか。
本作を観て、改めて気づいたのは「ゴースト」の主人公、タケルはまだ高校生であったという設定。
現役ライダー「エグゼイド」の主人公、永夢は若者ながらも研修医なので、タケルよりは年齢が上なのですね。
タケルは死んで仮面ライダーゴーストとなり、ようやく再び生を得ることができました。
だからこそ若くはありますが、命の大切さを人よりもよく知っている。
永夢は医者であるからこそ命を重んじるわけですが、そういったタケルの姿勢に、年下でありながらも感銘を受けます。
またタケルも、人を救うことに懸命である永夢の振る舞いを尊敬します。
ライダーとしては先輩でありながらも、ナチュラルに永夢の考えに共感するタケルに素直な若者だなと好感を持てました。
二人がライダーとしてというより、人として互いにその生き方にリスペクトし合うというのが、新鮮でしたね。
あとタケルとアカリの関係も幼馴染みの弟と姉的な関係よりも、ちょっと進んだ感じもあるのかなと思わせるところも良かったかな。
そしてもう一つ、「ドライブ」の進之介にも子供ができたという場面が描かれていて、これも「ドライブ」劇場版に繋がるエピソードであってファンとしては嬉しい。
来年登場することがあれば、子供を抱いている場面があるかな。

ライダー映画としては、やはり4人のライダー(鎧武は設定の都合上難しい)が揃って変身するシーンは、ライダーファンとしてはやはりゾクゾクするものがありますね。
本作は坂本浩一監督ですが、こういったケレン味のある見せ方が非常にうまい。
この方はご自身が本当にヒーロー映画を観ることが好きなのだろうなと思います。
だからこそファン目線ですごくかっこいいシーンを撮ることができるのだろうと。
ジャッキー・チェンがアクションの世界に入るきっかけであったと読んだことがありますが、まさに見せ所をしっかりと作っているジャッキーの作品のよう。
5人のライダーがフォームチェンジをしながら、次から次へと敵と戦っていくシーンも鳥肌が立ちます。
「仮面ライダーW」劇場版でガイアメモリー、「仮面ライダーフォーゼ」劇場版でアストロスイッチを次々に使ってフォームチェンジを繰り返す見せ場を坂本監督は作っていますが、本作もそれらに勝るとも劣らない興奮がありました。
ほんとにこういう見せ場を作るのが上手です。
あと坂本監督といえば、格闘美女を出すというのが定番ですが、本作でも登場しています。
敵役の一人武田上葉を演じている山本千尋さんですが、中国武術をやっていて、世界的な大会でも優勝した経験を持っているとのこと。
なかなかに華麗な格闘シーンを見せてくれました。

このところ「仮面ライダー」の劇場版は詰め込みすぎで消化不良な作品が多かった気がしますが、本作は久しぶりにファンとしてカタルシスを感じる作品に仕上がっていたと思います。

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