「レヴェナント:蘇りし者」 映画圧を感じる
今年のアカデミー賞を総なめにした「レヴェナント:蘇りし者」を観てきました。
アレハンドロ・G・イニャリトゥは昨年の「バードマン」に続いて2年連続の受賞です。
イニャリトゥ監督の「バードマン」にせよ「バベル」せよ難解なイメージがあるので、身構えて観に行きましたが、思いの外ストーリーはわかりやすい作品となっていました。
彼の作品を観るとき、作品に織り込まれた監督の意図をなんとか読み解こうというようなスタンスで鑑賞していました。
しかし本作については、どちらかといえば主人公ヒュー・グラスが歩んでいく険しい道のりをじっくりとドキュメンタリーのように撮っているので、知らず知らずのうちに考えて観るという感じではなくなり、引き込まれるといったような見方になっていました。
書く力が強いことを筆圧が強いと言いますが、本作は作品から感じる圧力が強い印象があります。
映画圧が強いとでも言いましょうか。
観ていてひしひしと圧力を感じ、目をそらしたり、気を抜いたりできない感じがしました。
もともとイニャリトゥ監督の作品は目をそらした途端わからなくなるので気を抜けないのですが、そういった感じとも違います。
骨太のストーリー、ストイックなディカプリオの演技、自然光だけを用いた美しい映像、監督得意の長回しも相まり、150分以上の長尺でありながらも目を離せない作品になりました。
本作は「生」をとことんストレートにテーマにした作品です。
肉体的にも精神的にもボロボロになっても、それでも生きていく。
死んだほうが楽かもしれないと思いそうな状況であっても。
妻も子も殺されている。
彼らの復讐をするために生きていこうという気持ちはあったでしょう。
けれど生きるということが生命の本質であるからこそ、本当に最後に心臓が止まるその時まで、生きることをあきらめないという気持ちが彼にはあったように思います。
死ぬことのほうが楽かもしれないのに、生きることを選択する。
生きるという過酷な道を選ぶのは、己よりも早くそれを絶たれた妻と子へ、自分が安易に死を選んでしまうことが恥ずかしいという気持ちがあるのではないでしょうか。
自分が死を軽々しく選ぶことは、彼らの生を軽くしてしまうという気持ちがあるのではないかと感じました。
グラスは復讐を遂げますが、最後は相手の運命を神に委ねるという選択をしたように、復讐することのみに生きていたのではないような気がしました。
自分が生に執着する、それが妻と子の生を価値のあるものとするという思いがあった。
そのように感じました。
| 固定リンク
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「レヴェナント:蘇りし者」 映画圧を感じる:
» レヴェナント:蘇えりし者 [あーうぃ だにぇっと]
レヴェナント:蘇えりし者 [続きを読む]
受信: 2016年4月30日 (土) 07時52分
» レヴェナント 蘇えりし者 [Akira's VOICE]
そして彼はクマになった。
[続きを読む]
受信: 2016年4月30日 (土) 09時55分
» レヴェナント 蘇えりし者 [映画好きパパの鑑賞日記]
レオナルド・ディカプリオが念願のオスカーをとった作品で、過酷な自然に体当たりしたのは敬意を表しますが、個人的には「リリーのすべて」のエディ・レッドメインの演技のほうが印象的だったなあ。 作品情報 2015年アメリカ映画 監督:アレハンドロ・G・イニャリ…... [続きを読む]
受信: 2016年4月30日 (土) 23時44分
» 「レヴェナント:蘇りし者」☆生まれ変わって蘇るレオ様 [ノルウェー暮らし・イン・原宿]
これは凄い!
これでアカデミー賞取らなかったらオカシイよね。 [続きを読む]
受信: 2016年5月 1日 (日) 15時11分
» レヴェナント 蘇えりし者 / The Revenant [勝手に映画評]
レオナルド・ディカプリが、アカデミー賞(主演男優賞or助演男優賞)ノミネート5度目にして、初めて主演男優賞を受賞。これで彼も、無冠の帝王を脱したわけですね。
初めてのアカデミー主演男優賞のレオ様の重厚な演技が光っているそんな話題作ですが、同じく今回のアカ...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 1日 (日) 20時05分
» レヴェナント:蘇えりし者 [風に吹かれて]
圧倒的な自然 公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/revenant 実話を基にした映画 原作: レヴェナント 蘇えりし者 (マイケル・パンク著/ハヤカワ文庫)監督: ア [続きを読む]
受信: 2016年5月 2日 (月) 10時12分
» レヴェナント:蘇えりし者 [♪HAVE A NICE DAY♪]
まず
あの大自然の寒さの中、キャストの皆さん撮影に参加した皆さん
本当よく頑張ったなあ〜
大変だったろうなあ〜
レオナルド・ディカプリオ
演技も良かったわ〜何も喋れなくても、苦しさも充分伝わってくるし
目が物語ってます。。。これまでも何度も素晴らしい演...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 2日 (月) 13時03分
» レヴェナント:蘇えりし者・・・・・評価額1800円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
死の先に、何を見出すのか?
タイトルの「レヴェナント(Revenant)」には、「帰ってきた者」の他に「亡霊」という意味がある。
本作は19世紀初頭のアメリカで活躍した猟師にして探検家、ヒュー・グラスを主人公とし、彼がグリズリーに襲われ、仲間に見捨てられながらも満身創痍で生還を果たした実話を元にしている。
ただ、これは単なるサバイバル劇ではない。
未開拓の原野を這いずりまわる、絶...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 2日 (月) 14時11分
» レヴェナント:蘇えりし者★★★★ [パピとママ映画のblog]
レオナルド・ディカプリオと、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がタッグを組んだ話題作。狩猟中に瀕死(ひんし)の重傷を負ったハンターが、自分を荒野に置き去りにした仲間に復讐(ふくしゅう)するため...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 2日 (月) 19時33分
» 祝オスカー 「レヴェナント 蘇えりし者」 [これは したり 〜笹木 砂希〜]
たまたま六本木に行く用事ができた。
ついでに美術館に寄ろうと考えたが、好みの展示がない。ならば映画である。
あったあった。
レオ様悲願のオスカー受賞作「レヴェナント 蘇えりし者」が、公開されたばかりだった。
ネタバレしない程度にストーリーを紹...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 3日 (火) 09時16分
» レヴェナント:蘇えりし者 [to Heart]
THE REVENANT
上映時間 156分 映倫 R15+
監督 アレハンドロ・G・イニャリトゥ
脚本 マーク・L・スミス/アレハンドロ・G・イニャリトゥ
音楽 坂本龍一
出演 レオナルド・ディカプリオ /トム・ハーディ/ドーナル・グリーソン/ウィル・ポールター/ルーカス・ハース
1823...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 3日 (火) 20時07分
» 劇場鑑賞「レヴェナント 蘇えりし者」 [日々“是”精進! ver.F]
復讐は、神の手に…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201604220000/
【輸入盤】Revenant [ レヴェナント: 蘇えりし者 ]価格:2365円(税込、送料無料)
レヴェナント 蘇えりし者 [ マイケル・パンク ]価格:885円(税込、送料無料)
... [続きを読む]
受信: 2016年5月 4日 (水) 05時48分
» レヴェナント:蘇えりし者 監督/アレハンドロ・G・イニャリトゥ [西京極 紫の館]
【出演】
レオナルド・ディカプリオ
トム・ハーディ
ドーナル・グリーソン
【ストーリー】
アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしま...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 4日 (水) 08時56分
» 『レヴェナント 蘇えりし者』('16初鑑賞39・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆★- (10段階評価で 7)
4月23日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター7にて 13:30の回を鑑賞。 字幕版。 [続きを読む]
受信: 2016年5月 4日 (水) 13時45分
» レヴェナント 蘇えりし者/THE REVENANT [我想一個人映画美的女人blog]
「アモーレス・ペロス」 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が、
実話を基に復讐のためだけに過酷な状況を生き抜く、決して諦めない男を描く。
原題のレヴェナントには、「帰...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 4日 (水) 17時42分
» 「レヴェナント 蘇えりし者」、ディカプリオ渾身のサバイバル! [ひろの映画日誌]
おすすめ度 ☆☆☆
サバイバル映画好き、ディカプリオ好き ☆☆☆☆☆
R+15 かなりグロテスクでショッキングな映像があり、苦手な人はご注意を。
1823年アメリカ北西部。
実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作とし、大自然の中、死から蘇り、息子の復讐のため、一...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 5日 (木) 08時41分
» レヴェナント:蘇えりし者 [心のままに映画の風景]
1823年、アメリカ北西部。
ヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)をリーダーとする狩猟一団は、未開の地で先住民の襲撃を受けて逃走する中、ガイド役のベテラン・ハンター、ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)が熊に襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。
手当をしてグラスを同行するが、これ以上は旅の負担になると判断したヘンリー隊長は、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)とジム・ブリ...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 5日 (木) 21時42分
» レヴェナント:蘇えりし者 [★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★]
【THE REVENANT】 2016/04/22公開 アメリカ R15+ 156分監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラッグ
復讐の先に、何があるのか。
STORY:アメリカ西部の...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 5日 (木) 23時25分
» 神の手~『レヴェナント:蘇えりし者』 [真紅のthinkingdays]
THE REVENANT
19世紀、雪深いアメリカ北西部。ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は
原住民の妻との間にもうけた息子ホーク(フォレスト・グッドラッグ)と共に、狩猟
団の一員として原野を旅していた。
レオが6度目のノミネートにして、遂にオスカーを手にした話題作。監督のア
レハンドロ・G・イニャリトゥは2年連続、撮影のエマニュエル...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 6日 (金) 12時43分
» レヴェナント:蘇えりし者 [タケヤと愉快な仲間達]
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ 出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラッグ、ドウェイン・ハワード、アーサー・レッドクラウド、グレイス・ドーヴ、ポール・アンダーソン、ルーカス・...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 6日 (金) 17時55分
» 「レヴェナント:蘇えりし者」 [ゆっくり歩こ。]
ディカプリオが主演男優賞、「バードマン」の監督さんってことで観てみました
そーですなぁ・・・・
ストーリーは単純、というか
それよりもあの過酷な中でどうやって生き延びたか?に重点が置かれているもよう(?)
ディカプリオの演技は確かに大変見事です
でも...... [続きを読む]
受信: 2016年5月 6日 (金) 18時00分
» 『レヴェナント 蘇えりし者』 デジタル・シネカメラの進化 [Days of Books, Films]
The Revenant(viewing film) 映画を見る醍醐味のひとつは [続きを読む]
受信: 2016年5月 6日 (金) 18時50分
» 映画「レヴェナント 蘇えりし者」 [FREE TIME]
映画「レヴェナント 蘇えりし者」を鑑賞しました。 [続きを読む]
受信: 2016年5月 9日 (月) 22時59分
» レヴェナント 蘇えりし者 [映画的・絵画的・音楽的]
『レヴェナント 蘇えりし者』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。
(1)主演のディカプリオがアカデミー賞主演男優賞を受けたというので、映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭では、夜、横になっている主人公のヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)が、先...... [続きを読む]
受信: 2016年5月10日 (火) 07時07分
» 「レヴェナント:蘇えりし者」絶対不死身、ディカプリオ! [シネマ親父の“日々是妄言”]
[レヴェナント:蘇えりし者] ブログ村キーワード
“アカデミー賞最多12部門ノミネート、監督賞・主演男優賞・撮影賞 受賞!”「レヴェナント:蘇えりし者」(20世紀フォックス)。実在した伝説のハンター、ヒュー・グラスの実話を基にした“サバイバル・ドラマ”。とにかく圧倒されます!
19世紀半ば、アメリカ西部未開の地。狩猟チームのガイドを務めるグラス(レオナルド・ディカプリオ)は、今は亡き先住民の妻との間に生まれた息子のホーク(フォレスト・グッドラック)と共に、危険な旅を続けていた。或... [続きを読む]
受信: 2016年5月10日 (火) 11時00分
» レヴェナント 蘇えりし者 [そーれりぽーと]
レオナルド・ディカプリオが、遂にアカデミー主演男優賞を獲った『レヴェナント 蘇えりし者』を観てきました。
★★★★★
やたらとレオぽんにだけハードルの高いアカデミー賞でしたが、ここまでしなければ獲らせて貰えないのか。と、恐怖を感じさせる究極の演技に打ちのめさ...... [続きを読む]
受信: 2016年5月10日 (火) 22時21分
» 「レヴェナント 蘇えりし者」 [ここなつ映画レビュー]
レオナルド・ディカプリオは年を取ってから(失礼!)の方が好きなので、彼がオスカーを受賞した事は、心からおめでとうを言うよりほかの気持ちは無い。むしろ遅い、遅過ぎた、という気持ちがある程だ。というか、何もこの「レヴェナント〜」で獲る必要があったのか?という疑問が拭えない。何となく、長いこと一生懸命やった人に対する「ご苦労さん代」のような気がしてならない。と言うのも、大変熱演なのは判るんだけど、セリフは9割方ハアハアという荒い息遣いだし、表情は髪の毛と髭に覆い隠されてうかがい知ることができない。血と泥と... [続きを読む]
受信: 2016年5月13日 (金) 12時55分
» レヴェナント 蘇えりし者 [夏の雨]
「レヴェナント 蘇えりし者」観ました。
2015年 アメリカ
監督 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演 レオナルド・ディカプリオ
トム・ハーディ
ドーナル・グリーソン
予備知識なしで観に行きました。
初め、アメリカの歴史...... [続きを読む]
受信: 2016年5月13日 (金) 18時01分
» 映画「レヴェナント:蘇えりし者」を観た。 [月日はパーフォレーション。]
正直、あんなにグロテスクだとは思わなかったのだけど。。。R15+なのも仕方ない。
復讐することがわかっていながら観ているから、死ぬわけないのだけど、
何度も何度も瀕死の状態に陥り、レオに絡んだ人物や馬までも次々死んでいく。
人は護られるか、追われるか。そん...... [続きを読む]
受信: 2016年5月14日 (土) 02時01分
» 大自然の猛威の中に [笑う社会人の生活]
25日のことですが、映画「レヴェナント:蘇えりし者」を鑑賞しました。
IMAXにて
狩猟中に熊に襲われ瀕死の重傷を負ったヒュー・グラス グラスを足手まといだと狩猟メンバーのフィッツジェラルドは置き去りにし
反抗したグラスの息子も殺害 かろうじて生還したグラス...... [続きを読む]
受信: 2016年5月17日 (火) 17時38分
» 映画「レヴェナント 蘇りし者」ディカプリオに栄誉をもたらした大作 [soramove]
映画「レヴェナント 蘇りし者」★★★★
レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ
、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター 出演
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 監督、
157分、2016年4月22日公開
2015,アメリカ,20世紀フォックス映画
(原題/原作:THE REVENANT)
人気ブログランキングへ">>→ ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい←
... [続きを読む]
受信: 2016年5月23日 (月) 12時51分
» レヴェナント:蘇えりし者 [こんな映画見ました〜]
『レヴェナント:蘇えりし者』---THE REVENANT---2015年(アメリカ )監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ出演: レオナルド・ディカプリオ 、トム・ハーディ 、ドーナル・グリーソン 、ウィル・ポールター 、フォレスト・グッドラッグ「バードマン あるいは(無知...... [続きを読む]
受信: 2016年6月 8日 (水) 22時35分
» レヴェナント:蘇えりし者(2015)**THE REVENANT [銅版画制作の日々]
復讐の先に、何があるのか。
東宝シネマズ二条にて25日に鑑賞。デカプリオがオスカーをゲット、また監督も監督賞を取ったという話題作。何と2時間36分という長さなので途中睡魔に襲われないかと心配だったが、見事最後までちゃんと鑑賞出来た!さて感想。長編作品...... [続きを読む]
受信: 2016年6月 9日 (木) 23時23分
» レヴェナント:蘇えりし者 [rambling rose]
1823年のアメリカ。ベテラン・ハンターとして狩猟集団のガイド役を務めるグラス。だが一行は先住民の襲撃を受け・・ [続きを読む]
受信: 2016年7月19日 (火) 09時54分
» レヴェナント 蘇えりし者(The Revenant) [田舎に住んでる映画ヲタク]
レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンタ...... [続きを読む]
受信: 2016年8月 7日 (日) 08時47分
» レヴェナント:蘇えりし者 [銀幕大帝α]
THE REVENANT
2015年
アメリカ
156分
アクション/ドラマ/アドベンチャー
R15+
劇場公開(2016/04/22)
監督:
アレハンドロ・G・イニャリトゥ
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
製作:
アレハンドロ・G・イニャリトゥ
脚本:
アレハ...... [続きを読む]
受信: 2016年8月27日 (土) 20時41分
» 16-214「レヴェナント 蘇えりし者」(アメリカ) [CINECHANが観た映画について]
息をしろ、息をし続けて戦え
1823年、アメリカ北西部。狩猟の旅を続けている一団が未開の大地を進んでいく。
ヘンリー隊長をリーダーとするその集団には、ガイド役を務めるベテラン・ハンターのヒュー・グラスとその息子ホーク、グラスを慕う若者ジム・ブリジャーや反対にグラスに敵意を抱く荒くれハンターのジョン・フィッツジェラルドなどが一緒に旅をしていた。
ある時、一行は先住民の襲撃を受け、多くの犠牲者を出す事態に。混乱の中、グラスたち生き残った者たちは船を捨て陸路で逃走することに。
そ...... [続きを読む]
受信: 2016年10月23日 (日) 20時06分
» レヴェナント:蘇えりし者 [いやいやえん]
【概略】
狩猟の旅の途中、ヒュー・グラスは瀕死の重傷を負う。彼は仲間に置き去りにされた上、最愛の息子の命を奪われてしまう。
アクション
復讐の先に、何があるのか。
本作を賞賛されてる方には申し訳ないのですが…。私はあんまり好きじゃなかった。映像は凄いしカメラワークも素晴らしい。でも、じゃあ何度も見たい映画かといわれたら、それはNO。だって単純に面白くないんだもの。
ほとんどのシーンは主人公が困難にあり、極寒の地で大怪我をしている状態で、台詞がなく、食料も手に入らないし、痛いや... [続きを読む]
受信: 2017年1月14日 (土) 10時33分
コメント
ここなつさん、こんにちは!
あのような状態になれば「死んだほうがマシ」と考えそうなものですが、生きるのが辛くてもそれでも生きようとしたのは、愛するものの生がかけがえのないものであるということなのだろうと受け止めました。
生というものの価値が安くなると、妻と子の存在自体も軽くなってしまうように感じたのではないでしょうか。
投稿: はらやん | 2016年5月21日 (土) 07時39分
こんにちは。
記事のラストに、
>自分が生に執着する、それが妻と子の生を価値のあるものとするという思いがあった。
そのように感じました。
と書いていらっしゃいましたが、正にその通りだと思いました。
そうでなければ「死んでも死にきれない」のだと。
投稿: ここなつ | 2016年5月13日 (金) 12時54分