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2015年9月25日 (金)

「テッド2」 ネタは満載、けれどエモーショナルは弱いかな

前作では大いに笑って、大いに泣いたので、期待大で観に行ってきました。
1作目で好評であった(?)エロネタ、汚ネタ、オタクネタは引き続きたっぷりと仕込まれていました。
ですがシリーズ自体がメジャーになって幅広い観客層を想定しているからか、前作の「フラッシュ・ゴードン」ネタのような、どマイナーなネタというよりは、メジャーな作品(「スター・ウォーズ」とか「ロッキー」とか)をネタにしている感じがありました。
より多くの人に楽しんでもらいたいということかもしれませんが、前作ほどのエッジは感じませんでした。
ネタ自体もちょっと小ぶりだったかな。
小ネタという感じ。
でもアマンダ・セイフライドのゴラムネタは笑った、笑った。
言われてみれば確かに似てる。
しかし本人、よくOKしましたね。

前作は基本的にジョンが主役。
慢性的なモラトリアムであった彼が、大人の男として独り立ちして成長していくお話であったかと思います。
普通、子供から大人になる中で周囲の環境や付き合う人も変わっていくため、人は必然的に変わっていかざるを得ません。
しかし、ジョンの場合はすぐ近くに、自分の子供らしさをどこまでも許容してくれるテッドの存在があったため、大人にならなくても困らない状況にあったのかもしれません。
けれどもジョンはテッドの死によって半ば強制的に大人にならざるを得ず、そしてまたテッドの復活により新たにかけがえのない親友として彼を再定義することができたのかもしれません。
「テッド」というとエロネタ、汚ネタ、オタクネタでの笑いに目がいきがちですが、ストーリーとしても主人公の成長という縦軸があって、だからこそ笑えるし、泣けもしたのかなと思っています。
そういった一作目に対し、本作はまさにテッドが主人公のお話になっています。
各種ネタは一作目のように満載ではあるのですけれど、一作目のようなストーリーの縦軸は弱いような気がしました。
本作でいうとその縦軸は「人間とは結局のところなんなのか」という割と哲学的なテーマであるかもしれません。
一作目はそれが心で感じるエモーショナルなものであったのに対し、本作はどちらかというと頭で思索するテーマであるような気もします。
なので前作のように「ギャグ映画なのに思わず泣いちゃった」というようなことはありませんでした。
感情的な揺さぶりは前作よりも少ない感じがします。
ちょっとそのあたりが前作に比べて物足りない印象を持った要因であったかもしれません。

リーアム・ニーソンやモーガン・フリーマンが(ちょっととは言いつつも)登場してきたのはちょっと驚きました。
彼らのようなランクの人を起用できるのはメジャーなシリーズになったからではですね。

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2015年9月24日 (木)

「ガンダム Gのレコンギスタ」 複雑すぎますねえ

予約録画をしていたこちらの作品、ようやく見終えました。
富野由悠季監督が15年ぶりに作り上げた「ガンダム」のシリーズです。
舞台となるのは「宇宙世紀(ユニバーサル・センチェリー)」の未来「リギルド・センチェリー」という時代。
科学技術は戦争を誘発するものとして、禁忌として扱われ、激しく管理されている時代です。
しかし、地球に住む一部の者は封印されたデータベースを解き、その情報をもとに宇宙船を建造し、宇宙へ進出しようとします。
また、宇宙で暮らす人々もそのことによる不具合から、地球の地に降り立つことを目指します。
地球側、宇宙側でもさまざまな思惑に基づいた集団がおり、それぞれが合従連衡を繰り返し、最終的には地球侵攻作戦という一大決戦にもつれ込んでいきます。

久しぶりの富野由悠季監督による「ガンダム」シリーズとなりましたが、非常にわかりづらい作品となっています。
もともと富野監督の作品はわかりにくいタイプのものが多いですが、その中でもかなり難しい類の話になるのではないでしょうか。
先に触れましたが、この物語にはさまざまな思惑を持った集団、登場人物が登場していきます。
時に彼らは連携し、また敵対して物語は進んでいきます。
また何人かの登場人物はその集団を渡り歩いたりするので、いっそうわかりにくさは助長されます。
本作の脚本も富野監督のものによるものですが、いわゆる「ガンダム」調のセリフ回しが多いです。
セリフで状況を説明するような場面も多いのですが、この物語特有の造語がかなり出てくるのでわかりやすいかといったらそんなことはありません。
また人間関係も説明がないことが多くとてもわかりにくい。
マスクなどはなぜ急激にベルリに敵対心を持ってしまって戦いを挑むのか、そもそも研修生であったのに部隊長になるまでになるのはなぜなのかとかそういったことはネグっているので、観ていてもすっきりとしません。
感じてほしいということなのかもしれませんが、ちょっと不親切な感じがしました。
もともと「機動戦士ガンダム」も親切なつくりではないですが、周辺でいくつも補足情報がありましたからね・・・。

「ガンダム」シリーズと言えばやはりモビルスーツをはじめとするメカニックは見どころです。
主役機「G-セルフ」を初めて見たのは雑誌の記事だったとは思いますが、ガンダムの記号性を持ちながらも、今までにないガンダム像を作ったかと思います。
小顔で目が大きく、通常のガンダムでに比べると、子供っぽい顔つきにも見えた「G-セルフ」ですが、主人公ベルリのイメージにも合っていたかと思います。
その他のモビルスーツについても魅力的なものが多かったです。
グリモア、ヘカテー、カットシー、エルフ・ブルック、マックナイフ、G-ルシファー等が好きな期待ですね。
複雑なデザインではないですが、シルエットは新しい感じがするモビルスーツたちです。
これはプラモデルが作りたくなりますね。

ようやく見終えた「Gのレコンギスタ」ですが、10月からは新作「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」が始まるんですよね。
またレビューは先になってしまうかも。

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