「手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!」 手堅く及第点
テレビで絶賛放映中の「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、夏休み恒例の劇場版が公開です。
劇場版と言っても、30分程度の尺ですので、ほぼテレビシリーズの1回のオンエア分と変わらないのですけれどね。
「手裏剣戦隊ニンニンジャー」は最近のスーパー戦隊シリーズの中では、オーソドックスな作りであるかと思います。
個人的には基本的にポジティブなトーンで見やすいオーソドックスなタイプは嫌いじゃありません。
出演者はこの作品がほぼデビューのような人が多いので、演技面でいうと少々物足りないところもあるにはあるのですが、これはこれでフレッシュでいいかなとも思っています。
主人公の性格の設定がおおらかでポジティブということで、作品自体にもそのような雰囲気が醸し出されていて良いですね。
冒頭に書いたように30分程度の尺なので、凝ったストーリーなどはできるわけもなく、いつものテレビよりもちょっとロケが豪華かなという程度ですが、テレビシリーズの雰囲気の良さを劇場版でも出しているので、これは王道の攻め口なので良いのではないかと。
映画ならではの要素で、恐竜に変化した殿様が出てきます。
忍者なのに、なんで恐竜なの?と突っ込みたくもなりますが、子供たちに売れるおもちゃを考えたらこれになったということですかね。
恐竜だったら、「キョウリュウジャー」の時のCGデータも流用できそうですし(笑)。
今回の劇場版は欲を言えば、せっかくですからもっと忍者っぽいアクションを見たかったですかね。
アクションシーンについては、テレビシリーズより派手であるといったようなことはなかったかと思います。
ま、なかなか尺も厳しいのでそうそう派手にはできないかと思いますけれども。
ところどころもっとと言いたくなるところはあるのですが、夏の「スーパー戦隊」の劇場版としては及第点ではないでしょうか。
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