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2015年2月28日 (土)

「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE」 オトナ戦隊とコドモ戦隊

この時期恒例となったスーパー戦隊シリーズの劇場版「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE」に行ってきました。
「烈車戦隊トッキュウジャー」はテレビシリーズが先日終了しましたが、シリーズ当初感じていたほど乗り切れなかった感はありました。
レビューはまだ書いていないですけれど。
ですので、劇場版については観に行くかどうか迷ったのですが、行ってみると思ったよりも面白かったです。
トッキュウジャーと共演するのは、前年の戦隊キョウリュウジャーです。
この2戦隊が共演すると、それぞれの戦隊のコンセプトが明確になり、なかなか興味深かったです。
キョウリュウジャーは史上最強のスーパー戦隊と銘打っていましたが、彼らは最初から勇者であり、すでに完成されたスーパー戦隊でした。
強い奴らがチームになってさらに強いというコンセプトでしたよね。
いわば大人のスーパー戦隊と言ってもいいかもしれません。
かたやトッキュウジャーですが、シリーズで明らかになったように彼らは姿形は大人でもその精神は子供のまま。
純粋な気持ちを持った、子供の心のスーパー戦隊なわけです。
この2戦隊が共演すると、キョウリュウジャーたちのメンバーが、直球勝負のダイゴでさえも、大人に見える。
使命を自覚しているオトナたちという感じがしました。
トッキュウジャーたちについては、映画を観ていて彼らが自分自身のことを語るセリフがあったのですが、なるほどと思いました。
彼らは家族の元に帰るということを目的として戦ってきました。
そして旅をして街を訪れ、そこでシャドーラインに苦しめられる人々をひとつひとつ救ってきたわけです。
世界の平和のためってわけではない。
ひとつひとつ目の前にいる人たちを救ってきただけ。
だだ子供のうちはできることは限られている。
手が届くとこから、ひとつひとつやっていく。
そして自分の手の届く範囲は少しづつ広がっていく。
手が届くと想像できることがイマジネーション。
トッキュウジャーはこれから成長していくコドモたちなんですよね。
だから、本作で子供のままチェンジするっていうシーンがありますが、それは非常にコンセプトをはっきりと表したシーンであったなと思いました。

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受信: 2015年4月 4日 (土) 07時49分

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