2014年を振り返って<映画>
いよいよ年末になってきましたので、恒例の1年間の振り返りをやってみたいと思います。
今年は1年間で合計92本の鑑賞となりました。
2008年からこちらのブログを開設していますが、100本を割ったのは今年が初めて。
まあ、公私いろいろあったので今までのように劇場に足を運べなかったんですよね。
1.「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最後編」
2.「ゴーン・ガール」
3.「インターステラー」
4.「アナと雪の女王」
5.「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
6.「白ゆき姫殺人事件」
7.「猿の惑星:新世紀」
8.「青天の霹靂」
9.「紙の月」
10.「小さいおうち」
番外.「ゼロ・グラビティ」
1.「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最後編」
厳密には2作品ですが、この2作はセットで一つと考えたいと思います。
前作の「るろうに剣心」も初めて観たときに圧倒されましたが、それに続く「京都大火編」「伝説の最後編」はさらにその圧倒度が増していました。
観客がこの作品に期待していることを制作者が理解し、それのさらに上に行こうとする志を感じる作品です。
大友監督をはじめとしたスタッフ、佐藤健さんら出演陣の力がある目標に向かって凝縮されていったという感じがしますね。
ハリウッドともアジアとも違う新しい日本のアクションの可能性を見させてくれました。
2.「ゴーン・ガール」
今年最後に観た映画となった作品。
2時間半に渡る緊張感、先が見えずに二転三転するストーリー。
デビッド・フィンチャーの真骨頂でした。
こういう映画を撮ったら誰もかなわないですね。
3.「インターステラー」
1番とってもおかしくない作品です。
こちらの作品も長尺ですが、飽きさせない。
デビッド・フィンチャーもクリストファー・ノーランも飽きさせることがないのは、ストーリーがパターン化されたものではないということと、観ていて圧倒される映像美があるからかなと。
本作は馴染みのないハードSF的な設定を取り入れながらも、それでもとっつきにくいものにしない調理加減が絶妙。
それでいてノーランらしい哲学風味も効いている。
4.「アナと雪の女王」
あんだけ話題になったので、いれるのもどうかなとも思ったのですが。
結果的に2回観に行ってるし(笑)。
映像は文句なく美しく、さらにそれに歌が加わって、より感情が豊かに伝わってくる。
子供から大人まで楽しめるっていうのはよく言われる言葉だけれど、それをほんとに実現するのは難しい。
それをやってしまった稀有な作品。
5.「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
タイムループものというSF小説ではよくある設定をうまく料理した作品ですね。
「ドラクエ」「マリオ」以降のゲーム世代なら共有している、ゲームの感覚を上手に取り入れている。
そのアイデアは原作のものだが、映像にした時に飽きさせないところに気を使っている。
哲学的になりすぎることなく、あくまでエンターテイメントに軸足を置いているバランスも良い。
6.「白ゆき姫殺人事件」
現代の日本を象徴的に表現している。
人々の噂、報道でさえも「真実」ではなく、「真実らしい」ことを大声で話をしている。
その危うさ、怖さを描いている。
物語の構成が巧みで、こういうところに中村監督のうまさを感じる。
7.「猿の惑星:新世紀」
前作はそれほどおもしろいと思わなかったので、不意をつかれた感じ。
シリーズの2作目で(かつリブートで)、評価が上がる作品も珍しいと思う。
知恵がつくってのもそれほどいいことでもないのかもと考えてしまう。
8.「青天の霹靂」
ストレートに泣かされた。
こういうベタなお話に弱いのよ。
最近あまりこういう直球系ってないような気がする。
9.「紙の月」
宮沢りえさんの演技に圧倒されました。
徐々に変化していく主人公はなかなかに演じるのは難しいと思いますが、さすがです。
10.「小さいおうち」
こちらも女優さん評価。
黒木華さんが良かった。
番外.「ゼロ・グラビティ」
こちら観たのは今年だったので、ランクインしても良かったんですけれど。
驚異的な映像に圧倒されました。
冒頭の十数分に渡る長回しは歴史的快挙と言ってもいい。
「ウォーキング with ダイナソー」
「赤×ピンク」
「ニード・フォー・スピード」
「ポリスストーリー レジェンド」
「ルパン三世」
一番うーんだったのは「ルパン三世」かな。
去年の「ガッチャマン」と同じような残念感です。
来年も映画を観ていきたいと思いますが、本数は減ってしまうかも?
ブログは続けますので、引き続きよろしくお願いします。
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