「劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦! 黄金の果実争奪杯!」 サッカーというお題は当てが外れたか・・・
恒例となっている夏の仮面ライダー劇場版、今年は「劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦! 黄金の果実争奪杯!」です(相変わらずタイトル長いな〜)。
夏の仮面ライダーの劇場版は、出来不出来がハッキリ出てくる印象があります。
平成ライダー第二期では、個人的には「W」「フォーゼ」が出来が良く、「オーズ」「ウィザード」は出来が良くないと思っています。
今回の「鎧武」は残念ながら出来が良くないほうでしょうか。
うまくいってない作品に共通しているのが、主人公たちがなんらかの原因で本編の世界とは別の異世界での物語になっていることです。
第二期の平成ライダーの本編は秋にスタートして夏に終わるという展開なので、丁度夏の映画をやっているときに本編はクライマックス直前になっています。
ですので、本編に関わる物語は作りにくいと思われるので、異世界などを舞台にして番外編的に扱う方法がとられるのだと思います。
ただそうした場合、映画のあらたな世界観のぶん情報量が増えるので、それほど長くない尺の中で物語もキャラクター(レギュラーも劇場版キャラも)の描き方が薄くなりがちになります。
そうなると馴染みのなさからくる違和感と、忙しい印象ばかりが残る作品煮なる感じがするのですよね。
「W」と「フォーゼ」がうまくいっているのは、世界観もレギュラーキャラも本編と同じですので、そこに新たに説明がいる必要はなく、本編の延長線で映画版としてスケールアップさせることができたからだと思われます。
「鎧武」については本編も相当な情報量(主要なキャラクターの量の多さ、アイテムなどギミックの多さ)であるのに加え、今回は「サッカー」というお題まで入っているので、かなりまとめるのがたいへんだったのではないかと感じました。
「サッカー」というお題は、今年はワールドカップイヤーだったということもあったのだと思いますが、日本の成績が芳しくなかったことから世間的にも盛り上がりが欠けた中での、本作の公開であったため、当てが外れた感はあります。
割と東映の特撮作品は、公開される時に世間で盛り上がりそうなネタを題材に上手に選ぶことが巧みだと思うのですが、今回は勘が上手く働かなかった感じですかね〜。
平成ライダーの夏の劇場版は次のライダーがチラッと出てくるのが恒例だったので、何か出てくるかなと思いましたがなかったですね。
秋の映画のティーザーは流れましたが、文字だけだったですし。
「鎧武」からオンエア開始時期が9月→10月になったから、7月だと情報解禁だと早いということですかね。
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コメント
メビウスさん、こんばんは!
夏の劇場版は当たり外れが大きいですね。
今回はやはりサッカーネタが外してしまったかな。
もっと日本全国盛り上がると思ったのでしょうね。
次のMOVIE大戦に期待しましょう!
投稿: はらやん | 2014年7月29日 (火) 22時57分
はらやんさんこんばんわ♪
ホント、ムービー大戦とかは面白いのに、夏劇に限ってはシーソーみたいに面白い面白くないがギッコンバッタンな感じですよね^^;そして残念ながら自分も今回はあんまり面白くない部類に入っちゃったわけで・・。
W杯で日本がああいう結果になっちゃったから、こっちもネガティブな方向に向いちゃったんでしょうかねぇ~?あと放映終了時期がどんどん早まってるせいでストーリーも合わせづらいというのも確かに要因の一つかもしれませんね。
投稿: メビウス | 2014年7月28日 (月) 21時09分