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2014年6月 4日 (水)

「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第2章」  押井ネタ、あるある

実写版「パトレイバー」の第2章(episode3、4)を観てきました。
2週間しか上映期間がないので、早めに早めに。

「パトレイバー」というシリーズはロボットものでありながらも、ロボット(このシリーズではレイバーという呼称)が活躍「しない」話があるというかなり変わったシリーズです。
今回のepisode2「98式再起動せよ!」の珍しくレイバーに焦点が当たっていて、パトレイバー(98式イングラム)が動くシーンがかなりあります。
が、動くと言ってもそれは別段レイバー犯罪を解決するためにというのではなく、特車二課面々のワルノリな訓練(動作テストと称しレイバーで空手のカタをきめる)のため。
案の定レイバーとしては無理な動きのため、パーツに負荷がかかり過ぎ、イングラムは大破。
しかし、直後に警視総監が視察にくるという・・・。
無事特車二課はイングラムを立たせることができるのか、というお話。
イングラムを立たせるために寝ずの整備を行う整備班の奮闘ぶりは文化祭前の準備にも似た狂騒。
これは押井守の「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」にも通じるところですよね。
episode3「鉄拳アキラ」は、レイバーがほとんどでてこない話(これだけ観るとロボットものとは思えない)。
謎の人物「強いオヤジ」役で竹中直人さんがゲストで登場しますが、竹中さんは以前「パトレイバー」の劇場版の2作目にも謎の公安で登場していますね。
得体の知れない感じは竹中さんにマッチしています。
「強いオヤジ」はゲームで食っている流れ者っぽい感じですが、これは押井守作品にしばしば登場する「立喰師」に通じるものがあります。
というよりは「立喰師」そのものと言ってもよく、「強いオヤジ」と明が言葉を交わすシーンのロケーションは「マッハ軒」という、これもまたしばしば押井作品に登場する立ち食いそば屋です。
第1章の「上海亭」に続き、押井作品の定番ですね。
これからもこういった押井作品ネタがでてくるんでしょうね。
「THE NEXT GENERATION 」といいつつ、このシリーズは過去の押井作品の「あるある」ネタが詰まっているところがありますよね。
とはいえすべてが前作を踏襲しているわけではなく。
episode3では主人公の明にスポットが当たっていましたが、アニメ版の野明とは似ているところもあれば違う側面もあるというのが感じられました。
二人とも天然ぽいところは共通ではありますが、野明は動物好き、ペット好きでイングラムに対してもペットと接しているような雰囲気があります(勝手にアルフォンスという名前も付けている)。
しかし明は、ゲームオタクでどっちかというとメカ好きっていう感じですよね。
野明よりもよりオタクっぽくて、コミュニケーションも上手な感じではないです。
よくよく観ると他の特車二課メンバーもアニメとは違うところはあるので、今後そういう点を拾っていくエピソードも出てくるのでしょうか。
そうそう、太田莉奈さん演じるカーシャはロシアから派遣されているという設定ですが、アニメ版では香貫花・クランシーという役に対応しています。
香貫花はアメリカからの留学ということになっていましたが、今回はロシア。
なんで?と思ったら太田莉奈さんってロシア人と日本人のハーフだったのですね。
なのであんなにロシア語がうまいわけだ・・・。

第3章ではとうとう怪獣が出る様子。
ロボットと怪獣?「パシフィック・リム」か?と思うかもしれないですが、実は「パトレイバー」ではしばしば怪獣が出てくる話があります。
OVA(アーリーデイズ)のときの第3話「4億5千万年の罠」、マンガ版「廃棄物13号」、映画では「WXIII 機動警察パトレイバー」で怪獣が登場しています。
というより、「4億5千万年の罠」をマンガ、映画でそれぞれ解釈をして物語をリファインしているイメージです。
ですので実写版もこのセンスでやるのではないかな(episode5、6で前後編になるようですし)。

前作「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第1章」の記事はこちら→ 

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