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2014年3月 9日 (日)

「魔女の宅急便(2014)」 好きなことが魔法になる

魔女は13歳になったら、魔女のいない街に行き、そこで1年間の修行をする。
そのしきたりに従って、キキはワクワクした気持ちで生まれ育った街を旅立ちます。
自分はこれからどんな人と出会うのだろう、どんな出来事があるだろうという。
キキが感じているワクワクした気持ちは、自分の未来に対する可能性。
彼女が使える魔法は、唯一空を飛ぶことです。
キキは小さい頃から飛ぶことが好きな子でした。
彼女はその力を使って、見知らぬ街で”お届け屋“をはじめます。
人から人へ、品物だけではなく、幸せな気持ちもいっしょに届けたいと思って、彼女はこの仕事に決めたのです。
しかし、魔女は品物と一緒に呪いも運んでくるという悪い噂が広まり、キキにはお届けの仕事がまったく来なくなります。
仕事が届かなくなるだけではなく、魔女であるキキにも人々の白い目が向けられてしまうのです。
そして、キキは飛べなくなってしまいました。
落ち込むキキは、街でできた友達のトンボにこう言います。
「おいしいパンを作ることも、飛行機を作ることもあたしには魔法に見える」
おソノさんやフクオさん、トンボも魔法かと思えるように素敵なことができる、あたしにはもう何にもできない、と。
これは初めてキキが感じた挫折でしょう。
みんなに喜んでもらえると思ったことが、疎まれる。
そして、自分が好きだったことが、イヤになってしまう。
キキが飛べなくなった理由は、キキが初めて空を飛べたときの気持ちを忘れてしまったからだと思います。
初めて空を飛べたとき、そうすることがとても好きになった。
好きなこととには一生懸命打ち込む。
だからだんだんと上手になって、みんなも喜んでくれて、それがうれしくてもっとがんばる。
もっとうまくなって、もっとみんな喜んでくれる。
おソノさんもトンボも魔法のように素敵なことができるのはそういう気持ちを持っているから。
キキは嵐の日を経験して、空を飛ぶことが人に喜んでもらえて、なにしろ自分が飛ぶことが好きだという気持ちを思い出しました。
初めて自転車に乗れたとき、初めて空を飛べたときの気持ちを忘れなければ、たぶんもう大丈夫。
そういう経験をするのが魔女の修行なのかもしれません。
こうやって書いてきたら、浅田真央ちゃんのことが浮かびました。
彼女もキキといっしょですよね。
いろいろ言われることもあるけれど、がんばると人に喜んでもらえて、なにしろスケートが好きってことなんだろうな。

「魔女の宅急便」と言ったら宮崎駿監督のアニメ版があるのに、なんで今さら実写化というふうに思ったりもしました(と言いつつ、アニメ版は一回くらいしか観てないけれど)。
実写ならではの映像というところもあまりなかったのも確かなんですけど。
でもストーリー的にはやはり王道な挫折と成長物語ということでグッとくるところはありました。

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