« 「42 〜世界を変えた男〜」 世界を変えた男とサポーター | トップページ | 「悪の法則」 人と運命、獣と弱肉強食 »

2013年12月 1日 (日)

「かぐや姫の物語」 生命力のある線

宮崎駿監督と並ぶスタジオジブリの2枚看板の高畑勲監督の最新作です。
当初は「風立ちぬ」と同時期公開と言われていましたが、間に合わなかったようですね。
本作は皆さんもよく知っているかぐや姫のお話、すなわち「竹取物語」をベースにしています。
ベースというよりほとんどそのままであったのが意外でした。
もう少しアレンジをされると思っていたので。
本作はストーリーよりも、やはり高畑監督が問いかけるアニメーションとは何かという問いが重要ではないかと思います。
近年はアニメーション制作にコンピューターが取り入れられています。
ピクサー作品のようなわかりやすい3DCGアニメ以外のいわゆるセルアニメ風でもそうです。
描かれた原画はスキャニングされてコンピューターに取り込まれ、そこで着色され、編集され、ポストプロダクションされます。
それにより制作は効率化され、また非常に綺麗なアニメーションが作られるようになりました。
デジタル化そのものは決して悪いことではありません。
ただその中で失われていったものもあるのではないかというのが高畑監督の問いなのではないかと思います。
本作は観ればわかるように、手描きのタッチを非常に強く出したアニメーションに仕上がっています。
場面によっては荒々しいほどにそのタッチは強さと勢いを増します。
まさに筆圧を感じるアニメーションと言っていいでしょう。
特に筆圧を感じるのは主人公であるかぐや姫の感情を大きく揺れ動く時です。
中盤くらいにかぐや姫が走り出す場面がありますが、それを描く線の荒々しさはまさに彼女の感情を表しているようでありました。
線が生きているという感じがします。
最近のアニメーションでは3DCGでモデリングしてセル画風に出力するトゥーン化という手法もあります。
これは肌感のような温かさが感じられない3DCGを、馴染み深い人肌を感じさせる手法と言えるかもしれません。
ただこの手法での線画というのはどうしても均一的にならざるをえません。
背景とキャラクターの境目を物理的に分ける境界線なのですね。
本作の線画は綺麗に繋がっているわけではなく、途切れたり二重になっていたりもします。
しかしそれにより、線に感情がこもっているようにも見えるのですね。
アニメーションの語源はラテン語のanimaで、これは生命がないものに生命を与えることという意味です。
まさにアニメーションはただの絵を動かし、生命力を与えることなのですね。
最近のアニメーションは絵を動かすばかりで、生命力を与えてきていなかったのではないかというのが高畑監督の想いなのではないかと思いました。
本作の劇中で繰り返し流れるわらべ歌で「とり むし けもの くさき はな はるなつあきふゆ つれてこい」という歌詞があります。
これは地上の生きとし生けるものものの生命の営みを歌ったものでしょう。
月の住人は地上の人や生命のように刹那的はなく永遠に生きる存在だと思われます。
だからこそ地上に送られることは「罰」なのでしょう。
命に限りがあり、そこで争いながら生きていくことは、永遠に生きる存在からは罰のように見えるというのはそうなのかもしれません。
しかしだからこそ限りある中で生命はキラキラとした光を放つ。
かぐや姫は、かつてその歌を歌った人が地上を思い返して泣いていたことを思い出します。
そして自分もそうなるであろうと予感するのです。
高畑監督がアニメーションが持つ元々の意味合い、生命力の表現にこだわろうとした時に、「竹取物語」という題材を選んだというのもわかる気がします。

にほんブログ村 映画ブログへ

|

« 「42 〜世界を変えた男〜」 世界を変えた男とサポーター | トップページ | 「悪の法則」 人と運命、獣と弱肉強食 »

コメント

メビウスさん、こんにちは!

この作品は高畑監督の、多くの現在のアニメーションのスタイルに対するアンチテーゼであったのだろうと思います。
本来のアニメーションが持つ、表現の可能性、躍動感をどこまで突き詰められるかということにチャレンジしているようい感じました。

投稿: はらやん | 2013年12月 7日 (土) 12時08分

こちらにもお邪魔します。

かぐや姫の心情を加え新解釈された内容も良かったですが、それと同時に本作のアニメーションに自分も衝撃を受けましたね。
それこそ最初に予告編を観た時は『未完成?』と眉をしかめたものですが、改めて観ると凄いスピードやパワーを感じるタッチなんですよねぇ。かぐや姫が屋敷を飛び出すシーンは鳥肌も立っちゃいまして、アニメーションの奥深さみたいなのも感じた気がします。

・・でも自分の職場の人達が言ってたのですが、『あの絵なんなの?』と言ってた辺りからすると、やはりあの荒々しいタッチはかなり好みが分かれるんじゃないかな~とも思います。皆が望むのはやっぱし色彩豊かでパリッとした従来のジブリアニメなんでしょうかね~?(汗

投稿: メビウス | 2013年12月 2日 (月) 21時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「かぐや姫の物語」 生命力のある線:

» 和製アルプスの少女ハイジ。『かぐや姫の物語』 [水曜日のシネマ日記]
「竹取物語」を題材にスタジオジブリの高畑勲監督が手掛けた劇場アニメです。 [続きを読む]

受信: 2013年12月 1日 (日) 23時15分

» かぐや姫の物語 ★★★★ [パピとママ映画のblog]
数々の傑作を生み出してきたスタジオジブリの巨匠、高畑勲監督が手掛けた劇場アニメ。日本で最も古い物語といわれる「竹取物語」を題材に、かぐや姫はどうして地球に生まれやがて月へ帰っていったのか、知られざるかぐや姫の心情と謎めいた運命の物語を水彩画のようなタッ...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 1日 (日) 23時29分

» かぐや姫の物語 [Akira's VOICE]
切なくて悲しくて美しい!   [続きを読む]

受信: 2013年12月 2日 (月) 09時50分

» 『かぐや姫の物語』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「かぐや姫の物語」□監督・原案 高畑 勲 □脚本 高畑勲、坂口理子 □キャスト(声) 朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、          田畑智子、立川志の輔、上川隆也、伊集院 光、宇崎竜童、          ...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 2日 (月) 12時49分

» かぐや姫の物語 [象のロケット]
昔々、竹取の翁(おきな:老人)と妻の嫗(おうな:老女)は、光り輝く竹の中で眠っていた小さなお姫様を大切に育てていた。 姫は地元の子どもたちと一緒に野山を走り回る元気な女の子に成長したが、竹から出てくる金(こがね)で裕福になった翁は、都で姫を立派な女性に育てようと決心する。 住み慣れた山里を離れ、貴人の娘としての教育を受けた絶世の美女かぐや姫の元には求婚者が殺到するのだが…。 アニメーション。... [続きを読む]

受信: 2013年12月 2日 (月) 19時26分

» [映画][☆☆☆☆★]「かぐや姫の物語」感想 [流浪の狂人ブログ〜旅路より〜]
 「ホーホケキョとなりの山田くん」以来14年ぶりとなる、高畑勲監督(兼・脚本、原案)最新作は、「竹取物語」を基にした長編アニメーション。 まったく何の変哲もない、我々のよく知るごく当たり前の「かぐや姫」。にもかかわらず、これほどまでに観る者の心を惹きつけ、... [続きを読む]

受信: 2013年12月 2日 (月) 19時35分

» かぐや姫の物語 [シネマをぶった斬りっ!!]
【監督】高畑勲 【出演】朝倉あき/高良健吾/地井武男/宮本信子 【公開日】2013年 11月23日 【製作】日本 【ストーリー】 この地で、ひとりの女性が生きた。笑い、泣き、喜び、怒り、その短い生の一瞬一瞬にいのちの輝きを求めて。数ある星の中から彼女は何故地球を選んだのか。この地で何を思い、何故月へ去らねばならなかったのか。姫が犯した罪とは、その罰とはいったい何だったの...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 2日 (月) 21時55分

» 高畑勲監督『かぐや姫の物語』"人の情けをはぐくみて、まつとしきかば今かへりこむ" [映画雑記・COLOR of CINEMA]
※注・内容、ラストに触れています。高畑勲監督による誰もが知る(しかし本当のお話を知らない)「竹取物語」を題材とした9年ぶりの長編アニメ『かぐや姫の物語』美術監督に男鹿和雄、人物造形/作画設計・田辺修、... [続きを読む]

受信: 2013年12月 2日 (月) 22時12分

» 映画『かぐや姫の物語』★すべて消えても今をしっかり生きていればイイ☆ [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/161567/ ↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。 竹から生まれ、月に帰ったかぐや姫の物語―― 監督の解釈で見せているのですが、言い換えると、 かぐや姫が 浄い処である月(浄土?)から、汚れた地上にやってきて、また、戻るいきさつです。 &n..... [続きを読む]

受信: 2013年12月 2日 (月) 23時28分

» 『かぐや姫の物語』 [beatitude]
14年ぶりという新作、高畑勲渾身の一作か。ストーリーは「竹取物語」そのまま。原作では語られない姫の心情を高畑解釈で細やかに載せた作品でした。動く水彩画のような滑らかなアニメーションはどれほどの労力を要したか推して知るべし。時間とお金をかけ、丁寧に創られた...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 3日 (火) 00時01分

» かぐや姫の物語 [はるみのひとり言]
試写会で観ました。正直予告を見た時全然期待していませんでした。絵もシンプル過ぎひん?って思ったのと、「姫の犯した罪と罰」というキャッチコピーに、こういう意味ありげなコピーは怪しい予感がしたんで。ダルくなりそうな。しかも上映時間が2時間17分という長さで...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 3日 (火) 00時13分

» かぐや姫の物語 [そーれりぽーと]
ジブリ高畑勲監督最新作、筆書き風の優しい線で描かれたアニメ映画『かぐや姫の物語』を観てきました。 ★★★★★ 優しい画風で、とことん美しい竹取物語に感動しました。 誰もが知っている竹取物語のプロットに忠実に、ジブリ流の情熱とノスタルジックな演出で味付けされた...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 3日 (火) 00時41分

» 劇場鑑賞「かぐや姫の物語」 [日々“是”精進! ver.F]
“生きる”ということ… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201311230001/ 【送料無料】【新作CDポイント3倍対象商品】【先着特典:映画「かぐや姫の物語」音源CD(ジャケ...価格:3,000円(税込、送料込) 二階堂和美/いのちの記憶価格:499円(税込、送料別) ...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 3日 (火) 05時35分

» 映画・かぐや姫の物語(試写会) [読書と映画とガーデニング]
2013年 日本 11/11名鉄ホールにて舞台挨拶がありました鈴木敏夫&西村義明プロデューサー主人公・かぐや姫の声優を務めた朝倉あきさん主題歌「いのちの記憶」作詞・作曲・歌の二階堂和美さん伴奏はベース(和美さんのご主人)のみ、ナマで「いのちの記憶」が聞け...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 3日 (火) 21時59分

» かぐや姫の物語 [ダイターンクラッシュ!!]
2013年11月25日(月) 21:00~ TOHOシネマズ川崎5 料金:0円(フリーパスポート) パンフレット:未確認 予告編、出し惜しみすぎ 『かぐや姫の物語』公式サイト フリーパスポート21本目。 ジブリにしては、客が入っていないようだ。 高畑勲の前作「山田くん」よりはマシだろうけど。 上の画像は、最初の予告編で出てきたものだが、これ自体の扱いは物語の中盤。決してクライマックスでない。 ただ、これのイメージが強いので、しかも、これがあまり宜しくないものなので、期待感が激減する。 ... [続きを読む]

受信: 2013年12月 4日 (水) 22時10分

» 映画:かぐや姫 「静」と「動」の緩急つけ具合に魅了される。 [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
ジブリ待望の新作。 古典『竹取物語』を元にした、シンプルなストーリー。 のはずが! 上映時間はなんと137分 最大の大作「もののけ姫」の133分を超え、ジブリ作品の長編作では最長(汗) おい大丈夫かと焦る自分が。 で実際は? 終わってみれば... 「例の」クライマ...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 5日 (木) 01時33分

» いのちの記憶~『かぐや姫の物語』 [真紅のthinkingdays]
 光る竹の中から、小さな女の子を見つけた竹取の翁(地井武男)は、家に連 れ帰り竹取の媼(宮本信子)とともにその子を育てる。たけのこのように急成長 した少女は、都に移り住み 「かぐや」 という名の美しい姫となった。  高畑勲監督、14年ぶりの作品。正直、この日本を代表する映画監督に対し、 宮崎駿ほどの思い入れはない。作品の全てを観ているわけでもないし、本作 の公開を知った時も...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 6日 (金) 07時51分

» かぐや姫の物語 : 全ての登場人物が傷つく哀しい物語 [こんな映画観たよ!-あらすじと感想-]
 ジブリ作品を初めて映画館で観たのが、先日紹介した宮崎駿の「風立ちぬ」。そんな私からすれば、「また、ジブリかよ!」と自分をツッコミたくもなりましたが、今年二本目のジブ [続きを読む]

受信: 2013年12月 6日 (金) 21時40分

» かぐや姫の物語 [映画的・絵画的・音楽的]
 『かぐや姫の物語』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。 (1)高畑勲監督が、製作期間8年、総製作費50億円を費やして作ったアニメだということで、映画館に行ってきました。  本作は、原作の『竹取物語』にかなり忠実に従いながらも(登場人物を若干増やしていますが)、な...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 7日 (土) 20時15分

» かぐや姫の物語/朝倉あき [カノンな日々]
スタジオジブリの巨匠・高畑勲監督が14年ぶりに手がけた劇場アニメーション映画最新作は「竹取物語」を題材にかぐや姫の運命を水彩画のような繊細なタッチで描き上げた物語です。 ... [続きを読む]

受信: 2013年12月 7日 (土) 23時12分

» かぐや姫の物語 [にきログ]
さて、ジブリの高畑監督最新作 風立ちぬと同時公開がここまで遅れたんですよね 高畑監督は火垂るの墓、平成狸合戦ぽんぽこ、そして初期の世界名作劇場のイメージです 独特のタッチの作画とかぐや姫が題材ということで個人的には気になっていたので見てきました 風立ちぬも夏に見ているんですが、個人的にはかぐや姫のほうが好みでしたね あらすじ 今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中か...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 8日 (日) 02時42分

» 『かぐや姫の物語』('13初鑑賞99・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆☆- (10段階評価で 8) 11月23日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 15:20の回を鑑賞。 [続きを読む]

受信: 2013年12月 8日 (日) 11時01分

» 『かぐや姫の物語』 高畑勲の「罪と罰」とは? [映画のブログ]
 【ネタバレ注意】  2013年、高畑勲監督は実に14年ぶりとなる新作映画を発表した。  『かぐや姫の物語』は、まさに高畑アニメの集大成ともいうべき大傑作だ。これまで世界中を泣かせ、喜ばせ、感動させてきた高畑勲作品のあらゆる要素がここに結実している。  72歳で長編アニメからの引退を宣言した宮崎駿監督よりも、さらに年上で78歳になる高畑監督が発表したこの長編は、心して観たい作品であ...... [続きを読む]

受信: 2013年12月 8日 (日) 20時21分

» 『かぐや姫の物語』を観てきた!? [映画観たよ(^^)]
『かぐや姫の物語』を観てきました。かぐや姫の物語 - 映画.com いやいや久しぶりの高畑監督作品ということで初日満員でした。 ストーリーは日本人なら誰でも知っている昔話。それをかぐや姫を含めた周りの人たちの感情や振る舞いを交えた形で再現した物語です。まぁこう言ってしまえばそれまでの作品なんですが、ジブリ作品にありがちな強気の眼ジカラの強いおなごをかぐや姫にあてはめてくれた感じでした。 イマイチよくわからなかったのが、「姫の犯した罪と罰」という謳い文句がわからんかった。月での所作が原因で地球に下... [続きを読む]

受信: 2013年12月 8日 (日) 21時33分

» かぐや姫の物語・・・・・評価額1800+円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
かぐや姫が、本当に欲しかったもの。 巨匠・高畑勲が78歳にして挑んだのは、日本における物語の祖にして最初のSFファンタジー、「竹取物語」の初の長編アニメーション映画化である。 137分の上映時間は、比類するものの無い至高の映画体験。 天土火水、森羅万象の中の生命への慈愛が、スクリーンから溢れ出る。 ここにあるのは作家の小宇宙に再構築された、この美しき世界そのものだ。 作品の志向...... [続きを読む]

受信: 2013年12月11日 (水) 20時15分

» 『かぐや姫の物語』 [My Pace, My Self]
秋のあの勢いはどこへやら・・・という11月、12月の映画のペースです。 まあなんだか忙しくてこれくらいでもいっぱいいっぱいの本数かなというところではありますが。 今日は『かぐや姫の物語』観てきました。 昔猫の恩返しを映画館で観たことがあったけど、ジブリってそれ以来だと思う。 正直なところ、ちょっと待てばテレビでやるし・・・という気持ちがあって優先順位が低くなってしまうんだよね(汗) でもね、これはチィチィの声がまた聞けるということを知ったときから映画館で見ようという気持ちになっ... [続きを読む]

受信: 2013年12月13日 (金) 23時47分

» 映画 「かぐや姫の物語」 [ようこそMr.G]
映画 「かぐや姫の物語」 [続きを読む]

受信: 2013年12月21日 (土) 16時07分

» かぐや姫の物語 [C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜]
かぐや姫の物語 13:日本 ◆監督:高畑勲「ホーホケキョとなりの山田くん」 ◆主演:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、田畑智子、立川志の輔、上川隆也、伊集院光、宇崎竜童、古城環、中村七之助、橋爪功、朝丘雪路、仲代達矢、三宅裕司 ◆STORY◆今...... [続きを読む]

受信: 2013年12月23日 (月) 20時35分

» かぐや姫の物語 [青いblog]
感想にネタバレ含みます。 ↓ ・ ・ ・ ・ ・ 1. テーマは高畑版「生きねば。」 生きろとか生きるって素晴らしいとかはジブリ作品の共通するテーマですが、今回も同じくです。 50億と8年間かけてスタジオジブリのプロが作ってるのだから、褒めざるを得ないようなクオリティではあります。 でも何か褒めきれない部分もあり… 例えばカップル...... [続きを読む]

受信: 2013年12月25日 (水) 13時42分

» かぐや姫の物語 [映画と本の『たんぽぽ館』]
繰り返し続いていく“時”と、限りある“生” * * * * * * * * * * このアニメを見終わって、 さて、これは一体どういう物語だったのだろう、と思いました。 ストーリーは誰もが知るあの「竹取物語」そのもの。 竹から生まれたかぐや姫が美しく成長し...... [続きを読む]

受信: 2013年12月28日 (土) 19時41分

» 映画 かぐや姫の物語 [こみち]
JUGEMテーマ:映画館で観た映画nbsp; nbsp; ◆スタジオジブリ作品 nbsp;  「かぐや姫の物語」を姫の罪と罰に焦点を当てた作品と言うことで nbsp;  昔読んだ絵本と違う印象を持ったので見に行ってきました。 nbsp;  映画観はお子様が大勢いて、映画中に話し出すは nbsp;  席を立ってダッシュでどこかに行ったりと nbsp;  ... [続きを読む]

受信: 2014年1月 3日 (金) 00時20分

» かぐや姫の物語 [メルブロ]
かぐや姫の物語 463本目 2013-34 上映時間 2時間17分 監督 高畑勲 出演 朝倉あき(かぐや姫) 、 高良健吾(捨丸)     地井武男(翁) 、 宮本信子(媼)     高畑 ... [続きを読む]

受信: 2014年1月 5日 (日) 00時25分

» かぐや姫の物語 [ルナのシネマ缶]
2014年の最初の作品は、 昨年観れなかったこの作品に しました。 早々と引退を決めた宮崎駿監督と 並ぶスタジオジブリの巨匠、 高畑勲監督作品です。 こちらは、バリバリ現役続投との事 それもまた粋な心意気ですよね。 がんばってほしいものです。 「かぐや姫の物語」は誰でも知ってる「竹取物語」が 原作なので、今回はあらすじは省略させていただきます。 手描きのやさしいタッチは、物語にとてもマッチしていたし 自然の美しい風景も良かったです。 ただキャッチになっていた「姫の犯... [続きを読む]

受信: 2014年1月 6日 (月) 01時10分

» かぐや姫の物語 [Spice -映画・本・美術の日記-]
「かぐや姫の物語」を観てきました。 誰もが知っている「竹取物語」。竹を取りに行った翁がひかる竹をみつけ、中から女の子が出てくる。すくすくと成長し、美しい姫になると翁は [続きを読む]

受信: 2014年1月16日 (木) 22時54分

» かぐや姫の物語 [愛猫レオンとシネマな毎日]
スタジオジブリの最新作は、高畑監督による「竹取物語」 日本最古の物語「竹取物語」のプロローグから始まる、かぐや姫の謎を解くストーリーです。 超高級な日本昔ばなしを見たような感じでした。 ストーリーの大まかなあらすじは、原作に忠実です。 ただ、原作ではスルーされている幼少時代が丁寧に描かれてました。 赤ん坊から急成長して子供となり、村の子供らと走り回る様子は、生命力に溢れてます。 そして、かぐや姫の初恋の人、捨丸兄ちゃんも原作にはないオリジナルもの。 この前半のシーンは、都に移り、かごの鳥となっ... [続きを読む]

受信: 2014年1月25日 (土) 00時26分

» かぐや姫の物語  監督/高畑 勲 [西京極 紫の館]
【声の出演】  朝倉 あき (かぐや姫)  高良 健吾 (捨丸)  地井 武男 (翁)  宮本 信子 (媼) 【ストーリー】 今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しか...... [続きを読む]

受信: 2014年1月31日 (金) 23時58分

» かぐや姫の物語 [secret boots]
評価点:61点/2013年/日本/137分 監督:高畑勲 至極退屈。 昔々、竹を採って生計を立てていた造という翁(声:地井武雄)が光る竹を見つけ、その中からかわいらしい女の子を見つけた。 大切に育てていると、たいそう大きくなり、美しい女性(声:朝倉あき...... [続きを読む]

受信: 2014年2月14日 (金) 21時13分

» 今までにない画で見せるかぐや姫 [笑う社会人の生活]
2日のことですが、 映画「かぐや姫の物語」を鑑賞しました。 またまた、ジブリの新作で 今回は久々 高畑勲監督作 まずは その画の新鮮さ、美しさ まるで水墨画のような この表現だけで見る価値はあるし、画期的といえるかと またそれが効果的に使われていて 物語は題...... [続きを読む]

受信: 2014年2月17日 (月) 22時02分

» 高畑勲「かぐや姫の物語」 [最近気になること]
かぐや姫の物語 2013年11月30日、船堀シネパルにて。 2013年度作品 監督:高畑勲 脚本:高畑勲、坂口理子 声:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、仲代達矢 高畑勲監督が「ホーホケキョとなりの山田くん」(1999)以来、約14年ぶりに手がけた監督作。日本最古の物語といわれる「竹取物語」を題材に、「罪を犯したために、この地に下ろされた」とされてるかぐや姫の犯した罪、そして、罰とは何かを描き出す。主人公のかぐや姫役の声優は、映画「神様のカルテ」やNHK連..... [続きを読む]

受信: 2014年2月18日 (火) 21時56分

» かぐや姫の物語 [我想一個人映画美的女人blog]
ランキングクリックしてね larr;please click 今は昔。竹取の翁といふものありけり。 野山にまじりて竹を取りつつ よろづのことに使ひけり。 名をば、さぬきの造りとなむ言ひける。 その竹の中に もと光る竹なむ一筋ありける。 11月に公開したジ...... [続きを読む]

受信: 2014年2月23日 (日) 16時45分

» かぐや姫の物語 [ぶっちゃけ…独り言?]
7点(10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。) 「今は昔竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて、竹をとりつゝ、萬の事につかひけり。名をば讃岐造麿となんいひける。その竹の中に、本光る竹ひとすぢありけり。怪しがりて寄りて見るに、筒の中ひかり...... [続きを読む]

受信: 2014年5月10日 (土) 18時33分

» 14-056「かぐや姫の物語」(日本) [CINECHANが観た映画について]
私も自分で走る、思い切り!  竹林にやって来た翁は、光る不思議な竹に気づき、近づくと小さな女の子が現われた。  女の子を連れ帰った翁は、媼とともに自分たちの子として大切に育てる。女の子は捨丸ら村の子どもたちと元気に遊び回り、すくすくと成長。翁は娘を立派な女性に育てようと、都に移り住み、教育することに。  そして美しく成長した娘は、かぐや姫と名付けられる。やがて姫の美しさを聞きつけ、5人の求婚者が現われるが。(「allcinema」より)... [続きを読む]

受信: 2014年7月 3日 (木) 01時04分

» 『かぐや姫の物語』の感想です [ぶるこのひとこと映画感想記]
「竹取物語」、または子供の頃に聞いた「かぐや姫」のお話を、おそらく初めてかぐや姫 [続きを読む]

受信: 2014年12月 9日 (火) 22時26分

» かぐや姫の物語 [いやいやえん]
【概略】 竹の中から生まれ、すぐに成長して美しい娘に育ち、求婚者たちを次々と振ったあげく、満月の夜、迎えにきた使者とともに月へと去ってしまう――かぐや姫はいったい何のために地球にやってきて、なぜ月へ帰ることになったのか。この地で何を思い生きていたのか。かぐや姫の罪とは、その罰とはいったい何だったのか。 アニメーション 生きているという手応えさえあれば、幸せだった。 繊細で柔らかなタッチで描かれ、生命の躍動感すら感じさせる筆絵風のアニメが、違和感なく動いています。 ゲーム「大神」... [続きを読む]

受信: 2014年12月17日 (水) 09時15分

» かぐや姫の物語 [銀幕大帝α]
2013年 日本 137分 ドラマ/ファンタジー 劇場公開(2013/11/23) 監督: 高畑勲 制作: スタジオジブリ 企画: 鈴木敏夫 原案: 高畑勲 脚本: 高畑勲 音楽: 久石譲 主題歌: 二階堂和美「いのちの記憶」 声の出演: 朝倉あき:かぐや姫 高良健吾:捨丸 地井...... [続きを読む]

受信: 2015年1月22日 (木) 01時33分

» かぐや姫の物語 [のほほん便り]
アカデミー賞、ノミネートまでいったのですが、惜しかったですね。まるで、水墨画のようなタッチだけど、無駄を削ぎ落したビビッドな動きが両立していて感動的。日本人なら、誰もが知っている「かぐや姫」及び、「竹取物語」は古典で学校で習い、原書を覚えさせられたので、「わぁ、あの時代(の図や、微妙な習慣)を映像化すると、こうなるのですね」という意味でも感慨無量でした。古典に、人間的要素が肉付けされていて、幻想的でありながら、生命力に溢れた部分がヨカッタです。愛情深いけれど、やや強欲なおじいさんと、無償の愛を注ぐお... [続きを読む]

受信: 2015年4月 1日 (水) 09時10分

« 「42 〜世界を変えた男〜」 世界を変えた男とサポーター | トップページ | 「悪の法則」 人と運命、獣と弱肉強食 »