本 「ヒア・カムズ・ザ・サン」
こちらの作品は数行のプロットがあって、それを元に着想して有川浩さんが書いた作品です。
それが「ヒア・カムズ・ザ・サン」。
文庫にはもう一つの作品が収録されていて、そちらが「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」。
こちらは同じプロットを元にキャラメルボックスが舞台にしたお話を元に、有川浩さんが書いたストーリーです。
つまりプロットは同じながらも別の物語、パラレルワールドの物語ということですね。
登場人物は多くがかぶっていますが、全く別のお話しになっています。
両作品ともいつもの有川さんのお話よりはシリアステイストが強い感じでしょうか。
「旅猫リポート」もそういう意味ではシリアスなお話でしたので、最近の有川さんの作品の傾向なのかもしれません。
特に「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」のほうがさらにシリアス色があるでしょうか。
個人的な好みでいえば、「ヒア・カムズ・ザ・サン」の方が好きかな。
真也とカオルの関係性がやはり有川作品ぽいからでしょうか。
こちらの作品、キャラメルボックスではなく、別の劇団でまた舞台になるとか。
この2作品とはまた違うお話になるのでしょうか。
「ヒア・カムズ・ザ・サン」有川浩著 新潮社 文庫 ISBN978-4-10-127633-5
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