はい、恒例の今年観賞した作品の振り返りを行います。
今年劇場に観に行った本数は100本ぴったり。
というより、12月にがんばってたくさん観て、なんとか100本に届かせましたという感じです。
今年は土日も何かと忙しく、例年に比べてあまり劇場に行けてない月もありました。
さて今年のベスト10です。
昨年も同じようなことを書いていたのですが、今年も「今年のこの1本!」みたいなものがなかったんですよね。
上位10作品を選ぶのも、順位をつけるのも悩みました。
で、1位が「レ・ミゼラブル」???という方もいるでしょう。
この作品、僕は今年の正月に観たためランキング対象になってますのでお許しを。
というか、今年の作品はそれだけグッとくるのが少なかったということでしょうか。
1.「レ・ミゼラブル」
2.「クラウド・アトラス」
3.「許されざる者」
4.「真夏の方程式」
5.「舟を編む」
6.「陽だまりの彼女」
7.「テッド」
8.「パシフィック・リム」
9.「かぐや姫の物語」
10.「リアル 〜完全なる首長竜の日〜」
1位は「レ・ミゼラブル」。
こちらは昨年のベストで選んでいた方も多かったですよね。
ミュージカルは好きなのですが、セリフでなく全編が歌で構成されていることに驚きました。。
登場人物たちの感情がその歌にのって歌い上げられていく。
出演者もみな素晴らしく、まさに圧倒されました。
2位は「クラウド・アトラス」です。
哲学的な内容のうえ、3時間以上というなかなか取っ付きにくい作品ですが、僕は好きです。
構成が複雑な作品は、それを読み解くおもしろさというのがあります。
この作品は登場人物が多く、彼らのストーリーが錯綜するので(特に冒頭)観始めると「うわー、ついていけるか?」と思うのですが、受け手のことも考えて意外としっかり構成されていてのが観ているとわかります。
ウォシャウスキー姉弟にしてもトム・ティクヴァにしても割と自己陶酔的にわかりにくく作りがちなところがありますが、本作は壮大な話をうまくまとめたなと思いました。
3位は「許されざる者」。
オリジナルにストーリーをベースにしながらも、北海道を舞台にし見事に日本へ移植することができた作品。
出演者の演技も素晴らしく、特にラストの戦いの渡辺謙さんの鬼気迫る演技に目を見張りました。
4.「真夏の方程式」
「容疑者Xの献身」もそうでしたが、単に謎を解くということだけでなく、人の情を丁寧に描いているのが良いですね。
特に「真夏の方程式」では主人公である湯川が積極的に事件に関わり、彼の人となりが描かれています。
湯川と少年の実験をするところはいいシーンでした。
5.「舟を編む」
自分が夢中になってやれる仕事を持つというのは幸せですよね。
そういうことが伝わってくる作品。
主人公だけでなく、まわりの登場人物も魅力的でいい。
6.「陽だまりの彼女」
珍しくラブストーリーものがランクイン。
でもこの作品、単なるラブストーリーっていう感じでもないですよね。
ミステリー的なところもあるし、ファンタジー的なところもあるし。
全体のほんわりしていながら、切ない感じが好きでした。
なにしろ上野樹里さんがかわいい。
7.「テッド」
ばかばかしいアイデアながら、本気で作る姿勢が好き。
マーク・ウォールバーグとテッドの喧嘩シーンはどうやって撮ったのだろう?
続編ってないのかな?
8.「パシフィック・リム」
話がどうこうというより、巨大ロボットと怪獣が格闘するのを実写で劇場で観れるということに興奮。
まさに男の子心をストレートに打ち抜く作品でした。
さすがデル・トロ。
9.「かぐや姫の物語」
これはアニメーションの可能性というか、本質を見せつけられたという感じです。
監督の執念のようなものすら感じてしまう。
10.「リアル 〜完全なる首長竜の日〜」
邦画でこういうタイプの哲学的な臭いのある映画(「インセプション」とか「クラウド・アトラス」のような)というのはなかなかうまくいったものがないですが、本作はよくできていたかなと。
10作品選んでみましたが、なんだかいろんなタイプの作品がごちゃっと入った感じですね。
ですので順位はあってなきようなものとお考えください。
さて続いてワースト5です。
「さよならドビュッシー」
「コドモ警察」
「俺はまだ本気出してないだけ」
「ガッチャマン」
「R100」
あらら全部邦画・・・。
福田雄一監督の作品が二つ、どうも合わないらしい。
どれも作り手の自己陶酔というか自己満足感が高くて「何か違う」と感じましたね。
特に「R100」。
来年はどんな感じでしょうか?
「今年の一番はこれ!」って作品に出会いたい。
また来年もよろしくお願いします。
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