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2013年10月 6日 (日)

「そして父になる」 言葉の少なさがリアリティを生む

6年間育てていた子供が実は他人の子供だった。
その事実に直面した2組の家族・・・、彼らは実の子を選ぶのか、それとも育ての子を選ぶのか・・・。
このようにこの作品のプロットを書いて最近の邦画のトレンドで考えると、涙腺が決壊しそうな感動物語を想像してしまいます。
そして実際に観てみると、泣けませんでした。
しかし泣けないことは悪いことではなく、かえってそのことで本作がこのような事態に直面した家族の様子をリアリティをもって描いているなと感じたのです。
いわゆる「泣かせ」の物語というものには、ツボのようなものがあります。
それは作る側と観る側の暗黙の了解があるような「ここで泣くんだよ」というサインのようなものです。
脚本家が練りに練って、その作品の言いたいこと(テーマ)が凝縮された「いいセリフ」などがそのスイッチになったりします。
フィクションなのでセリフは計算づくで構成されたものであるのでこのこと自体は悪いことではありません。
しかし是枝監督は元々ドキュメンタリー出身だからか、そういう作りこまれたセリフをあまり使わない傾向にあるように思います。
是枝さんは淡々と静かに、事件に遭遇した家族の様子を寄り添うように撮っていきます。
よくある「泣かせ」のドラマにあるように感情的なドラマティックさは、この事態に遭遇した二組の家族にはありません。
彼らにあるのは戸惑いのようなものでしょう。
どうしてこうなったのだ?そしてこれからどうしていくのがよいのだろうか?
その難問に直面しそれぞれが戸惑う。
その戸惑い感は作られたドラマティックさがないことによって、よりリアルに感じられます。
いくつか印象的であった場面をピックアップしてみます。

福山雅治さんが演じる主人公良多は実の子供の琉晴を引き取ります。
そして琉晴に自分と妻のことをパパとママと呼ぶように言います。
しかし琉晴は「なんで?」と聞きます。
それに良多は「なんででもだ」と答えますが、それでも琉晴は「なんで?なんで?」と問い続けます。
その問いに良多は言葉が詰まり答えられません。
「泣かせ」のドラマの場合では、ここで良多に気が利いたセリフの一つでも吐かせるかと思うのですが、本作ではそれをしません。
琉晴の子供ならではの容赦のない問いに、大人である良多は大人の事情でその問いをかわそうとしますが、それができずに二の句が継げなくなってしまう。
「なんで?」という疑問は実際のところ良多の心の中にもあったもので、それを「大人の事情」「大人の判断」で自分自身を納得させていたところを突かれて、グッとつまってしまったのでしょう。
このグッとつまる感じにリアリティを感じたんですよね。
あともう一つ。
琉晴がなかなか自分に慣れない中で一緒に暮らす日々が続く中で、良多は自分を育ててくれた母親に電話をします。
いくつかの場面からわかりますが、その母親は実際には血が繋がった母ではなく、良多はその母親に馴染めなかったようです。
しかし母親には愛情がなかったわけではなく、良多自身が彼女を受け入れられなかったということに、琉晴を引き取ることによりようやくわかったのです。
それで良多は電話をかけるわけですが、そこでほんとうは「母さん」と呼ぼうと思っていたのだと思います(良多は大人になっても母親を名前で呼んでいた)。
ここでも普通の「泣かせ」のドラマであれば「母さん」などというセリフを言わせて、涙腺決壊スイッチを押すかと思うのですが、そうはしません。
母親が何かを察したのか「良ちゃんとは楽しい話だけをしたいな」と言うと、良多は「そうだね・・・」とだけ言うのです。
やはりここでも良多の沈黙に彼の心を感じることができるのですね。
人間、普通に生きていて感動的な言葉を発することなんてそうそうありません。
こう言っておけば良かったと後悔することはあっても。
このような気が利いたセリフを言わせないという姿勢が、二組の家族をよりリアリティを持って描くことに繋がっているように感じました。
本作で唯一涙腺が緩みそうになった場面が、良多が育ての息子慶多が撮った写真を見るところ。
慶多は良多の写真を撮っていますが、その多くは背中を向けていたり、寝ていたりするような写真でした。
それを見て、良多は自分が慶多とほんとうは父親としてちゃんと接することができていなかったということに気づきます。
ここでもセリフは一切なく、慶多の写真と良多の表情だけでその気持ちを感じさせるのです。

良多は自分の育ちの境遇から、自分のことは自分でしっかりとできるようになる子に育てるということが親としての役割であると考え、ずっとそのようにしてきました。
しかし彼が遭遇した事件を通じて、彼は自分自身の中の揺るぎないポリシーが崩れるのを感じるのです。
自分の本当の子は自分にはなつかず、育ての子も相手の親に馴染む。
妻も良多の態度を非難する。
二組の家族の中で、孤立感を良多は感じていくのです。
彼の表情や行動には「こういうはずではなかった」「自分は間違っていたのかもしれない」というような戸惑いが感じられます。
その戸惑い感が、良多の口数の少なさに表れてるように感じました。
本作の最後で良多は多くの言葉を発します。
それはすべて息子の慶多にむかったもので、初めて彼は息子に自分の中にある気持ちをさらけ出したのだと思います。
どちらかと言えば良多は昔ながらの厳格な父で、上からの目線で慶多を接してきました。
慶多も物わかりのよい子供だから、そういった父親の言う通りにしてきていました。
けれどやっと良多は慶多と同じ目線で話ができるようになったのです。
ようやく良多は父親になった。
慶多が撮る写真に良多の笑顔が映るようになるといいなと思いました。

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コメント

メビウスさん、こんばんは!

親となっているかどうかというのは、この映画を感じるのか、に重要なファクターかもしれませんね。
僕も自分が親だったらというように考えながらという感じになってしまいました。
親である人は考えるというよりは、感じてしまうという感じなのだろうなと思ったりしました。

投稿: はらやん | 2013年12月 4日 (水) 22時36分

はらやんさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

なんか凄いデリケートな題材を扱ってる内容でもあったので、自分も泣くという感情はあんまり沸いて来ませんでした^^;多分親と言う立場にもなってないから感情移入が難しかった・・というのもあったかもしれませんが、でもだからこそ自分だったら最終的にどういう決断を下せるだろうかと鑑賞しながら結構本気で考えてもいましたねぇ。

まあ肩入れする気持ちとしてはアットホームな斎木家が良い印象ではありましたけども、良多は良多で色々な問題に直面しながらも最終的には立派な父性を得ていく過程が丁寧で感動できましたねぇ♪

投稿: メビウス | 2013年12月 2日 (月) 20時59分

sakuraiさん、こんにちは!

そうですね、是枝さんの作品はいわゆる「泣かせ」の映画とはまた違った感覚を感じますよね。
登場人物に寄り添い淡々と描くからこそ、伝わってくる感じがします。

投稿: はらやん | 2013年10月26日 (土) 07時05分

映画の後、実際にこの話のモデルになった家族のドラマをやってましたが、なんともやりきれなかったです。
是枝監督の作品は、ハラハラと泣く・・と言う感じではなく、一筋流れる涙を拭きたくない・・・と言う感じでしょうか。
無理に作ったリアルさではない、是枝印のリアルさの表現はさすがだったと思います。
言葉じゃないですね。

投稿: sakurai | 2013年10月23日 (水) 11時22分

エレパパさん、こんばんは!

そうなんですか?知らなかったです。

投稿: はらやん | 2013年10月10日 (木) 22時10分

昭和40年代にやってた人気テレビドラマ木下恵介アワ―,わが子は他人と全く話の内容が同じですね!

投稿: エレパパ | 2013年10月 7日 (月) 06時14分

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2013年は例年になく邦画を鑑賞した年だった。そのほとんどが息子への「お付き合い」だったとはいえ、中にはもちろん「参りました」というような作品もある。この「そして父になる」は、第66回カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した作品だというだけでなく、是枝監督の作品はいつも、心して観なければならない、精神的にハードな作品が多く、取り上げている題材とあいまって、覚悟のいる鑑賞となる事は始めから判っていた。案の定、とてもヘビーな作品だった。いや、実はそうとは言い切れない。観客が感情移入をし過ぎないようむしろ淡々... [続きを読む]

受信: 2014年1月20日 (月) 16時08分

» 13-342「そして父になる」(日本) [CINECHANが観た映画について]
それでも父さんだったんだよ   これまで順調に勝ち組人生を歩んできた大手建設会社のエリート社員、野々宮良多。妻みどりと6歳になる息子・慶多との3人で何不自由ない生活を送っていた。  しかしこの頃、慶多の優しい性格に漠然とした違和感を覚え、不満を感じ始める。  そんなある日、病院から連絡があり、その慶多が赤ん坊の時に取り違えられた他人の子だと告げられる。相手は群馬で小さな電器店を営む貧乏でがさつな夫婦、斎木雄大とゆかりの息子、琉晴。  両夫婦は戸惑いつつも顔を合わせ、今後について話し...... [続きを読む]

受信: 2014年2月 7日 (金) 01時56分

» 映画『そして父になる』を観て [kintyres Diary 新館]
13-79.そして父になる■英題:Like Father,Like Son■配給:ギャガ■製作年、国:2013年、日本■上映時間:120分■料金:0円(ポイント利用)■観賞日:10月5日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷) □監督・脚本・編集:是枝裕和◆福山雅治◆真木よう子◆リリー・フランキー◆小...... [続きを読む]

受信: 2014年4月 1日 (火) 23時32分

» そして父になる [のほほん便り]
第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞、受賞作品。アート系映画としては異例のヒット作品になった記憶も新しいです。まず、目のつけどころがイイですよね。「人は、血か育ちか…」永遠のテーマです。それに、気づいたのが「子供が6歳の時」、という年齢設定もまた絶妙。かたや、庶民的な、大らか子沢山家庭で、かたや、ひとりっ子でもある関係。お受験したり、ピアノを習わせるような、セレブ系のおうち、というコントラストもマル個人的には、女親側の尾野真千子と真木よう子は逆でもOKじゃないか、と思われましたが、男性側の福山雅治が、... [続きを読む]

受信: 2014年8月11日 (月) 09時05分

» そして父になる [★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★]
2013/09/28公開 日本 120分監督:是枝裕和出演:福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、黄升げん 6年間育てた息子は、他人の子でした これまで順調に勝ち組人生を歩んできた大手建設会社のエリート社員、野々宮良多。妻みどりと6歳になる...... [続きを読む]

受信: 2014年8月21日 (木) 16時19分

» 映画 そして父になる [こみち]
JUGEMテーマ:邦画nbsp; nbsp;  子供の取り違えを扱った、ちょっと重いテーマの映画 nbsp; 育てた子供を今まで通りに育てるのか。 nbsp; それとも本当に違繋がっている子供を nbsp; 交換して育てるのか。 nbsp; 非常に深刻な問題です。 nbsp; nbsp; nbsp;  子供から見れば、今... [続きを読む]

受信: 2015年2月11日 (水) 00時27分

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