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2013年6月 2日 (日)

本 「虚像の道化師 -ガリレオ7-」

現在テレビドラマで放映されている福山雅治さん主演の「ガリレオ」第2期の種本となっている作品になります。
第1期もそうですが、ミステリーの芯の部分以外のところはけっこうドラマの方は変えているので、あくまで種本という見方で別物と見た方がいいかなとは思います。
原作はだいたい湯川の旧友の草薙と組んだり、時折その後輩の内海と組んで事件を解決することが多いですよね(その二人以外のときもあります)。
テレビのほうは内海というキャラクターは原作とは全く別の性格になっていて、さらにドラマの第2期は内海に変わり
、岸谷という新人刑事が相棒となっているので、原作をかなり変えなくてはいけないわけにはいきませんよね。
小説の「ガリレオ」シリーズは、短編集の場合(「ガリレオ」や「予知夢」や本作等)のパターンと、長編のパターン(「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」等)があります。
短編集の方は事件のトリックを物理学的なアプローチで解決するというアイデアが読ませどころ。
そして長編の方はより人間のドラマの部分を読ませるという感じで意識的に書き分けられているように感じます。
ですので、ドラマの「ガリレオ」と映画の「容疑者Xの献身」(ドラマのお約束のシーンである計算式書き始めるシーンなどがない)の作風がちょっと違うのは、そもそも現ザクの路線を踏襲していると言えます。
さて本作に収録されている作品は「幻惑す」「心聴る」「偽装う」「演技る」です。
4作とも今回の第2期でドラマになります。
「幻惑す」「心聴る」「偽装う」はすでに放映され、「演技る」は明日ですね。
小説の4作品の中では個人的には「演技る」が一番面白かったので明日は期待したいところ。
湯川の相手となるのが、女優で、その役を蒼井優さんがやるということで楽しみではあります。
原作の方は「7」に続いて、「8」も出ているんですよね。
そちらも読まなきゃ。

「虚像の道化師 -ガリレオ7-」東野圭吾著 文藝春秋 ソフトカバー ISBN978-4-16-381570-1

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