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2013年4月14日 (日)

「舟を編む」 大海を渡る拠り所

言葉は海。
それは海の如く広く大きい。
ずっとそこにじっとあるように見えるけれども、海を作る海水は常に入れ替わるかのように移ろうもの。
人はコミュニケーションを行うときに、その広大な海を泳ぎ、渡る。
海を渡るときに拠り所となるのが、舟。
言葉の海を渡る時の拠り所が辞書である。
本作はその舟を何年もかけて作り上げた人々の物語。

予告を観たときは、辞書編集に携わる変わり者の主人公、馬締(松田龍平さん)と、香具矢(宮﨑あおいさん)の恋物語的なお話かと思っていたのです。
もちろんその要素はあるのですけれど、それは本筋ではないのでした。
冒頭に書いた舟=辞書を作る作業というのは、十数年もかかる大事業です。
まさに人生をかける仕事と言ってもいいかもしれません。
そしてその舟は一人の力でできるような代物ではなく、多くの人が関わり、多くの時間をかけて作られるのです。
それこそ大海を渡る舟がたった一人の力ではできないように。
馬締だけではなく、本作に登場する辞書を作ることに関わった人々の想いが、その舟には込められている。
一大事業であるその仕事に、自分の人生をかけてもいいと思った人々の想い。
加藤剛さんが演じる「大渡海」の監修者松本先生、一見チャラい男のように見えながらもその実は辞書への強い想いを持っている西岡(オダギリジョーさん)、それこそ会社人生すべてをかけた編集者荒木(小林薫さん)、その他関わった登場人物の想いがその一冊の舟に込められている。
一つの仕事にそういう強い想いをもって取り組めるというのは、しんどいながらも幸せな時間なのだなと思いました。
馬締の下宿先の叔母さんが言ったように。
周囲から変人扱いされている馬締は、何も感じていないとか、想いがないという人ではないのですよね。
というより強い想いはあって、それをうまく人には伝えられないだけ。
彼にも自分の気持ちを人に伝えたいという気持ちはたぶんあって、だからこそ言葉を扱う仕事を自分の一生の仕事と定めたのでしょう。

自分の感じたこと、考えたことを伝えたいっていう気持ちは誰にでもあるんではないかなと思ったりします。
少なくとも自分にはあって。
仕事もコミュニケーションに関わることをやっているし、こうやってブログなどをシコシコ書いているというのもたぶんそういうことから来ているのだと思ったりします。
でもなかなか感じたこと、思ったことを言葉にするのは難しい。
こうやって書いていてもなにかもどかしいことってあるのですよね。
自分の感じたことがそのまんま言葉になっているのか、そして人に伝わっているのか。
言葉って、ほんとに一言を変えただけでずいぶんと印象が変わってしまうことがありますね。
だから言葉って難しい。
けれどだから言葉って面白い。

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コメント

たいむさん、こんばんは!

言葉は想いを伝わる形にするものなのですが、使い方を間違えると想いとは違って伝わってしまいますよね。
いろいろ感じて、書いてみると、なんか微妙に感じたことが表現できていなかったりしてもどかしくなったりもします。
そういうとき頼りになるのは辞書ですよね。
最近は専らネットで調べることが多いですが、劇中で言っていた指に吸い付く感じとか紙ならではの良さもありますね。

投稿: はらやん | 2013年4月20日 (土) 18時36分

メビウスさん、こんにちは!

そうですね、10数年もかけるなんて、ほんとに一生の仕事ですね。
そして言葉は日々、生きていて変わっていく。
映画でもすぐに改訂作業に入ると言っていましたが、まさにそこに言葉の本質が出ているなと思いました。
あおいちゃんも良かったですよね。

投稿: はらやん | 2013年4月20日 (土) 07時25分

はやらんさん、こんにちは。

>自分の感じたことがそのまんま言葉になっているのか、そして人に伝わっているのか。
いやはや、ブログやコメント返しを書きながら、私もいつも同じように思っておりますよ。
実際勝手に勘違いされてトラブルになりかかったこともあるし(^^;)

でもまぁブログを書くようになって、誤った言葉づかいには気を使うようになりました。
それこそ辞書ひきまくりです(笑)
辞書サマサマなだけに、辞書作りプロセスがとても勉強になって面白かったです。

投稿: たいむ | 2013年4月19日 (金) 16時56分

はらやんさんこんばんわ♪

自分は予告編は観てはいなかったので目当て的なものでいえば宮崎あおい目的の鑑賞でしたね^^;良い役者さんで固められてた作品だったのでキャスティング鑑賞でも損はありませんでしたけど、でもそれ以上に本作で描かれている辞書編纂の地道で長大な年月を要する作業工程は、お目当て鑑賞以上に興味深い内容だったので、自分もかなり見入っちゃってましたね。本作を観ると辞書は編集作業者らの人生そのものが掛かってると言っても大袈裟ではない書物だというのも知る事が出来ましたし、自分も今度手に取る時はそんな作り手に対して尊敬の念を以って扱わなければと本気で思っちゃいました。

投稿: メビウス | 2013年4月17日 (水) 21時16分

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受信: 2013年5月29日 (水) 01時55分

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» No.351 舟を編む [気ままな映画生活]
出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。玄武書房の営業部に勤める馬締光也は、 ... [続きを読む]

受信: 2013年6月 9日 (日) 21時36分

» 舟を編む [C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜]
舟を編む 13:日本 ◆監督:石井裕也「ハラがコレなんで」「川の底からこんにちは」 ◆出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、 鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、 八千草薫、小林薫、加藤剛、宇野祥平、森岡龍 ◆STORY◆玄武書房に勤務す...... [続きを読む]

受信: 2013年6月11日 (火) 22時56分

» ショートレビュー「舟を編む・・・・・評価額1600円」 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
言葉の大海の、静かなる冒険者たち。 普段何気なく使っている辞書を作るのに、これほどの時間がかかっていたとは! 本作に描かれるのは、全く新しい辞書「大渡海」の編纂に挑む人々の、15年間に渡る創造の...... [続きを読む]

受信: 2013年6月14日 (金) 23時33分

» 13-129「舟を編む」(日本) [CINECHANが観た映画について]
言葉の海を渡る舟   1995年。玄武書房に勤める青年・馬締光也は、真面目すぎる性格ゆえに営業部で浮いた存在。  そんなある日、彼は言葉に対するセンスを買われて辞書編集部に異動となる。迎えたのは、定年間近のベテラン編集者・荒木やお調子者の西岡ら個性あふれる面々。  辞書編集部では現在、新しい辞書『大渡海』の編纂に取り組んでいた。馬締は彼らを通して辞書の世界の奥深さに触れ、辞書作りに没頭していく。  そんな馬締がある夜、下宿先の大家と同居することになった板前修行中の孫娘・林香具矢と出...... [続きを読む]

受信: 2013年7月12日 (金) 01時27分

» 舟を編む [シェイクで乾杯!]
辞書作りって、これほどまでにアナログで地道な作業だったんだと感動〜 [続きを読む]

受信: 2013年8月27日 (火) 22時00分

» 『舟を編む』 なぜ1995年なのか? [映画のブログ]
 『舟を編む』は、辞書の編纂という地味で気の長そうな仕事が、想像を遥かに上回るほど地味で気が長いことを描き、そこから絶妙な笑いを生み出すコメディだ。  本作は1995年を舞台にしているけれど、描かれる内容は極めて今日的だ。東日本大震災後の私たちにとって、切実な問題でもある。  それどころか、時代設定が1995年であるところがミソなのだ。  20年にも及ぶ辞書作りは、いつの時代を舞台にし...... [続きを読む]

受信: 2014年1月 3日 (金) 21時01分

» 舟を編む [いやいやえん]
松田龍平は一見パッとしない役柄のほうが似合う。 辞書を作る。それは、何万語とある言葉の海の中を泳いで渡るごときのようなもの。現代に於いてそれがこんな途方もない年月と労力が費やされているものだとは夢にも思わなかった。先達たちが作ってきた辞書を改良編集して作っているものと思っていた。はっきりいって、辞書を観る目が変わったように思う。 何気なく普段遣っている言葉、その意味をいざ説明してみろといわれたら、我々は出来るだろうか?劇中、序盤で主人公が「右」という言葉を説明してみろといわれるシーンがあ... [続きを読む]

受信: 2014年1月 6日 (月) 08時44分

» 舟を編む [タケヤと愉快な仲間達]
監督:石井裕也 出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、小林薫、加藤剛 【解説】 2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、『川の底からこんにちは』などの石井裕也監督が実写映画化。ある出版社の寄せ集め編集部が...... [続きを読む]

受信: 2014年2月 9日 (日) 17時34分

» 舟を編む [映画と本の『たんぽぽ館』]
いざ、言葉の大海原へ * * * * * * * * * * 本作は、三浦しをんさんの原作を非常に面白く読んだので、 見るまでもないと思い、見ていなかったのですが、 日本アカデミー賞受賞作となればやはり見ないわけにも行きますまい・・・。 玄武書房の営...... [続きを読む]

受信: 2014年5月 5日 (月) 19時57分

» 「舟を編む」 [本と旅とそれから]
く、く、く、くぅぅ~!良い~~(T_T)。 笑いあり、感動あり。 そして何より、原作を読んだときに思い描いたイメージをまったく損なわない!素晴らしい映像化です。 (なお、三浦しをんさんの原作「舟を編む」の感想はコチラ。)... [続きを読む]

受信: 2014年8月14日 (木) 23時10分

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