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2013年2月 2日 (土)

「秘密戦隊ゴレンジャー」 基本フォーマットを最初から確立

現在も続く「スーパー戦隊シリーズ」の第一弾と位置づけられる、日本特撮史上でもエポックメイキングな作品です。
ちょうどオンエアされていた頃は、小学生で夢中になって観ていた記憶があります。
ひまさえあればスーパーのチラシの裏などにゴレンジャーのイラストを落書きしていたような・・・。
昨年の「スーパー戦隊シリーズ」の「海賊戦隊ゴーカイジャー」で過去のスーパー戦隊を総括していたので、「秘密戦隊ゴレンジャー」を見直し始めました。
結局2年がかりとなってしまいましたが、もともとこの作品は2年にも渡るシリーズであったため、いたしかたがないかなと。
改めて観てみて驚くのは、今の「スーパー戦隊シリーズ」まで連綿と続くフォーマットがすでにこの作品で確立していたということですね。
数人の戦士がチームを組んで悪と戦う、それらの戦士は赤や青や黄色などのカラフルなテーマカラーがあるというのは、もう「ゴレンジャー」で確立しているのです。
それまでの日本のヒーローというと、「ウルトラマン」にせよ、「仮面ライダー」にせよ、特別なイベント回でない限り一人というのが基本でした。
それを複数のメンバーがチームで戦うというのは、画期的ではありました。
このフォーマットはひとつのスタイルとして確立し、その後パロディを含め様々な作品に影響を与えていくことになります。
「スーパー戦隊シリーズ」と言えば、いわゆる「名乗り」があります。
怪人と戦う前に一人ずつ名乗っていくというシーンです。
「ゴレンジャー」で言えば、「アカレンジャー!」「アオレンジャー!」「キレンジャー!」「モモレンジャー!」「ミドレンジャー!」「五人揃ってゴレンジャー!」というアレです。
これについては作品によっては強弱あれど、今までもずっと続いてきているお約束シーンですよね。
もともと「五人揃ってゴレンジャー」というところで、五人が左掌を大きく広げポーズを決めるものでした。
当時スーツアクターをしていたのは、仮面ライダーシリーズと同様に大野剣友会でしたが、このポーズは歌舞伎の白浪五人男からとったというのは有名な話です。
まさに歌舞伎の「名乗り」であったわけですね。
その後終盤になってスーツアクターは大野剣友会からジャパンアクションクラブ(現ジャパンアクションエンタープライズ)になりますが、そこで名乗りのポーズも変わっています。
このポーズは現在の「スーパー戦隊シリーズ」に影響を与えていますね。
ちなみにジャパンアクションクラブになってから「ゴレンジャー」のアクションシーンは明らかに変化があります。
やはり殺陣主体であった大野剣友会から、器械体操などを取り入れたジャパンアクションクラブになったことにより、立体的なアクションが増えたかと思います。
このあたりの傾向は現在の「仮面ライダー」シリーズ、「スーパー戦隊」シリーズにも影響がありますね。
お話自体は、現在の目線からするとたわいもない話だったりします。
ただ全部観てみると、シリアスな回もあれば、かなりコメディタッチの回もあり、バラエティに富んだ話になっているなと思いました。
現在の「スーパー戦隊シリーズ」も「仮面ライダー」に比べると振り幅が比較的大きいですが、そういうところは最初からあったのですね。
また5人の戦士の色が違うということと合わせ、それぞれのキャラクターも個性があり、それぞれのキャラの主役回があるというのも「ゴレンジャー」の時から確立していました。
改めて観てみて、ほんとにこの作品はその後の「スーパー戦隊シリーズ」の基本フォーマットを最初から確立できていたのだなと感心するばかりです。

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