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2013年2月11日 (月)

「きいろいゾウ」 月は満ちて、欠ける

月は満ちて、欠ける。
海は満ちて、引く。

主人公の夫婦の妻であるツマは満月になるとひどく不安な気持ちになります。
月は満ちた後、欠けていきます。
ツマはムコと暮らす幸せな日々がいつかは失われていくのだろうと感じているようにみえます。
この生活がいつかはなくなってしまうという将来の喪失感に対して、不安を感じているのでしょう。
そのため、ツマはムコの日記を盗み見たり、また少しの間離れようとするムコに対して攻撃的になったのだと思います。
ツマは幼い頃、病弱でその後普通の生活をおくれるようになりました。
病室で過ごした寂しい日々、そこからムコと二人の幸せな生活をおくれるようになった。
けれどもまたそういった寂しい日々に戻るかもしれないという喪失感、恐怖心に囚われているような感じがします。
この物語には将来の喪失に対し、不安に思う登場人物が登場します。
これから恥をかくことを恐れ、不登校になった大地もそうです。
彼はなんでもできる子のようですから、一つの失敗をきっかけに、自分の評価が失われることをひどく気にしたわけですね。
いつもツマのところにお茶にくるアレチも、妻であるセイカを失うかもしれないという恐さに向かいます。
彼はいつも飄々としていますが、セイカが入院したときはその恐さを口にし、観ている僕たちにも大切な人を失うかもしれないという恐ろしさを再認識させます。
またすでに大切な人を失った人もでてきます。
ムコが若い頃に縁があった緑、その夫である夏目がそうです。
彼らは娘を病気で失い、緑はその喪失感から立ち直れず、また夏目は娘を失ったことに加え、妻である緑をも失うかもしれないという気持ちでいるのです。
今が幸せであればあるほど、その先にそれらを失ってしまうかもしれないという恐怖がわき上がってくるかもしれません。
大切な人を失うかもしれないと想像するときに感じる、とてつもない不安感というのは誰しも経験があることでしょう。
世界が真っ暗闇になってしまうかのような気持ち。
ツマは満月のたびにこの気持ちを味わっていたのかもしれませんね。

しかし、真っ暗闇もいつかは明るくなります。
新月が再び満ちていくように。
登場人物でそれを知っている人物がひとり、それがムコです。
ムコは若い時に、大好きだった叔母、そしてまた愛する人を失いました。
彼はそのとき、やはり絶望的な気持ちになったのだと思います。
けれど、その後に彼は伴侶となるツマと出会います。
愛するツマとの二人だけの幸せな生活をムコはおくっていきます。
彼は理解しているわけです。
暗い闇もいつかは終わり、明るくなっていく。
明るさもまた再び失われるかもしれないですが、再び戻っていく。
すべては繰り返し。
潮の満ち引き。

将来失ってしまうかもしれないという不安に駆られて、今の幸せを味わえないのはもったいないこと。
今の幸せをしっかりと味わい、将来それが失われることがあっても、ずっとそれが続くわけでないと思えること。
このことが人生を幸せに生きることの秘訣かもしれません。

月は満ちて、欠ける。
しかし、また満ちる。

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コメント

メビウスさん、こんばんは!

本作は月を象徴的に使っていましたよね。
月の満ち欠けは女性の体調、また月は心理状態の象徴ともいわれるので、ツマの不安定さをうまく表していたと思います。
台所のシーンはツマ的には真っ暗闇の新月のような気持ちだったんでしょうね。
でも月はそこから満ちてくるわけで、真っ暗は続かないという希望もあるのですよね。

投稿: はらやん | 2013年4月11日 (木) 22時23分

はらやんさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

なるほど、確かに劇中でも月は何かと重要なシーンで出ていましたが、ツマの将来的な不安などを表現する意味も込められているとしたら、あの蛇口でのシーンなんかも納得できるとこがありますね。ツマは精神的に不安定というか、弱さみたいな部分もあったので、途中まではその喪失感に耐えうる強さや覚悟がまだ足りなかったのかなとも思いました。

投稿: メビウス | 2013年4月10日 (水) 02時52分

小米花さん、こんばんは!

失うことばかりを怖がっていると今の暮らしを満ちたものにできないということでしょうかね。
失うことは確かに怖いことなのですけれどね。
そればかりじゃ、今も失ってしまうかもしれないのですよねぇ。
しみじみ・・・。

投稿: はらやん | 2013年2月12日 (火) 20時09分

今晩は~。

> しかし、また満ちる。

最後の一行に、う~~ん、唸ってしまいました。
そうなんですヨネ。。。

なんか「暮らし」を大事にしたいと思わせてくれた映画でした。
「生きる」、という言葉ではなく「暮らし」という言葉が合うような気がしました。

投稿: 小米花 | 2013年2月11日 (月) 23時05分

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