「脳男」 安易に希望を描かない
原作は首藤瓜於さんの2010年江戸川乱歩賞受賞の同名小説です。
こちらは出版してすぐくらいに読んでいました。
読んだのが10年以上も前なので、すっかりストーリーは忘れています。
覚えているのは基本設定のみで、鈴木一郎と名乗る男が登場し、彼は記憶力などは常人離れしていますが、感情がないということ。
映画の方もかなり原作をいじっているようなので、忘れていたためフラットに観れて、ちょうど良かったかもしれません。
感想としては、けっこう面白く観れました。
本作で好感を持ったのは、安易に希望を描かなかったことかなと思っています。
こういうサイコ的な物語については、日本の映画の場合、どうもやんわりとしたものになる場合が多いのですよね。
万人受けするように口当たりをよくしてしまう。
アメリカ映画では「羊たちの沈黙」とか「セブン」とかトラウマになりそうなくらいいってしまっているような作品もあります。
こういう映画は振り切ってハードに描くことにより、人間の底の知れなさ、業の深さ、複雑さのようなものを見せつけてくるような感じがします。
日本の作品の場合は、事件としてサイコなものを題材にすることはありますが(「踊る大捜査線」の1作目とか)、意外とそれはステレオタイプ的にやんわりと描かれることが多いのですよね。
そこがそもそもテーマでないというのはありますが。
本作は日本では珍しく、先に上げたアメリカ作品の系譜に繋がるタイプの作品であると言えるかと思います。
作品のトーンとしては、最後までハードな印象を通します。
基本的に登場人物たちは、それぞれ絶望を味わうのですよね。
これは日本の作品としてはかなり珍しいほうかと思います。
ラストのシーンは希望ととることもできますが、完全にはそうでもないかもしれないという含みもあるかなと思いました。
精神科医の真梨子は結果的に、自分が今まで信じてきて行ってきたこと自体をすべて否定されます。
刑事の茶屋も、自分の力がおよばず同僚を失います(日本映画の通常だと、この同僚は助かったりするものですけれど、振り切ったなと思いました)。
人道的な考え、正義への信念のようなものも、圧倒的で暴力的な力を前にするとどうしようもないという絶望感のようなものが感じられます。
主人公の鈴木一郎=脳男を演じた生田斗真さんは良かったですね。
終止無表情でありながらも、何か人間的なものもそこにはあるのではないかと感じさせる微妙なニュアンスを出していたと思います。
彼がほんとうに何を感じていたか、それともほんとうに何も感じていないか、それが最後までわからないというところに、人間の底の知れなさを感じました。
もう一人印象的だったのは、事件の犯人緑川紀子役であった二階堂ふみさん。
この緑川という役どころが、本作を印象づけるキーであったと思います。
緑川は徹頭徹尾、悪なんですよね。
そこに希望というものはまったくない。
彼女の外見が、美しい少女であるということから、何かしら観ている側は最後に救いがあるのではないかと思うのでしょうが、それはない。
最後まで彼女は悪であり、日常に暮らす人々とは相容れぬ存在なのですよね。
この存在が、本作を最後までハードにしている大きな要素であると思います。
おそらく緑川も自分が通常の人々とは異なる存在であり、相容れぬ存在であると認識していると思います。
人への共感性といったものが欠如しているのが彼女なのでしょう。
ですので今まで孤独感のようなものを感じたわけではないとは思いますが、鈴木一郎という存在を知ったとき、自分と同種であると感じたのでしょう。
それが彼女のとっての初めての共感性ではなかったのではないでしょうか。
だからこそ彼女は鈴木一郎に執着したのだと思います。
しかし、二階堂ふみさんはほんと最近登場回数が多いですよね。
難易度も高く、振り幅も求められる役も多い。
最近の若手女優の中では図抜けている才能だと思います。
あと、染谷将太さんも登場回数多いですね。
それも二階堂さんといっしょのことが多い(笑)。
「ヒミズ」から数えて、3作目か4作目くらいですよね。

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悪に裁きを下す、
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製作年度 2013年
上映時間 125分 映倫 PG12
原作 首藤瓜於『脳男』(講談社刊)
脚本 真辺克彦 、成島出
監督 瀧本智行
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悪に裁きを下す、美しき殺人者
[Story]残忍な手口の無差別連続爆破事件を追う刑事...... [続きを読む]
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日テレの配給なのに、TBSの「A-Studio」 NHKの朝の番組にまで 江口洋介さんが出演されて PRをしておられ [続きを読む]
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受信: 2013年2月28日 (木) 22時04分
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予告編が、面白そうだったので・・・
「オフィシャルサイト」
【ストーリー】
精神科医の鷲谷真梨子が乗り遅れたバスが突然爆発した。
都内近郊で起きていた連続爆破事件のひとつで、犯行には人間爆弾が使われていた。
刑事・茶屋は遺留品から犯人のアジトを見つけ出す...... [続きを読む]
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並はずれた知能と、
驚くべき身体能力。
体の痛みを感じず、
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正義のためなら、
人をあやめることさえ厭わない特異...... [続きを読む]
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首藤瓜於のバイオレンス・ミステリー。
思ったよりは良く出来ていたような
気がしますが、
救いの無い内容だし、
結構グロイシーンもあるし
人がたくさん死ぬので、
万人におススメの作品ではないかも・・。
残忍な無差別連続爆破事件を追う刑事の茶屋(江口洋介)は
犯人の居所を突き止めるが、爆破がおこり
身柄を確保できたのは男一人だった。
男は鈴木一郎(生田斗真)と名乗ったが、感情を表さず、
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『人間失格』のハードボイルド版。
[続きを読む]
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» 映画『脳男』★犯罪者への対峙を絡ませた刺激的なエンタメ [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
映画レビューです(ネタバレ表示)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id343365/rid157/p1/s0/c1/
http://cinema.pia.co.jp/title/160378/
↑ あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
正直..... [続きを読む]
受信: 2013年3月 5日 (火) 21時42分
» 脳男 監督/瀧本智行 [西京極 紫の館]
【出演】
生田 斗真
松雪 泰子
江口 洋介
二階堂 ふみ
【ストーリー】
精神科医の鷲谷真梨子が乗り遅れたバスが突然爆発した。都内近郊で起きていた連続爆破事件のひとつで、犯行には人間爆弾が使われていた。刑事・茶屋は遺留品から犯人のアジトを見つけ出すが...... [続きを読む]
受信: 2013年3月 5日 (火) 21時50分
» 脳男 [あーうぃ だにぇっと]
脳男@東宝試写室 [続きを読む]
受信: 2013年3月 5日 (火) 22時40分
» 脳男 (2013) 125分 [極私的映画論+α]
とてもつらい映画でした [続きを読む]
受信: 2013年3月 6日 (水) 23時17分
» 脳男 [迷宮映画館]
現代版、必殺仕事人?? [続きを読む]
受信: 2013年3月 7日 (木) 07時39分
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受信: 2013年3月 8日 (金) 00時22分
» 脳男 [食はすべての源なり。]
脳男
★★★★☆(★4つ)
美しき殺戮者
生田斗真くん!かっこよかったです。ダークヒーロー。
(ファンじゃなかったけど、ほれぼれ)
しかし、舌は切るわ、目玉くりぬくわで、腰抜かした・・・。うぅ。
松雪泰子が残念ながら、良い女オーラが出てなかった。色気もなぁ・・・。...... [続きを読む]
受信: 2013年3月10日 (日) 23時39分
» 脳男 [映画的・絵画的・音楽的]
『脳男』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。
(1)生田斗真が出演する映画は、これまでも『源氏物語』などを見てきましたが、所属するのがアイドル事務所のせいでしょうか、いろいろの制約を受けている感じが強く、いずれもイマイチの感じでしたが、本作では彼がこれまでに...... [続きを読む]
受信: 2013年3月16日 (土) 06時34分
» 脳男 [単館系]
脳男 MOVIXさいたま 2/9公開
残忍な手口の無差別連続爆破事件を追う刑事の茶屋(江口洋介)は
犯人の居所を突き止めるが、身柄を確保できたのは身元不明の鈴木一郎(生田斗真)だけ。
共犯者と見なされた...... [続きを読む]
受信: 2013年3月16日 (土) 22時22分
» 『脳男』('13初鑑賞15・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
2月9日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 15:25の回を鑑賞。 [続きを読む]
受信: 2013年3月24日 (日) 21時21分
» 脳男 [みすずりんりん放送局]
『脳男』を観た。
【あらすじ】
残忍な手口の無差別連続爆破事件を追う刑事の茶屋(江口洋介)は犯人の居所を突き止めるが、身柄を確保できたのは身元不明の鈴木一郎(生田斗真)だけ。
共犯者と見なされた一郎は犯行が常軌を逸したものだったため、精神鑑定を受...... [続きを読む]
受信: 2013年3月29日 (金) 20時55分
» 脳男 [おべんとログ]
レビューが遅くなりましたが、公開翌日に観に行きましたよ。 http://blogs.dion.ne.jp/obentolog/archives/11088091.html ↓あらすじはこちらです↓ http://www.cinematoday.jp/movie/T0014591 ひとことで言うと、おもしろい!おもしろいよこの映画! 原作も何も知ら…... [続きを読む]
受信: 2013年5月23日 (木) 00時46分
» ■脳男 [しんちゃんの徒然なる映画日記]
第295回「付いてるタイトルの意味はわからんが、面白そうだ。」
「脳男」というタイトルを聞いたときは「なんのこっちゃ?」と思った。しかし予告編を見る限りでは、かなり面白そうな作品だと思った。かつて不況だった映画業界も勢いを取り戻しつつあり、昨年は興行収...... [続きを読む]
受信: 2013年6月 9日 (日) 18時53分
» 映画『脳男』を観て [kintyres Diary 新館]
13-16.脳男■配給:東宝■製作年・国:2013年、日本■上映時間:125分■観賞日:2月17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)■料金:0円(ポイント利用)□監督:瀧本智行◆生田斗真(鈴木一郎)◆松雪泰子(鷲谷真梨子)◆江口洋介(茶屋刑事)◆二階堂ふみ(緑川紀子...... [続きを読む]
受信: 2013年7月 1日 (月) 23時35分
» 13-164「脳男」(日本) [CINECHANが観た映画について]
トイレや食事と同じように人を殺す
都内近郊で無差別連続爆破事件が発生、人々を恐怖に陥れていた。
そんな中、爆弾魔・緑川のアジトを急襲した茶屋刑事は、緑川を捕り逃すも、共犯者と見られる男を逮捕する。
取り調べでは鈴木一郎と名乗る以外、なにも供述しようとはせず、精神科医・鷲谷真梨子による精神鑑定が行われることに。
真梨子は感情を一切表に出さない男に興味を抱き、その過去を調べ始めるが。(「allcinema」より)... [続きを読む]
受信: 2013年8月15日 (木) 00時47分
» 脳男 [銀幕大帝α]
2013年
日本
125分
アクション/ミステリー/SF
PG12
劇場公開(2013/02/09)
監督:瀧本智行
原作:首藤瓜於『脳男』
主題歌:キング・クリムゾン『21世紀のスキッツォイド・マン』
出演:
生田斗真『僕等がいた 前篇』:鈴木一郎(入陶大威)
松雪泰子『...... [続きを読む]
受信: 2013年8月30日 (金) 13時20分
» 脳男 [いやいやえん]
「脳男」なんて一風変わった題名なのが気になった。
生田斗真さんが感情のない人間を演じているのだけれど、もともと端正な顔立ちをしてるだけに、無表情であればこその、アンドロイドというかターミネーターというか…とにかくロボットな感じが良く出ているのです(でも無表情=瞬きしないは違うなーと思った)。
悪人を狩るロボットともいえる鈴木一郎が、表情といえるものを見せるシーンが数回ありますね。しかしそのときの彼の顔は獲物を狙うハンターですが、ラストの鷲谷にみせる表情は違った。彼自身の心の奥にある感情な... [続きを読む]
受信: 2013年9月13日 (金) 09時44分
» 「脳男」 [ゆっくり歩こ。]
これはどんななんだろ〜? と
上映当時は観に行こうかちょっと悩みました
レンタルでよかったです
そんでも悪役の皆さんの恐い演技でかなり見入っちゃいましたよ
二階堂ふみちゃん ま〜ますます!演技が上手くなってますね
生田斗真の感情のない表情もすご〜い...... [続きを読む]
受信: 2013年9月14日 (土) 11時19分
» 脳男 [本と映画、ときどき日常]
監督 瀧本智行
出演 生田斗真
松雪泰子
江口洋介
無差別連続爆破事件の容疑者として逮捕された男。
精神鑑定の結果ー
並離れた知能、身体能力とは裏腹に感情を持ち合わせないと判明した。
もう!気が抜けません。
脳男と刑事と爆弾娘。
それぞ...... [続きを読む]
受信: 2013年11月24日 (日) 12時32分
» 脳男 [ぐ~たらにっき]
これはどう楽しめばよかったんだろう?
内容が面白いとは思えなかった。
ただ、役者さんたちに関しては見応えがあったなぁ。
レンタル、4本目。
以下、ネタバレあり。 [続きを読む]
受信: 2013年12月29日 (日) 12時39分
» 脳男 [Break Time]
今朝は、一段と冷え込みました・・・ [続きを読む]
受信: 2014年2月 9日 (日) 17時44分
» 脳男 [タケヤと愉快な仲間達]
監督:瀧本智行 出演:生田斗真、松雪泰子、江口洋介、二階堂ふみ
【あらすじ】
残忍な手口の無差別連続爆破事件を追う刑事の茶屋(江口洋介)は犯人の居所を突き止めるが、身柄を確保できたのは身元不明の鈴木一郎(生田斗真)だけ。共犯者と見なされた一郎は犯行が常...... [続きを読む]
受信: 2014年2月 9日 (日) 18時40分
» 脳男 [♪HAVE A NICE DAY♪]
wowowで鑑賞
題名が凄いなあ〜
感情もない、痛さも感じない謎の男を生田斗真くんが演じています。
内容は面白かったですが
爆弾で連続で人を殺していくなど最後まで
救いようがないシーンの連続で・・・
それと同時に
松雪泰子の歳の離れた弟が殺されて
その犯人との...... [続きを読む]
受信: 2014年2月 9日 (日) 21時02分
» 『脳男』(2013/映画) - The Brain Man - [momoな毎日]
「邦画乗り遅れ隊」隊長momorexです。これ、面白いですねー!『脳男』っていうタイトルから『鉄男』みたいな作品なんだと勝手に思い込んでおりました(『電車男』とは違うんだろーな、とは想像してたけど)。役者さんもいいし、爆破シーンも見応えあり。何より話が面白い。なんで、今まで観ていなかったのか..
■脳男 - The Brain Man -■
2013年/日本/125分
監督...... [続きを読む]
受信: 2015年1月19日 (月) 17時12分
コメント
みすずさん、こんにちは!
生田斗真さんが、まずは素晴らしかったですね。
感情がないという役は役者としてはハードルがかなり高かったと思いますが、微妙な表情、肉体の動きでうまく演じていたと思います。
二階堂ふみさんもよかったですね。
物語はかなり苦い結末ですが、こういう邦画らしからぬところはけっこう好きでした。
投稿: はらやん | 2013年3月30日 (土) 10時57分
こんばんは~♪
面白かったですー!
ほんと、希望を持たせないって感じはアメリカ映画ぽかったですねー^^
良かったです♪
出演者も良かったし、あっという間の鑑賞でした^^
投稿: みすず | 2013年3月29日 (金) 20時55分
ふじき78さん、こんにちは!
さらに容赦ない感じがしますね〜。
投稿: はらやん | 2013年3月 9日 (土) 07時41分
sakuraiさん、こんばんは!
確かに真梨子はそういうこともあるかもしれないですね。
そういう考えに、すがるという感じはあったかもしれません。
染谷さん、二階堂さんは二人とも旬な時期なのでひっぱりだこですね。
起用する側に安易さは感じられなくもないですが、ふたりともいろんな役柄にチャレンジしていってほしいですね。
投稿: はらやん | 2013年3月 9日 (土) 00時09分
こんちは。横から失礼します。
コメント流れで脳男のワイルド7を連想してしまった。
投稿: ふじき78 | 2013年3月 7日 (木) 23時53分
真梨子は、信じてたというより、信じようとしてた、そうでも思わなければ、あまりのひどい現状をどう受け入れれば・・・というような感じかなと思いました。
どうやって配役したのかはわかりませんが、「ヒミズ」見て、悪を見出したのかもですねえ。
彼らを使えば間違いない・・みたいな若干安直な気もしないでもなかったです。
投稿: sakurai | 2013年3月 7日 (木) 07時39分
kiraさん、こんばんは!
邦画としては珍しくハードなテイストで通し切りましたよね。
「悪の教典」はある種のユーモア的なものを含んでいましたが、本作は基本的に直球勝負であったように思います。
鈴木一郎というキャラクターもユニークでしたが、興味深かったのは緑川。
共感などできない残虐性の中で、一郎へのみ執着をする彼女の姿に人間性を垣間みました。
投稿: はらやん | 2013年2月24日 (日) 21時34分
恭子ちゃんの出演した「ワイルド7」も、非合法な凶悪犯を裁くモノでしたが、
アチラは組織だってましたが、
このたった一人で、ロボットのように、という設定が新鮮でした!
マンガちっくでしたが、
正義の番人となる脳男の、ハードな闘いに、なんか共感してしまう、緑川の暴走!
結構楽しめました
投稿: kira | 2013年2月24日 (日) 20時30分