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2012年9月 8日 (土)

本 「おやすみラフマニノフ」

「さよならドビュッシー」「連続殺人鬼カエル男」の中山七里さんの作品です。
本作は「さよならドビュッシー」のシリーズになり、岬洋介というピアニストが探偵役となっています。
ミステリーのジャンルに入る小説だとは思いますが、「さよならドビュッシー」や「連続殺人鬼カエル男」よりはその要素はかなり弱い感じがします。
どちらかと言えば音楽青春小説という感じでしょうか。
漫画ではありますが「のだめカンタービレ」とかと近い感じがします(もちろん本作はミステリー要素が入っていますが)。
海堂尊さんの「田口・白鳥シリーズ」が「チーム・バチスタの栄光」はバリバリのミステリーであったのが、「ナイチンゲールの沈黙」ではミステリー要素がかなり薄まっていたというのと近い印象です。
先に読んだ二作がラストで大どんでん返しの連続で驚愕してしまいその印象が強い中、本作を読んだので、こちらについてはラストについてはややもの足りない印象は持ちました。
ただミステリーというよりは音楽青春小説としての狙いであるとするならば、これはこれでありなのかもしれません。
クラッシックはあまりよくわからないのですが、本作で取り上げられているラフマニノフの曲を知っている方が読むと曲のイメージに合わせた展開を楽しめるのかもしれません。

「さよならドビュッシー」のレビューはこちら→

「おやすみラフマニノフ」中山七里著 宝島社 文庫 ISBN978-4-7966-8582-5

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