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2012年9月15日 (土)

本 「消防女子!! -女性消防士・高柳蘭の誕生-」

先日読んだ「トッカン」もそうでしたが、いわゆる「お仕事系」小説になります。
最近は「お仕事系」、しかも女子版の作品が小説でもドラマ・映画などでも多いですよね。
本作の題材となるのは消防士。
「トッカン」の税務署職員もそうだし、警察官もそうですが、身近な割にそこで働く人々がどういうふうに仕事をしているとかはなかなか知らないもの。
そういう仕事ぶりを読むのは楽しいし、またそういうところで働く人も普通の人間であるわけで夢を持っていたり、悩みを抱えたりっていうのは、当然あるわけで、そういうのが伝わってくると親近感もわきますよね。
こういう「お仕事系」の作品が作られるきっかけとなったのは、おそらく現在劇場公開中でもある「踊る大捜査線」なのではないかなと思います。
あの作品は、それまでの刑事ものと違い、そこで働く人々をサラリーマン、OL的な普通の人々として描き、それでも自分の仕事に誇りをもつ一人の社会人として描いたところが新しかったかなと。
「踊る大捜査線」が現在までいくつもの「お仕事系」作品を生み出すきっかけとなったと思います。
さて本作が描くのは消防士、それも女性消防士です。
消防士という仕事は命も賭けることがあるほど危険であり、どちらかといえば男性的な職場。
そこで働く新米女性消防士を描きます。
「お仕事系」作品には「成長」という要素が組み込まれることが多く、社会に出て自分の仕事に誇りをもっていく過程が描かれますが、本作も同様です。
多少ミステリー的な要素も含む作品ですが、そのあたりはそれほど深くつっこむわけでもなく、さらりと読める感覚でした。
全体的な構成、ストーリーは少々もの足りないところもあるのですが、ライトな感じなので読みやすいです。
気分転換したいときとか、仕事で落ち込んでいるときとか、ちょっとがんばろうという気分になりたい時にはいい作品かもしれませんね。

「消防女子!! -女性消防士・高柳蘭の誕生-」佐藤青南著 宝島社 文庫 ISBN978-4-7966-9588-6

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