「愛と誠」 ひたむきにまっすぐに
梶原一騎さん原作の純愛マンガの三池崇史監督による映画化作品です。
「愛と誠」は今までも何度か映画化していて、女優の早乙女愛さんはこの作品でヒロインと同じ名前でデビューしました。
原作マンガ、映画ともにちょうど小学生の頃であったので、全く読んでも観てもおりません。
とはいえ、純愛物語であるというのはなんとなく知っていました。
今回初めて知ったのですけれど、純愛ものの名句「白馬の王子」「君のためには死ねる」っていう言葉は「愛と誠」から出てきたんですね。
梶原一騎さん、恐るべしです。
純愛ものですので、三池監督が映画を撮るということを知って、初めは「なんで??」と思いました(ま、三池さんの場合はこの「なんで??」っていうのはいつのものことですが)。
しかし予告を観たときに、三池監督らしく大胆にアレンジされているのがわかり、期待度があがりました。
なんかミュージカルっぽくなってるし・・・。
今回の作風は元々の原作ファンや、まっとうな純愛ものを期待している方からすると引いてしまうところかもしれませんが、三池ファンとしては全然OK。
のっけから「激しい恋」のミュージカル風でスタートで、けっこうテンションあがりました。
本作は昭和歌謡ミュージカルとも言ってもいいシーンがいくつもあり、ここは昭和世代的にはけっこう好きでした。
「あの素晴らしい愛をもう一度」のところは「くどいっ!」と思いながらも、ほとんどパーフェクトに歌詞を口ずさむことができる自分に驚いたりして・・・。
そういえば、小学校の時に合唱コンクールの課題曲だったか・・・。
他の曲もだいたい子供の頃の歌なので、自分でレコードを買って聞いたってわけではないのですけれど、テレビなどで観ていたからか、ほとんど歌詞を覚えていました。
うーん、子供の頃の記憶力というのはスゴいものです。
これらの昭和の歌謡曲を久しぶりに聞いて思ったのは、「愛」という言葉がけっこう頻出していること。
このころは「愛」という言葉が、とても真剣なもので、重いものであったのだろうと感じました。
いつからでしょうか、「愛」という言葉が、なにか小っ恥ずかしいもののようになって、口にするのが残念な感じになったのは。
なにか「ひたむきな感じ」「まっすぐな感じ」というのがいつからか恥ずかしい感じになってきたのです。
実はこの「ひたむきさ」が、三池版の「愛と誠」のテーマになっているかなと思いました。
武井咲さん演じる本作の早乙女愛は、現代という時代からの視点で観ると、とてもズレたところがある少女に見えます。
「愛」にまっすぐに、献身的に生きるその姿勢は、なにか滑稽に見えます。
本作でも誠に「うっとおしい」と言われ続けますが、彼女のひたむきさはややもすると「残念な感じ」にもなるわけです。
これを現在売り出し中の美少女である武井咲さんが演じているので、この「残念な感じ」が「残念な女」になる一歩手前で踏み堪えていて、このギリギリでバランスとっている感じが本作での早乙女愛が醸し出す笑いの部分になっているわけです。
ぶっちゃけ武井咲さん級の美少女でなければ、ほんとうに「残念な女」になっていると思いますね。
昭和歌謡にも通じる「愛」にひたむきであり、真剣なところというのは、現代でいえば何か恥ずかしさのようなものを持ってしまうものですが、それを逆手にとって笑いにしているのですね。
本作の早乙女愛というのは、そういった昭和っぽさを持っているキャラクターなわけです。
もう一人の女性の登場人物で、誠を狙う由紀ですが、彼女は作中で「悲しい女」と言われます。
この「悲しい女」というのも昭和歌謡では度々取り上げられるモチーフであるんですよね。
堕ちた女が酒場の片隅でひとり酒を呑む的な感じ。
早乙女愛のまっすぐな愛というのは進んでいく力であり、高度経済成長時代の陽の部分の象徴かもしれません。
しかし、その成長の中でも取り残される部分もあったわけで、由紀せよ、誠の母にせよ、その時代の陰の部分を象徴しているわけです。
本作で描かれている時代はまだ格差というものが激しくありました。
その後、日本は総中流化、そしてバブル経済まっさかりに突入します。
「ひたむきに」やらずともそこそこの生活はできる。
汗水たらして努力するのがバカらしい感じ、このあたりから「ひたむきさ」が恥ずかしい感じになってきたかもしれません。
そしてさらにはバブル崩壊、経済低迷。
この頃は逆に「ひたむきに」やっても全然良くならないという空しさ感がでてきます。
現代においては成長神話というものがなくなって久しく、がんばっても上昇していけるわけではないというのはみんなが知っているわけで、だからこそ「ひたむきさ」とか「まっすぐさ」といったものは何か気恥ずかしいもの、無意味なものになっていってしまったのかもしれません。
だから本作の早乙女愛という存在がコメディエンヌのように見えるわけです。
けれど「ひたむきさ」の価値みたいなものがなくなってしまったわけではなく、それを恥ずかしがることなく「ひたむきに」やっていくことは決して意味がないわけではありません。
だからこそこっけいにも見える早乙女愛の「ひたむきな愛」も最後には誠に通じるわけです。
昭和っぽいかもしれないのですが、また現在は「ひたむきさ」「まっすぐさ」のようなものを恥ずかしがることなく態度や行動で表してもいい時期なのかもしれません。
AKB48などが支持されているのもなにか「ひたむきさ」「まっすぐさ」みたいなものを、皆が彼女たちに感じているからかなとも思ったりします。
時代は一巡して、また「ひたむきさ」「まっすぐさ」に戻ってきているのかもしれません。

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−主題歌−
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−エンディングテーマ−
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−出演−
*妻夫木聡...... [続きを読む]
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コメント
sakuraiさん、こんばんは!
僕は原作も読んでいないし、映画も観ていないんですよ〜。
早乙女愛のイメージは、これで固定しちゃいそうです(笑)。
昭和歌謡、懐かしいですねー。
けっこう歌詞まで覚えていて、自分でもびっくりです。
>ちあきなおみさん
懐かしいなぁ〜、ザ・昭和歌謡って感じですね!
投稿: はらやん | 2012年7月 5日 (木) 20時59分
もともとは、あんだけくどい早乙女愛じゃないですけどね!
なんせドンぴしゃ世代ですから。
ちゃんと映画も見に行きましたよ!!えっへん。
>ほとんどパーフェクトに歌詞を口ずさむことができる自分に驚いたりして・・・。
ははは、アタシも歌ってました。
ちあきなおみさんあたりの一曲も欲しかったなあ。
投稿: sakurai | 2012年7月 1日 (日) 21時46分
こんにちは『愛と誠』関係のブログをネットサーフィンしている者です。
今回の映画化は原作好きの者にとっては喜ばしいかぎりです。
もしよろしければこちらのサイトにも一度遊びに来てください。『愛と誠』関係に関する出演者ブログやニュース、他の方の感想ブログのリンク一覧にまとめており、また『愛と誠』に関する書き込みならなんでも書き込んでください。
・ 映画『愛と誠』ネタバレ掲示板 http://aimako.bbs.fc2.com/
他にも
・ 『愛と誠』覚え書き http://www.myagent.ne.jp/~bonkura/201X.html
・ 梶原一騎ファンサイト『一騎に読め!』 http://www.myagent.ne.jp/~bonkura/
投稿: 『愛と誠』愛好家 | 2012年6月28日 (木) 21時55分
みぃみさん、こんばんは!
ミュージカルシーン、くどいって思いながらもけっこう夢中になって観てしまいました。
最初の「激しい恋」のシーンはなかなか見応えありました。
「あの素晴らしい愛をもう一度」も懐かしいですねー。
みぃみさんもやりましたか!
「白馬の王子」とか「君のためになら死ねる」などはこの原作が元だったのですね。
だれでも知ってるこの言葉を生み出した梶原一騎さんはすごい人だなと感心してしまいました。
投稿: はらやん | 2012年6月26日 (火) 20時51分
こんにちは♪。
ツィッターで貞子が、「君のためなら死ねる」について呟いていて、私なら一緒に生きて欲しい!とリプした記憶があったので、映画の中で岩清水君の言葉として(この映画のキーワードでもありますよね?)登場した時はびっくりしました。
歌って踊ってそこに何気に工夫があるの大好きなので、
鑑賞しながらかなりテンションが上がっていました。
(なんとなく劇団☆新感線っぽかった。)
聞いた事はあるものの2番や3番は知らないものも多かったので、フルコーラス聞けたのは美味しかった曲も。
そうそう!「あの素晴らしい愛をもう一度」。
合唱コンクールでめちゃめちゃ練習させられて辟易していた曲がとっても楽しくアレンジしてあったので、新鮮でした。
岩清水君にしろ愛にしろ「ひたむきな愛」を持っていて、その愛に動かされる誠、ひいては誠の母親…。
うるっとしました(T_T)。
投稿: みぃみ | 2012年6月24日 (日) 22時29分
おくやぷさん、こんばんは!
いやー、「激しい恋」は久しぶりに聞きました。
「止めろっと言われても」ときたときに、「ヒデキー」と言いたくなるのは、どんぴしゃ世代だからですかね。
原作は未読なのですが、昭和臭は感じました。
ここまで振り切ってくれる三池監督はやっぱりいいっす。
投稿: はらやん | 2012年6月21日 (木) 19時49分
ノラネコさん、こんばんは!
子供の頃は、「愛と誠」って聞いたことはあったのですが、ほとんど記憶ないのですよねー。
「マガジン」を読んでなかったからかな。
>喰えない映画作家
まさにその通りですね。
昭和感を逆手にとって、確信犯でやっていますからね。
こういうのできるのは三池監督くらいなんですよね。
投稿: はらやん | 2012年6月19日 (火) 23時11分
こんにちは
最初の激しい恋はハマってましたね
アレンジしながらも、結構原作の雰囲気が出ていたと思いました
まるっと含めて、面白かったです
投稿: おくやぷ | 2012年6月19日 (火) 20時07分
小学校の頃、これのギャクはやりませんでした?
「君のためなら死ねる」とか。
当時はもちろん純愛なんてわからなかったけど、子供心に臭い話だなあとは思ってました(笑
こんなネタを今になって、しかもカオスなエンタメ大作に仕立て上げてくるのですから、さすが三池崇史は喰えない映画作家です。
投稿: ノラネコ | 2012年6月18日 (月) 23時15分