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2012年5月 5日 (土)

「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ 」 シリアスな題材を心地よいユーモアで

黒人差別という社会問題を題材にしながらも、軽妙さ・ユーモアを爽快感も合わせ持つ快作です。
重すぎず、軽すぎず、考えさせながらも観ていて心地よい作品トーンを織り上げたのはテイト・テイラー監督。
ほとんど無名の監督ですが、いい作品を撮ってくれました。
本作では差別が題材になっています。
その一つが黒人差別です。
舞台となっている時代は60年代で黒人の公民権運動が活発となっていた時期です。
そして舞台はアメリカ南部のミシシッピー州で、黒人への差別が根強く残っていた地域になります。
主人公スキーターは大学を卒業し、地元の新聞社で家庭コラムを担当します。
しかし、取材をする中での同級生たちの黒人メイドに対する扱いについて、問題意識を感じ、それを本にしたいと活動を始めます。
しかし、メイドたちは、その状況について語ることを拒みます。
それはそうです。
語ったことが主人にばれてしまえば、首になり職を失うことになるからです。
しかし、黒人メイドのミニーの解雇を期に、エイビリーンというメイドが語り始めます。
こう書くと、えらく深刻な感じがするのですが、全体的にはそれほど重い感じはありません。
題材自体はシリアスでも、ユーモアでいい具合にくるまれているため、心地よく観ることができます。
監督が作った全体のトーンもそうですが、幾人かのキャラクターに寄るところもありましたね。
メイドのミニーが渦中の人でありながらも豪快さを失わないところ、また彼女と友情を結ぶ白人女性シーリアの底抜けの天真爛漫さ。
また悪役ヒリーの母親ミセス・ウォルターズが時折、放つ一言など。
このあたりのキャラクターが、作品全体の軽妙なバランスを作り上げていると思います。
それらを演じる出演者も良かったですよね。
主人公のスキーター役を演じるのは、エマ・ストーン。
ほとんど知らない女優さんでしたが、すごくいいです。
大きな眼をクリクリさせて、表情豊か。
お人形みたいなアマンダ・セイフライドをもっと一般人的にして親しみやすくしたような感じ。
今度の「アメージング・スパイダーマン」のヒロインに抜擢されているんですね。
今後の注目株でしょうか。
ミニー役のオクタヴィア・スペンサー、エイビリーン役のヴィオラ・デイヴィスも良かった。
あと悪役ヒリーのブライス・ダラス・ハワードはほんと小憎らしかったし、シーリアのジェシカ・チャスティンは無邪気な感じがすごく出てました。
このあたり主役もはれるクラスの女優さんを重要な役にあてているという、実は贅沢な感じがありますね。

冒頭で黒人差別を本作で取り上げられている差別の一つと書きました。
本作ではそれ以外の差別についても触れられています。
ひとつは女性差別です。
女性は家に入って子を産み、家を守るものだという伝統的な考え方は、当時の南部ではまだ多く残っていました。
スキーターは子供の頃のメイドのコンスタンティンから教わったこと、そして大学で味わった空気から、自分がやりたいことをやるという先進的な女性です。
けれど彼女の同級生たちは、そういうところはありません。
女性はこういうものだと差別を受けているにも関わらず、それに対して差別されているという意識ももたず自らそこに納まろうとしているわけです。
しかし彼女たちの中にも鬱屈したものもあるのかもしれません。
だからこそヒリーの攻撃は、彼女にとっての非差別対象である、ミニーなどの黒人メイドや、シーリア(貧民層出身)に向けられてしまったのでしょうか。
もう一つの差別は上流階級から、下流階級への差別です。
これはヒリーから見たシーリアになります(そこには私怨もありますが)。
ヒリーは女性差別を無意識的に受け入れてガマンしているのに、自分よりも立場が低い(と彼女が考えている)ミニーやシーリアが、そのクラス差を感じていないで行動していることにイライラしていたのでしょうね。
ヒリーと対象的なのは、シーリアでした。
シーリアはその生まれから黒人に対しての差別意識がほとんどない女性(彼女の生来の無邪気さというのはあるかと思いますが)。
シーリアの屈託のなさが、次第にミニーの白人への怒りを溶かしていくところはサイドストーリーではあるのですけれど、この作品の暖かさみたいなものをよく表していたところだと思います。

2時間半くらいの長尺の作品でしたが、まったく長さを感じさせない作品でした。

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コメント

daisuki-jonnyさん、こんにちは!

僕もブライス・ダラス・ハワードは良かったなぁと。
本作の中での悪役を一手にひきうけてましたからね。
小憎らしい感じがなんとも。
彼女がいたからこそ、他のキャラクターも映えたというのがあると思いました。

投稿: はらやん | 2012年5月19日 (土) 11時03分

はらやんさん、こんばんは~♪
この作品、重いテーマであるものの、笑いもあって
良かったですね!
シーリアとミニーのお話、良かったです。

意地悪なヒリー役を演じたブライス・ダラス・ハワードも
憎たらしいのだけど、憎みきれない(笑)
シーリア役の方も助演でノミネートされていましたが、
このヒリーさんもノミネートされても良かったですよね♪
と思うほど、女優さん達皆さん、本当に素晴らしかったな~と思いました♪

投稿: daisuki-johnny | 2012年5月18日 (金) 21時51分

sakuraiさん、こんばんは!

本作は女優さんたちはよかったですよね。
すごく有名な人が出ていたわけでもないのですけれど、おっしゃるとおり役柄にはまっていました。
ミニー役のオクタヴィア・スペンサーはいろいろ賞もとっていますが、納得ですね。
差別っていうのはなかなか解決に時間がかかる問題ですが、こういうユーモアのあるお話だと人々の意識にもすっと入っていきやすいですよね。

投稿: はらやん | 2012年5月12日 (土) 23時25分

見てからずいぶん経ったのですが、女優陣のはまり具合とインパクトが大きくて、どの役柄の人も、はらやんさんの文章を読んで、鮮やかに浮かびました。
それぞれがその役で、見事にはまってたからでしょうねえ。
黒人差別に限らず、いろんな差別がちりばめられていましたね。げに人間は・・・なのですが、大した成長もしてないですね。。。人間は。

投稿: sakurai | 2012年5月12日 (土) 16時48分

こにさん、こんにちは!

様々な差別は現代でも少なからずありますからね、未だにまだ問題があるlことだと思います。
重要な題材なだけあって大マジメに取り上げると、ちょっと観るのに勇気がいったりするものですが、この映画のようにユーモアがある描き方だとすっと心の中に入っていきやすいですよね。
それで観終わった後、そういうことについてちょっと考えてみることができる映画かなと思いました。

投稿: はらやん | 2012年5月 6日 (日) 13時44分

こんにちは。
トラバありがとうございました。
「差別」そういう時代だった、というだけでは片付けられない問題ですよね。
生真面目なものより、この映画みたいにユーモアを交えて描いたほうが観る者の記憶に残りやすいかもしれませんね。

投稿: こに | 2012年5月 6日 (日) 10時23分

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