「一命」 武士の面目と武士の情け
戦国時代が終わり泰平の世が訪れた徳川時代初期、浪人たちの間で"狂言切腹”なるものが流行ったと言います。
大名家のお取り潰しが相次ぎ、街には浪人が溢れました。
生活に困窮した浪人が大名家に切腹をするため(むろん本人はその気はない)場を借りたいと申し入れ、面倒を嫌った大名家が職や金を与えたというのが"狂言切腹”です。
下克上で力と運がある者が一国一城の主になれた時代はとうに過ぎ、泰平の世となったため、身分が固定化し始めたのが江戸初期ということなのでしょう。
浪人になってしまうと、才覚があったとしても任官することも覚束ない。
けれども武士という身分であることは変わらないので、武士たる面目は保たなくてはいけないという縛りがあります。
それなのに大名家は代々世襲で継がれていく。
彼らは安穏と暮らしているのに、武士の面目を問う。
「武士は食わねど高楊枝」ということわざがあります。
これはいくら貧しくて食べられなくても、食べたかのように楊枝を使って満腹を装うという意味で、武士の面目や挟持を表しています。
武士という身分はいくら貧しくても面目を保たなくてはいけないという苦しさを持っているものなのですね。
「武士に二言はない」という言葉もあります。
武士というものは、一度口に出したことはいかなることがあっても撤回しない、やり遂げるということです。
それだけに武士という身分のものが口にする言葉は重く、また口にする責任感を武士たるものは持たなければいけないということでしょう。
とかく武士というものは、面目や体裁に縛られてしまうものなのですね。
先の二つの言葉は本来は、武士たるものの心得、つまりは上に立つものとしての挟持や責任について語ったものであったのではないかと思います。
けれども世が泰平となり、武士の中でも身分が固定化していく中で、その言葉の意味も次第に形骸化していったのではないでしょうか。
そこに込められた心得みたいなものはなくなっていき、形式だけが残っていくといったような。
そこには心というものがなくなっていったのではないかと思います。
「武士の情け」という言葉もあります。
これは相手の心情を慮り、相手に敬意を払うということだと思います。
しかし本作で登場する沢潟らの侍はいくら"狂言切腹”を行おうとする相手であるからといっても、敬意というものはありません。
確かに沢潟らの言い分にも筋があります。
言い分は正しいと言っていい。
でもだからこそそれを曲げても「情け」をかける余裕といったものがあってもよかったのかもしれません。
何かそこには社会全体が固定化され「冷たさ」のようなものを持ってしまったことが現れているように気がします。
翻って現代を見てみると。
まさにこの作品で描かれているような状態になっているような気もします。
政治家や文化人は二世、三世が幅をきかせています。
若者はいくら才能があっても就職できなかったりということが起こっています。
格差社会と言われてずいぶん経ちますが、社会が次第次第に固定化されているような気がします。
そして沢潟らの言動に見えたような「冷たさ」のようなものも感じます。
筋は通っているけれど、冷たい。
そこに「情け」はない。
本作は時代劇でありながらも、現代のことを風刺している作品に思えました。
本作、構成もよくできていたと思います。
冒頭での瑛太さん演じる求女は”狂言切腹”を行う愚かな侍に見えます。
沢潟らのほうの言い分のほうが正しいと感じます。
けれどもその背景が半四郎(市川海老蔵さん)に語られるに従って、そのイメージは次第に変わっていきます。
このあたりの真相が判っていく様は、質のよいミステリーを観ているような感じもありました。
三池監督は「十三人の刺客」「忍たま乱太郎」に引き続き本作で時代劇三連チャン。
時代劇でありながら(「忍たま」を時代劇とみるかというのはあるのですけれど)、まったくテイストは異なります。
つくづく器用な人だと思ったりするのですが、共通しているところがありました。
三池監督という人は、基本的に容赦がない、手加減をしない監督なのですよね。
「十三人の刺客」では延々と続く立ち回り、これでもかと思えるほどの剣劇でした。
また稲垣吾郎さん演じる殿様の残虐非道ぶりも手加減がありませんでした。
「忍たま乱太郎」では子供には見えるのはどうかという人もでるのではないかという、下品なギャグを連発(でも子供は好き)。
本作でも瑛太さんの切腹シーンは、観ている自分が痛くなりそうなほどの執拗さでした。
これはすべて三池監督が容赦をしない表現者であるということを表しています。
普通はなにかしらのリミッターを監督やプロデューサーがかけてしまうもの。
三池監督はメジャー監督でありながらも、そのあたりを容赦をしません。
それがさまざまなジャンルを手がけ、そのテイストを大きな振り幅を持っていながらも三池印というものがそれぞれの作品に刻まれているという訳なのかもしれません。

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武士が守るべきは義か、愛か・・・
詳細レビューはφ(.. )
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★★★☆ 1962年に製作された小林正樹監督の『切腹』のリメイク版である。その『切腹』はかなり古い映画になってしまったので、若い人達には馴染みがないかもしれない。どちらかと言えば、海老蔵の復帰作ということに、話題が集中しているようである。 だが『切腹』は... [続きを読む]
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----これって、昔の映画のリメイクだよね。
「そうなんだけど、
あまりそのことを、前面に出してはいない。
やはり、小林正樹監督の『切腹』が
あまりにも名作だからかもしれないね。
で、その元となった原作『異聞浪人記』の映画化の方が
強調されているみたい。
ぼくは...... [続きを読む]
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瑛太が千々岩求女を演じます。
満島ひかり 役所広司 竹中直人
青木崇高 新井浩文 波岡一喜等が共演。
監督は三池崇史。
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2Dで見ました。
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「一命」★★★
市川海老蔵、瑛太、満島ひかり、役所広司主演
三池崇史 監督
127分、2011年10月15日公開
2011,日本,松竹
(原作:原題:滝口康彦の小説『異聞浪人記』)
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「江戸時代初頭、戦国の世は終わり
幕府の難癖から多くの大名の御家取りつぶしが起こり
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それは、こんなに気合いの入った映画の撮影が終わったら、ちょっとハメを外したくもなるよね…。
と、ちょっと市川海老蔵の心境に思いを馳せてしまうこの映画『一命』。
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受信: 2011年11月 3日 (木) 07時13分
» 映画 「一命」 [ようこそMr.G]
映画 「一命」 [続きを読む]
受信: 2011年11月 5日 (土) 16時55分
» 映画『一命 <3D>』(お薦め度★★★) [erabu]
監督、三池崇史。脚本、山岸きくみ。音楽、坂本龍一。原作、滝口康彦『異聞浪人記』。 [続きを読む]
受信: 2011年11月 5日 (土) 22時43分
» 一命 [あーうぃ だにぇっと]
一命@丸の内ピカデリー1。
9月26日(月)舞台挨拶付き3D試写会。
チケットはネットオークション1,540円で入手。
舞台挨拶付き完成披露試写会のわりに安かったのでカサキケイくんに落札してもらって二人で観に行った。... [続きを読む]
受信: 2011年11月 6日 (日) 05時40分
» 『一命』 ('11初鑑賞140・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆-- (10段階評価で 6)
10月15日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター6にて 13:30の回を鑑賞。 [続きを読む]
受信: 2011年11月 6日 (日) 10時17分
» 『一命』 [beatitude]
戦国の世は終わり、平和が訪れたかのようにみえた江戸時代初頭、徳川の治世。その下では大名の御家取り潰しが相次ぎ、仕事も家もなくし生活に困った浪人たちの間でldquo;狂言切腹rdquo;が流行していた。それは裕福な大名屋敷に押し掛け、庭先で切腹させてほしい...... [続きを読む]
受信: 2011年11月11日 (金) 02時18分
» 「一命」 [みんなシネマいいのに!]
幕府による理不尽な御家取り潰しが相次ぎ、困窮した浪人があふれている江戸時代初頭 [続きを読む]
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» 一命 [迷宮映画館]
海老蔵さん、もう10年後だったら、ピタッとはまったと思う。 [続きを読む]
受信: 2011年11月20日 (日) 08時31分
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橋本忍脚本・小林正樹監督・仲代達矢(当時29歳!)主演の1962年作「切腹」のリメイクではなく、同じ滝口康彦原作「異聞浪人記」の再映画化、ということになっているが、「切腹」自体が基本的な設定・構成を原作に全面的に依っているわけで、比較するなというのは無理です...... [続きを読む]
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» 11-363「一命」(日本) [CINECHANが観た映画について]
ただ生きて、春を待っていただけ
17世紀。戦国の世が終わり、天下太平の江戸時代初頭。しかし一方では、幕府による理不尽な御家取り潰しが相次ぎ、困窮した浪人があふれていた。
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» 一命 [銀幕大帝α]
HARA-KIRI: Death of a Samurai/11年/日本/126分/時代劇ドラマ/劇場公開(2011/10/15)
−監督−
三池崇史
過去監督作:『十三人の刺客』
−原作−
滝口康彦『異聞浪人記』
−音楽−
坂本龍一
−出演−
◆市川海老蔵…津雲半四郎
◆瑛太…千々岩求女
過去出演作:『なくも...... [続きを読む]
受信: 2012年4月15日 (日) 02時04分
» 一命 [いやいやえん]
同じ原作を使ってるため、実質的に「切腹(1962年)」のリメイク作品になってると思う。…なのでどうしても比べてみてしまいますが、残念ながら「切腹」ほどのただならぬ緊張感や迫力をどうしても感じ取れなかった。
市川海老蔵さん主演。仲代達矢さんが演じた津雲半四郎を演じていますが、どうしても若さが前面に出てしまう。重苦しい中年のうらぶれた感がない。
津雲半四郎の話が進むにつれて、事の次第が明らかになっていく面白さは変わりませんが、画面から目が離せなかった「切腹」に比べ、重苦しい話ながらもどこか軽... [続きを読む]
受信: 2012年4月16日 (月) 09時50分
» 一命 [映画、言いたい放題!]
もう随分前に
ある演出家から勧められて、
この映画の元になった「切腹」と言う映画を観ました。
当時、古い作品であるその映画はなかなか見つからず、
やっと見つけて観たのですが、
見ごたえがあり、内容にもショックを受けました。
そのリメイクであると聞いて
これは是非... [続きを読む]
受信: 2012年5月 1日 (火) 03時44分
» 映画『一命』★ただ、春を待っていただけの命… [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
公式サイトです。 http://www.ichimei.jp/http://www.ichimei.jp/
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/156557/
↑ あらすじ・クレジットはこちらをご覧ください。
映画レビュー(ネタバレ表示です)
http://info.mov..... [続きを読む]
受信: 2015年3月20日 (金) 12時55分
コメント
sakuraiさん、こんばんは!
オリジナルは観たことないんです。
評価、高いですよね。
今度観てみようかな。
投稿: はらやん | 2011年11月20日 (日) 17時06分
物語についてはオリジナルに譲って、こっちはきれいすぎたように感じました。
本当はもっともっとどろどろと汚ない。特に役者さんがなああ。。
勘解由の三国さんなんか、本当にすさまじかったですもん。
その汚なさが、美しい映像によって、ベールが掛けられたように思えてしまったのでした。
あの「切腹」に挑んだ三池監督に、敬意は表しますが、オリジナルの素晴らしさをもう一度思い返した次第です。
投稿: sakurai | 2011年11月20日 (日) 08時31分
ノラネコさん、こんばんは!
そうですよね、現代を風刺している感じがありましたよね。
面目というのは社会の枠組みのようなものでそれが硬直化しているっていうことなんですよね。
特に現在はそういう硬直感を感じます・・・。
投稿: はらやん | 2011年10月27日 (木) 21時47分
小林正樹版を観ていても面白かったです。
何よりもこの物語の普遍性。
本当に江戸時代を通して今現代を描いているかのよう。
半世紀前の映画をリメイクして、ここまで今を感じさせる物が出来る事が驚きであり、同時に悲しみでもあります。
人間、進化しないなあ・・・。
投稿: ノラネコ | 2011年10月25日 (火) 21時45分