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2011年8月11日 (木)

本 「読書の方法 -なにを、どう読むか-」

読んではみたものの、まったく歯が立たないという感じでした。
こちらは吉本隆明さんの本に関するインタビューや、小文をまとめた本になります。
吉本隆明さんは、評論家であり思想家であり、詩人でもある方であるのはご存知の通り(よしもとばななさんの父親でもある)。
そんな人の本は、まずは敷居が高くってまずは読んだも解らんだろうと、手を出していなかったのですが、本に関する本ということでちょっとは読めそうかと読んでみたのですが、やはりハードルが高かった・・・。
この方の本を読むには、まずは古今東西の主だった古典やら思想家の本をとりあえずは読んだ経験がないとダメですねぇ。
自分ではマダマダです。
ただひとつだけ「そうだよね」と共感できたところが「あとがき」にありまして(「あとがき」くらいです、理解できたのは)。
ちょっとそこだけ引用します。

本を読むとはどういうことか。この本の中にもそれにふれた文章が幾つかあるが、一口に言ってしまえば、日常生活の必要上よりも少しでも蒙る心身の負荷も軽い負荷になるように本を読む行為のことだ、というのがわたしの考え方の中核にあるような気がする。生活の平準値よりも重い負荷になっても、職業にまつわる良心から本を読み、調べることは有りうる。むしろその場合の方が多いかもしれない。だがわたしは、そういう場合には読書と呼びたくないらしいのだ。
(中略)
文献として読んだり、調べたりする本ではなく、読書のために読む本は、文献とは逆に、千差万別で、良い悪いの価値も、差別が多用にあると思う。

僕自身も勉強のために本を読むことが嫌いで(笑)。
仕事がらみの本を読むときは義務感なんですよね。
特に上司から薦められた本などは。
正直、読書というのは自分が興味をもったものを読まないと実にもならないし、楽しくもない。
そういうとこは吉本さんが「あとがき」に書いてらっしゃるところはそのとおりだなぁと。
すみません、本文の方は理解が追いつかなかったので、「あとがき」にのみ触れました。

「読書の方法 -なにを、どう読むか-」吉本隆明著 光文社 ソフトカバー ISBN4-334-97321-3

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