「SOMEWHERE」 淡々とした生活、だが大切な日々
ヴェネチア国際映画祭で受賞したのは元カレのタランティーノが贔屓目でみたからとか言われてますが、僕はこの作品は好き。
今までもソフィア・コッポラの作品は好きなものが多いです。
本作を観る前に耳に入ってきた情報としては、最初のカットがフェラーリが延々と走っているものだということ。
これがしばらく続くということでした。
ソフィア・コッポラ監督は「ロスト・イン・トランスレーション」などでもわかるように、基本的にケレン味というよりは、ストイックさを感じるテイストもある方だと思います。
この最初のカットも意味がないわけはなく、その意味はなんだろうということを考えながら観ました。
制作会社のロゴのところからフェラーリのエンジン音が聞こえてきます。
フェラーリは周回コースのようなところをぐるぐると回っています。
1回、2回、3回・・・。
カメラは車を追うわけでもなく、ずっと固定。
観終わった後、このカットとは非常に意味があるなと思いました。
言うなれば、この周回運動は、主人公であるジョニーの人生そのものなんですよね。
ジョニーはハリウッドのスターであり、海外でも受賞されるほど。
彼は実在する有名ホテルで生活しており、おそらく一生生活するのに困らないくらいのお金はすでに稼いでいると思われます。
ですから、何をするにも不自由はない。
高い車にも乗れるし、有名ホテルでの暮らしも続けられる。
ギャンブルもできるし、出かけるのにヘリすらチャーターできる。
あくせく働く必要もない。
誰もが憧れるセレブな生活ですが、実は彼の人生は単調極まりないものであったのかもしれません。
それは彼が生活している姿をみていても、何か熱というものが感じられないからです。
飽きてしまっているような、空しさのようなものが感じられます。
そういう彼が楽しそうな笑顔を出すのが、娘のクレオといっしょにいるときです。
でもそこには映画によくあるようなドラマはありません。
再会する父と娘にある確執のようなものもありません。
どろどろとした愛情や憎しみもありません。
この父娘は普段は離れて暮らしているにも関わらず、互いに愛情を持っている仲良しな親子です。
本作ではジョニーとクレオがいっしょにいろいろなことで遊んでいる姿が、淡々と綴られています。
それこそ繰り返し、繰り返し。
二人はその生活をほんとうに楽しんでいます。
父も娘もいっしょにいることを嬉しく思っています。
まさに冒頭の周回するフェラーリのように淡々と繰り返し、繰り返し、その姿が描かれます。
けれど。
その幸せな日々は永遠に続くものではありません。
いつかは子は成長し、そういう幸せな時間が終わるときがくるのです。
本作はいずれそういうことがくる兆候を描いていません。
けれども、そういう予感を感じられるのです。
このあたりはキャスティングの妙がかなり大きく、そしてその要請に答えた俳優の演技も良かったと思います。
特に娘役のエル・ファニングはかなり素晴らしかった。
見た目はちょっと11歳にしては伸びやかで大人っぽくもありますが、精神的には子供らしい素直な精神をもった子として描かれています。
最近の映画に登場する子供によくあるような大人びた感じではなく、あくまで素直な感じというのはなかなか演技しようとしてもでないかなと思いました。
このエル・ファニングの存在が大きかったかなと思います。
こういう素直な子もいつかは大人びて、親を離れていくであろうというのは、みなわかっていること。
それは必然なのです。
だからこそ、この幸せな親子関係が、いつまでも続くわけがないという予感が起こるのです。
そしてジョニーが元妻へ泣き言からも、彼自身もそういう予感を持っているということが伝わってきます。
彼は「オレは空っぽな男だ」と言います。
おそらく毎日を周回コースを走っているような車のように単調に繰り返すだけ、そこに幸せを運んでくれる娘もいつかは離れていってしまう。
その後に残されるのは空っぽな自分だけ。
そういう空しさを彼は予感していたのかもしれません。
だからこそ、また最後のシーンに意味がでてきます。
冒頭に周回コースを走っていたフェラーリは、最後のシーンは延々と一本道を走り続けます。
どこまでも、どこまでも。
やがてジョニーはそのフェラーリを降り、自分でまた歩き始めます。
これは彼が、ぐるぐると回り続ける周回コースを降り、そしてやがて巣立っていくであろう娘との生活が終わることを覚悟しつつも、それを大切にして生きていこうという姿勢になったということではないかと思います。
淡々とした生活、ですが大切な日々。
これはセレブな生活だからというのではなく、僕たちの普通の生活にも通じるところがあるかもしれません。
惰性で進む人生ではなく、ほんとに当たり前なことを当たり前だと思わずに大切に生きていく人生にしようと思ったように感じました。
同じ生活でもそれが大切だと思って生きるのと、思わないで生きるのは、輝きが違うのだというようなことが伝わってきました。
いい映画でした。
途中でも触れましたが、エル・ファニングはいいですね。
素直そうな笑顔がいいです。
誰かに似ているな、と思って思いついたのが宮﨑あおいさん。
顔かたちはもちろん違いますが、笑い方が似ている気がします。
素直そうな笑い方が。
ソフィア・コッポラ監督作品「ロスト・イン・トランスレーション」の記事はこちら→
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典型的なセレブの生活を送る映画スターの下に、前妻との間にできた思春期の娘がやってくる。娘との瑞々しい交流を描きつつも、彼は己の心の空白に気付くのだった…。『マリー・アントワネット』のソフィア・コッポラが送る最新作は2010年のヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品だ。主演は『パブリック・エネミーズ』のスティーヴン・ドーフ、共演にエル・ファニング。... [続きを読む]
受信: 2011年5月 2日 (月) 23時51分
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受信: 2011年5月 3日 (火) 07時49分
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【ストーリー】
「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラ監督が、父フランシス・フォード・コッポラとの思い出や、2児の母となった自らの経験を投影して製作。 ... [続きを読む]
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» 『SOMEWHERE』 (2010) / アメリカ [Nice One!!]
楽天ブログ「Nice One!!」2011年4月9日日記のコピー記事です。
TBはこちらにお願いします。
原題: SOMEWHERE
監督: ソフィア・コッポラ
出演: スティーブン・ドーフ 、エル・ファニング 、クリス・ポンティアス 、ベニチオ・デル・トロ 、ミシェル・モナハン...... [続きを読む]
受信: 2011年5月 5日 (木) 08時26分
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監督:ソフィア・コッポラ
出演:スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング、ミシェル・モナハン、ベニチオ・デル・トロ
父にとって、それは忘れかけていた日常。
娘にとって、それは忘れられない時間―。
「人気俳優のジョニー・マルコはハリウッドにあるホテルに... [続きを読む]
受信: 2011年5月 6日 (金) 14時12分
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「SOMEWHERE」新宿ピカデリーで観賞
2011-035
スティーブン・ドーフ好きでした、かつて。
ある日突然映画の中で見なくなりました、何で?
暴れん坊というかやんちゃ坊主というか、そんなスティーブンが好きでした。
個性的な役が多かったよね、すごい2枚目なのに。
今回、映画俳優という役どころで、普通にお父さん。
結構癒し効果あるみたい。
決して悪いお父さんではないと思う。
娘役にはダコタの妹エル・ファニング。
ダコタちゃんがヴァンパイアとかやってるので、かわいい金髪系の... [続きを読む]
受信: 2011年5月 6日 (金) 15時18分
» SOMEWHERE/スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング [カノンな日々]
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受信: 2011年5月 8日 (日) 12時44分
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受信: 2011年5月 9日 (月) 19時51分
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どうしてだろう、娘との時間が美しいのは。
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ヴェネチア映画祭、金獅子賞受賞で箔がついた、ソフィア・コッポラの4年振りの新作
むむむ、感想から言っちゃうと そんなとるほどの話じゃない。
タラちゃんが審査委員長で今回ひいき目だという声もあがって...... [続きを読む]
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» 『SOMEWHERE』 [ラムの大通り]
(原題:SOMEWHERE)
----これってソフィア・コッポラ』監督の映画だよね。
確かヴェネチア国際映画祭金獅子賞だったような…。
「うん。
実を言うと、
あまりノレた映画じゃなくって、
いったんはスルーしようかと思っていたんだけど、
今回の地震で思うところがあっ...... [続きを読む]
受信: 2011年5月15日 (日) 23時42分
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《SOMEWHERE》 2010年 アメリカ映画 - 原題 - SOMEWHER [続きを読む]
受信: 2011年5月17日 (火) 21時01分
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映画『SOMEWHERE』、好きですね。オープニングの、切り取られた画角の中をフ [続きを読む]
受信: 2011年5月17日 (火) 23時57分
» SOMEWHERE [5125年映画の旅]
優雅なホテル暮らしを満喫するハリウッドスターのジョニー・マルコは、離婚した妻から突然「しばらく家を出るから娘のクレオを預かって欲しい」と頼まれる。久しぶりの娘との生活 ... [続きを読む]
受信: 2011年5月19日 (木) 08時01分
» 「SOMEWHERE」感想 [新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~]
イケメン妖怪スティーブン・ドーフ小僧が、生き別れの一人娘を探して大冒険を繰り広げる、超スペクタクル3Dアクションムービ(殴)
…痛、痛いです、ごめんなさいホント、すみません。ちょっとやってみたかっただけなんです、ゴメンナサイ…。
気を取り直して。... [続きを読む]
受信: 2011年5月20日 (金) 20時12分
» [映画『SOMEWHERE』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆うん、分かる分かる、映評ブロガー・セレブとして名高い私の、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作の感想を聞きたいんだろう?
でもね、私、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを一作も見たことがないんだわ^^;
一週間程前に、前三作を借りてきて見...... [続きを読む]
受信: 2011年5月25日 (水) 22時41分
» 「somewhere」、心を澄まし感性で観ましょう [カサキケイの映画大好き!]
ソフィア・コッポラ監督
出演
ジョニー・マルコ:スティーブン・ドーフ、
娘クレオ:エル・ファニング
98分、2010年制作
アメリカ映画
東北新社配給
特にストーリーらしいストーリーはない。
ソフィア・コッボラ監督が感性で描いた心で観て楽しむ映画だ。
映画スターの主人公ジョニー、
スター目当てで彼の周りを浮遊する人々、
そして一緒にいるだけでずっしりと心に染み込んでくる娘クレア。
三者の関係を「はんなま」に近い状態でドキュメンタリー風味で作品にしたような感じだ。
... [続きを読む]
受信: 2011年6月12日 (日) 13時23分
» 11-130「SOMEWHERE」(アメリカ) [CINECHANが観た映画について]
俺は空っぽの男だ
ハリウッドの映画スター、ジョニー・マルコ。ロサンゼルスのホテル“シャトー・マーモント”を住まいに、高級車を乗り回してはパーティーで酒と女に明け暮れ、まさにセレブらしい派手な生活を送っていた。
しかし、それはいずれも孤独な彼の空虚感を紛らわすだけに過ぎなかった。
ある日、ジョニーは前妻と同居する11歳の娘クレオを夜まで預かり、親子の短いひとときを過ごす。それからほどなくして、自堕落な日常へ戻っていた彼の前に、再びクレオが現われる。前妻が突然家を空けるため、今度...... [続きを読む]
受信: 2011年6月12日 (日) 17時06分
» SOMEWHERE [迷宮映画館]
だめだ。。やっぱりソフィアとは性が合わない。 [続きを読む]
受信: 2011年6月23日 (木) 13時32分
» 『SOMEWHERE』 [だらだら無気力ブログ]
「ロスト・イン・トランスレーション」「マリー・アントワネット」の ソフィア・コッポラ監督が、すさんだセレブ生活を送る映画スターと、 前妻との娘である思春期の少女との束の間の心のふれあいを綴るハートフル ・ヒューマン・ストーリー。 主演は「パブリック・エネ…... [続きを読む]
受信: 2011年6月29日 (水) 01時05分
» 「SOMEWHERE」 [prisoners BLOG]
初めのうちスティーヴン・ドゥーフがやっている男の素性がまったくわからず、同じところを車でぐるぐる回ったり、ホテルの部屋に双子のポールダンサーを呼んでセクシーなダンスをぼうっと眺めたりしているだけで、だんだん映画スターだとわかってくるのだが、わかってきた...... [続きを読む]
受信: 2011年6月30日 (木) 06時28分
» ★ 『SOMEWHERE』 [映画の感想文日記]
2010年。アメリカ。SOMEWHERE.
ソフィア・コッポラ監督・製作・脚本。
『マリー・アントワネット』以来のソフィア・コッポラの待望の新作をやっと見ることが出来た。『ロスト・イン・トランスレーション』から現在まで、ソ... [続きを読む]
受信: 2011年7月 9日 (土) 11時52分
» SOMEWHERE [愛猫レオンとシネマな毎日]
昨年のヴェネチア国際映画祭のグランプリにあたる金獅子賞を
満場一致で受賞した作品です。
監督は、ソフィア・コッポラ。
偉大な監督を父に持つハリウッドセレブです。
主人公は、名誉も人気も手に入れた映画スター、ジョニー。
彼には別れた妻と暮らしている11歳の娘がいます。
毎日、自堕落な生活を送る彼にとっては、娘と過ごす時間は
まばゆく、穏やかで、かけがえのないものでした・・・
ワタシは、ソフィアの作品が好きです。
具体的にどこが?と聞かれたら・・・
彼女が作り出す空気感やセンスが好き!とでも答えま... [続きを読む]
受信: 2011年7月23日 (土) 22時31分
» SOMEWHERE [C'est joli〜ここちいい毎日を〜]
SOMEWHERE'10:米◆原題:SOMEWHERE◆監督:ソフィア・コッポラ「マリー・アントワネット」「ロスト・イン・トランスレーション」◆出演:スティーブン・ドーフ、エル・ファニング、クリス・ポ ... [続きを読む]
受信: 2011年9月 5日 (月) 13時14分
» 【映画】SOMEWHERE [★紅茶屋ロンド★]
<SOMEWHERE を観ました>
原題:Somewhere
制作:2010年アメリカ
これも試写会が当たっていたんだよな。でも震災の影響で中止。ちょっと楽しみにしてたので残念だったな…
なんにしても試写会に応募する時点で興味があるんだから(そうだよね?みんなそうだよね?)、運が良くて当選したんだから絶対に観に行きたい!というのが誰しもだと思うんだけど…
都合がつかなくなって行けないととっても残念だわ。
ソフィア・コッポラ監督最新作という事で、やや期待。
彼女の作品は「マリー・アントワネ... [続きを読む]
受信: 2011年10月30日 (日) 11時45分
» DVD:SOMEWHERE なぜか「あとをひく」L.A.版「甘い生活」 [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラの最新作。
ほとんど「何も起こらない映画」という噂を聞いていたので、かなり警戒して鑑賞。
ところが、そこまでではなかった。
主人公(スティーブン・ドーフ)は、たいした努力もせずとも運よく出世し、今...... [続きを読む]
受信: 2011年11月 8日 (火) 06時49分
» SOMEWHERE [こんな映画見ました〜]
『SOMEWHERE』---SOMEWHERE---2010年(アメリカ)監督:ソフィア・コッポラ
出演:スティーヴン・ドーフ 、エル・ファニング「ロスト・イン・トランスレーション」「マリー・アントワネット」のソフィア・コッポラ監督が、すさんだセレブ生活を送る映画スター...... [続きを読む]
受信: 2011年11月24日 (木) 23時16分
コメント
sakuraiさん、こんばんは!
sakuraiさんはだめでしたかー。
僕はソフィア・コッポラは相性がいいので、けっこう堪能できました。
でもやはりエル・ファニングちゃんがよかったですよね。
今日、「スーパー8」も観てきちゃいました。
投稿: はらやん(管理人) | 2011年6月24日 (金) 22時14分
ドーフという人をあまり知らなかったもんで、彼のセレブ振りがどうにも目に慣れず。
いまどきのセレブって、おりこうさんな人が多いと思いませんか。
破天荒な人ってあまりいないような気がする。
破天荒というより、ただの遊び人ですかね。
それにしちゃ責任なさすぎっしょ。いろん面で、どうしても相容れず。エルちゃんのおかげで、どうにか面目を保った映画ではないかと思いました。
受賞に私情は挟まないで欲しいです!
投稿: sakurai | 2011年6月23日 (木) 13時32分
こんにちは、いつもTBありがとうですー
投稿: mig | 2011年5月14日 (土) 09時10分
rose_chocolatさん、こんにちは!
ダコタ・ファニングは天才子役と言われただけあって、演じるのが上手というのが伝わってきます。
妹のエル・ファニングは演じているのを感じさせない自然さがあるかなと思いました。
投稿: はらやん(管理人) | 2011年5月 5日 (木) 12時36分
エル・ファニングちゃんはある意味、お姉ちゃんよりも
伸び代ありそうでしたね。
今後が楽しみです。
投稿: rose_chocolat | 2011年5月 5日 (木) 08時34分
シムウナさん、こんにちは!
車の周回運動、ジョニーの心情を表すのに効果的に使われていましたよね。
繰り返すこと自体は悪いことではないと思いますが、それが惰性になっていると気づいた時、空しさを感じちゃうのかもしれないですね。
投稿: はらやん(管理人) | 2011年5月 4日 (水) 14時30分
最初のオープニングは、意図的に見えました。
このシーンから、主人公の置かれている状況、心境が手にとるように分かるシーンだったと思います。この映画を観終わったあとのむなしさが訪れてしまったのですが、冷静に今自分が進んできた道を考えてしまってます。
投稿: シムウナ | 2011年5月 4日 (水) 10時01分
KLYさん、こんにちは!
まったりと娘と過ごす日々。
永遠ではないからこそ、大切にしたいという気持ちがあらわれていました。
働き過ぎで、娘といっしょにいる時間のないお父さんに観てほしいですね。
投稿: はらやん(管理人) | 2011年5月 3日 (火) 07時49分
世のお父さんたちは皆きっとあんな風な娘との交流を夢見ているんじゃないでしょうか。
毎日単調な生活を送るのはある意味では大人として当然なのだと思います。でもあの娘の笑顔を見るためならお父さんは頑張れると思うんですよね。
いい光景を見せてもらいました。
投稿: KLY | 2011年5月 2日 (月) 23時56分